事業継承に盛大に失敗した話

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事業継承を盛大に失敗した話 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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事業ごと次の世代に任せてみたが、誰もそれを背負えなかった
春に刊行予定のビジネス書が、このたび無事に書き終わりました。
自分で言うのも何ですが、内容にはこれまでで最も手応えを感じています。
ただ、原稿をあらためて読み返してみると、論の運びが少し“上から目線”に映る部分もあるように思えました。(それがビジネス書なんだけど)
そこで今日は、理論や成功談ではなく、あえて自分の「失敗」について整理してみたいと思います。
およそ一年前にも、この話題に触れたのですが、そこから答え合わせができたので、今回は、その経緯も含めて、自分の失敗談を率直にお話ししようと思います。
「CHIMNEY TOWN」という会社を立ち上げて、そこそこ長い時間が経ちました。
やっぱり会社をやっていると、どこかのタイミングで、「次の世代にバトンを渡して、会社をさらに大きくしていこう」と考えるんですね。
「事業継承」とか「世代交代」とかいうアレです。
実際、世の中でも「いつまでも創業者が前に立つべきではない」という空気は、確実にあります。
それもあって、たとえば、ニューヨークでのミュージカル事業。
「一度やってみて」と言って、事業ごと次の世代に任せてみたんです。
他にも、いくつかのプロジェクトを、意識的に手放そうとした時期がありました。
でも、結果としては、誰もそれを背負えませんでした。
理由は体力的なものだったり、精神的なものだったり、様々ですが、どこかのタイミングで、「やっぱ無理っす」となっちゃうんです。
「事業継承」を自分の責任から逃げるために使っていたんじゃないか
仕方が無いので、僕が一人で、焼け野原と化した戦場を歩き、謝罪してまわり、お金をどうにか工面して、前任者が知らない間に結んでいた奴隷契約を解いては…「引き継ぎの設計を間違ったのかな?」とか、「権限の切り方を間違ったのかな?」とか、「情報共有不足だったのかな?」という反省が次から次へと降ってくるわけですが、
ただ、今になって思うのは、それ以前の、もっと根っこの話だと思います。
もしかすると僕自身、「次の世代にバトンを渡す」という行為を、「事業拡大」という名目で、自分の責任から逃げるために使っていたんじゃないかということです。
「育成」「継承」「拡大」といった、もっともらしい言葉を使って、ただただ逃げてただけじゃないかと。
やっぱり、ニューヨークで事業をやるというのは、言語も文化も違う。
トラブルも多いし、精神的な負荷も大きい。
「大変そうだな」
「できれば誰かに任せたいな」
そう思っている自分は、確かにいたんですよね。
今振り返ると、「次の世代に託す」という美しい言葉は、自分自身を納得させるための「合理化」だったのかもしれません。
先ほども申し上げましたが、結局、僕は一度渡したバトンを、すべて巻き取りました。
それが、この1〜2年です。
すると、この1〜2年で、CHIMNEY TOWNという会社は、むしろ以前よりも大きくなった。
「なんだよ、自分でやれば良かったんじゃないか」と思ったんです。
同じようなことを、後輩にも伝えたことがあります。
年末フェス「天才万博」をやっているホームレス小谷くん。
あの『天才万博』も10年目あたりを節目に、次の世代に渡そうとして、うまくいかなかったんです。
そこで、打ち上げの席で、「もしかしたら、渡すのが早かったかもしれない。一回、もう一度自分で巻き取ってみたら?」と話した結果、今回の『天才万博』は良かったんです。
確かな熱狂がありました。
「任せる」ことと「逃げる」ことは、紙一重
とはいえ、どこかで「事業継承」はしなきゃいけないんですよ。
その答えは僕はまだ持ってません。
失敗した組なので。
今日伝えたいメッセージは一つだけです。
リーダーは、「事業拡大」や「世代交代」という言葉の裏に、自分の“責任回避”が紛れ込んでいないか、ということ。
それ「任せる」じゃなくて、「押し付ける」だろ、という話。
「任せる」ことと「逃げる」ことは、紙一重です。
そして、その境界線を一番ごまかせてしまうのが、他でもないリーダー自身なんだと思います。
今日は、そんな話でした。
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