西野亮廣があらためて伝えたい、「夢と金」のこと。「お金の不安」は、自分で命を断つ原因にも、犯罪者になるキッカケにもなる

「お金の不安」が引き金
普段は、あまり「時事ネタ」は取り扱わないようにしているのですが、これに関しては「社会問題」というか、「日本が抱えている病気」のようなものだと思っているので、あえて、実名(というか具体例)を挙げて、お話しさせてください。
先日、お笑いトリオ「我が家」の杉山さんが、都内のスーパーで食料品を万引きした疑いで書類送検されたことが分かりました。
先月15日に、目黒区のスーパーでウインナーなど食料品7点を、セルフレジでバーコードを通さずに、袋に入れたらしく、その様子が防犯カメラに映っていたそうです。
杉山さんは調べに対して、「最近収入が少なくなって不安になり、お金を残したい気持ちがあった」と容疑を認めているそうです。
杉山さんは、お仕事で何度もお世話になった先輩で、個人的には「何してんだよ」という気持ちがあります。
「そこまで追い込まれる前に周りに相談してくださいよ」とも思うけど、芸人が「メンツ」の生き物で、そういった相談ができない生き物だということも知っています。
あと、杉山さんは酒癖が少し悪かったから、もしかすると頼れる人がもう近くにいなかったのかもしれない。
アホだと思うけれど、好きな先輩なので胸が痛いです。
芸人なんて、僕を含めて、どいつもこいつもアホなので、是非、反面教師にしていただきたいのですが、やっぱり今回の件で目を向けて欲しいのは、「万引きに至った動機」です。
べつに「スーパーで働く人を困らせてやろう」と思ったわけじゃなくて、杉山さんは「お金の不安」が引き金となって犯行に及んだわけですね。
もちろん擁護する余地などは一切ありませんが、一方で、杉山さんに「お金を作る選択肢」や「お金を守る選択肢」がもっとあれば、このようなことにはなっていなかったのではないか、「お金の不安」を減らせていたのではないかなぁと思います。
日本の教育の弊害
このニュースを耳にした時に、『夢と金』という本を書いた時の気持ち…というか怒りや悲しみに近い感情が蘇ってきたのですが、やっぱり、「お金の不安」というのは、自分で命を断つ原因にもなり、犯罪者になるキッカケにもなるのに、この期に及んで「子供にお金の教育をさせない」とか、真面目にお金の話をしている人を吊るし挙げて「金の亡者」だの「銭ゲバ」だのと腐す日本の風潮は常軌を逸しているとしか言いようがありません。
(続きはこちらから【連載『革命のファンファーレ』から『夢と金』】)
西野亮廣があらためて伝えたい、「夢と金」のこと。「お金の不安」は、自分で命を断つ原因にも、犯罪者になるキッカケにもなる
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