珍獣のススメ

2026年08月22日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/8121746

とっとと趣味を見つけろ | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/8121746

 
 

これはもう「偏愛」や「趣味」に分類される

 
「今は、こういう仕事が上手くいきそうな気がします」という話なんですけども…
 
これまでにもVoicyで散々話してきましたが、今、CHIMNEY TOWNは『河口湖 音楽と森の美術館』の運営にかなりの体重を乗せています。
 
ここでの面白ポイントは、「べつに今、『美術館』が流行っているわけはない」というところ。
 
今のトレンドは言わずもがな「AI」でして、こうして「美術館」に関する発信をしたところでインプを稼げるわけでもありません。
 
もっと言うと、今、CHIMNEY TOWNがやっていることは「事業再生」というもので、この春からスタッフ総動員で、あちこち走り回っていますが、事業再生が必要なプロジェクトからお金をいただくわけにはいかないので、いわゆる「持ち出し」で、今のところ、ほぼほぼボランティアでやっているんですね。
 
整理すると、べつに「注目」が集まるような取り組みでもなければ、実入りの大きい取り組みでもない。
 
それでも毎週定例会議をおこない、毎週、河口湖に通って、もちろん交通費も宿も自腹。
 
そこに「コスパ」や「タイパ」などといった言葉はありません。
 
会社としては、少なくとも今の時点ではやればやるほどマイナスになるわけですが、それでも、僕も、CHIMNEY TOWNのスタッフも「おもろいなー」「おもろいなー」と言いながら、『河口湖 音楽と森の美術館』と向き合っています。
 
一点、「投資と思えばプラス」という考え方がありますが、現場で手を動かしている僕らは「投資」と割り切ってやっているわけではなくて、シンプルに「やっていることが楽しいから、夜遅くまでやっちゃう」という感じです。
 
なので、『河口湖 音楽と森の美術館』でイベントがあった夜は、2次会や3次会まで皆、残って、「次、何する?」「あそこを、もっと、こうした方がいいんじゃない?」みたいな会話を夜遅くまでやっていますし、なんなら、遅くまで飲んだ翌朝も、開館前に美術館に行って、館内を歩き回って、「もっと、やれることはないか?」と答えを探しています。
 
こうして喋っている間も、美術館に行きたくなっていて、これはもう「偏愛」や「趣味」に分類されると思います。
 
 

これから面白がられるのは、極めて「趣味」に近いもの

 
そして、ここからが本題です。
 
「コスパ」や「タイパ」の話をした時に人間の上位互換にくるのがAIであることは周知の事実で、そうなってきた時に、これから面白がられるのが、この「べつに誰から求められているわけでもないけどやっちゃうこと」や「とくに、お金になるわけでもないけどやっちゃうこと」といった、極めて「趣味」に近いものになってくるのではないか?という話です。
 
この手の「偏愛しか残らない」という話って、数年前からチョコチョコと聞こえてきていたと思うのですが、実際に自分がAIをガッツリと触りつつ、その一方で、「コスパ」「タイパ」ガン無視で進めているプロジェクトをやってみた結果、余計に思うのですが、後者は競合が出てこないから、どんどん積み上がっていくんです。
 
そして、世の中に見つかった時には、もう二番煎じが追いつけないぐらいの差が開いてしまっている。
 
今、「AIが書いた文章って、すぐ分かるから、やっぱり手書きで書くべきだよね」とか、それこそ、「エーベックスの松浦会長のnoteが実はAIで書かれていた」といった議論が方々で起こっていますが、その是非について議論するのなんてマジで今だけだと思っていて、まもなく、生まれた時から「AIテキスト」や「AI動画」を食べているAIネイティブが出てくるわけで、彼らからすると、AIは日用品でありインフラであって、その是非を問うものでも何でもない。
 
2年以内にその時代が来ることは間違いなくて、だからこそ、今のうちに「他の人が、コスパ悪くてやってられないけど、自分だけは夢中になれること(意味のないこと=趣味)」を見つけて、2年ほどかけてコツコツ積み上げておいて、AIによって「コスパ・タイパを極めし人」が世界を埋め尽くした時に、「すんません。この間、自分は、こんなものを作ってました」と見せ物小屋的な、珍獣的なコンテンツを出すのが良さそうです。
 
道具が揃って、道具の機能で差をつけられなくなった時代に最も必要なのは「ポジション」で、議論の中心は「AIを使うことの是非」ではなく、「誰がAIを使うか?」になってくるので、とっとと趣味を見つけて変なヤツになっておくことをオススメします。
 
 
【イベントのお知らせ】
 
9月19日(土)16時30分より、『河口湖 音楽と森の美術館』にて、事業投資型クラウドファンディングに挑む起業家たちによるガチンコ・プレゼンショー『投資村』を開催します。
 
出演は、西野亮廣ほか。
 
「喧嘩コンテンツ」でも、「説教コンテンツ」でもありません。
 
起業家たちが自らの事業と向き合い、事業を立ち上げ、資金を集め、実際に運用していくまでの過程を追いかける、建設的な“事業ドキュメンタリー”です。
 
ぜひ、会場でその熱量を体感してください。
 
チケットはこちらから↓
https://chimney-ticket.jp/event/group/23820fc4-2ec3-4a8e-9a75-c80e0b2d2e07/8c5be64a-3d8a-4d8f-a3fc-55e0889b267e
 
 

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【注意】
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