『クラウドファンディング×分業』の難しさ

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【みんなで大家さん】キンコン西野がテレビのニュースにブチギレ | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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「失敗」と「不正」は別次元の話
最近、ある報道番組で「みんなで大家さん」を巡る問題が特集されていました。
番組の中では、成田空港周辺で計画されていたGATEWAY NARITAの遅延問題に加えて、三重県伊勢市にある伊勢忍者キングダムの分配金停止の話も、一緒に紹介されていたんですね。
で、僕はこれを観て、「これはちょっと危ないニュースの作り方だな」と思いました。
まず、整理します。
成田ゲートウェイの問題は何だったのか。
これは「事業が遅れたこと」そのものが問題だったわけじゃありません。
大型開発が遅れるなんて、正直、珍しくもない。
問題だったのは、遅延しているという重要な事実を、出資者に十分に説明してこなかったこと。
つまりこれは「投資が失敗したかどうか」の話ではなく、説明責任・ガバナンスの問題です。
一方で、伊勢忍者キングダムはどうか。
報道では、「集客に苦戦して売上が出ていないため、分配金が止まっている」と説明されていました。
でも、これって──
投資として、めちゃくちゃ普通の話なんですよ。
事業に出資して、思ったほどお客さんが来なかった。
だから利益が出ない。
だから分配もできない。
元本保証なんて、最初からされていない。
これは投資が“ハズれた”だけの話です。
ここで、決定的に違うのは何か。
成田ゲートウェイは「説明しなかったこと」が問題。
忍者キングダムは「説明した上で、儲からなかった」だけ。
この二つは、まったく別の次元の話なんです。
ところが、そのニュースは、この二つを同じ文脈で並べてしまった。
結果、視聴者の頭には、こんなメッセージが刷り込まれる。
「投資って、本来は全部儲かるものなのに、儲かっていない案件がある。だから怪しい。危ない。」
……いやいや。
それ、投資の前提を丸ごと間違えてる。
不祥事以上に深刻な問題
投資っていうのは、当たることもあれば、外れることもある。
赤字も出るし、分配が止まることもある。
だからこそ、リターンがある。
それを、「儲からなかった=悪」みたいに扱い始めたら、もう投資という概念そのものが成立しない。
このニュースの作り方の何が一番マズいかというと、「失敗」と「不正」を、同じ箱に入れてしまっていることです。
事業がうまくいかなかったことと、説明を怠ったことは、全然、違う。
でも、それを一緒に報じてしまうと、視聴者はこう思う。
「投資は危ない」
「挑戦するやつは怪しい」
「やっぱり貯金が一番安全」
この空気が広がると、何が起きるか。
・新しい事業にお金が回らない
・挑戦する人が減る
・エンタメも、文化も、街づくりも、全部萎む
つまり、社会からリスクマネーが消える。
これは、不祥事以上に、長期的にはずっと深刻な問題です。
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