【カジサック】良い相方に恵まれた

2025年12月23日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

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https://voicy.jp/channel/941/7396536

【カジサック】」良い相方に恵まれた話 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

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僕を、光り輝くステージまで連れていってくれたのは、間違いなく梶原さん

 
目立った才能を持ち合わせていないまま、ただ「エンタメが好き」という理由だけで、19歳でこの世界に入って、右も左もわからなかった僕を、光り輝くステージまで連れていってくれたのは、間違いなく梶原さんです。
 
今も素晴らしいですが、当時の梶原さんも本当に面白くて、相変わらずネタやボケは全然面白くなかったのですが、とにかく圧倒的に「華」があって、なにより体のバネが異常で、普通のことを言っているのに面白く見えたんです。
 
書籍化された『下町ロレックス』なんて、まさにその延長で、あれって、「全然面白くない話を、面白そうに喋るから、面白く見えてくる」という梶原雄太の真骨頂だと思うのですが、当時から、その片鱗はあったし、NSC(吉本の養成所)の生徒は全員「アイツの何が面白いねん」と思っていたけれど、同時に、全員が梶原雄太に嫉妬していました。
 
僕は、たまさか「相方」だったので、「嫉妬」という感情を持つことはありませんでしたが、コンビを組んでいなかったら「あんなヤツのどこが面白いねん」と言いつつ、皆と同じように嫉妬していたと思います。
 
それほど異質な存在でした。
 
 
時は流れ流れて、今から7年ほど前。
 
いろんな苦労がありましたが、梶原雄太がついに「カジサック」でブレイクします。
 
本人がネタにしているので、もう言っちゃっていいと思いますが、カジサックになる前の梶原雄太が突破口を見出せずにいたことは相方だから分かっていて、だけど、だからといって「お前、足が遅いな。はい、サヨナラ」とは言えません。
 
彼には養っていかなきゃいけない家族があって、それは同時に僕が守らなきゃいけない人達でもあるので、その為にキングコングで地方の営業とかも当時は結構行ってたんですね。
 
僕は遠くに行きたかったけれど、それ以上に一緒に行きたかったので、「早く行きたけりゃ一人で行け。遠くに行きたけりゃ皆で行け」という言葉どおり、一緒に行くことを選びました。
 
ただ、一方でそれは「早く行けない」時の言い訳にもなりうるよなぁと思って、まさか「梶原さんのせいで、自分は違う場所に行けない」なんて言いたくもなかったので、とにかく、来るべき時に備えて、徹底的に準備をしていたら、ついにカジサックがブレイク。
 
もう、十分家族を養っていけるようになったので、そこから安心して海外戦に舵を切ることができました。
 
「梶原雄太の成長を待った勝利」とも言えるけれど、そんなことよりも、相方が30代後半でブレイクするというのは奇跡みたいな話で、やっぱり僕はその恩恵を大きく受けた。
 
結局、僕の芸能人生を振り返ってみると、世に出してくれたのも梶原雄太だし、海外に送り出してくれたのも梶原雄太なので、テレビでは一度もウケているところを見たことがないし、テレビでは死ぬほど足を引っ張られていますが、そんなのは安いもので、やっぱり僕は梶原雄太には感謝しているんです。
 
 

「俺、もっと、やらなアカンわ…」

 
そんな中、昨日、年内最後の『毎週キングコング』の収録がありまして、収録もメチャクチャ面白かったのですが、収録後に梶原さんとウダウダ喋っていた時に、急に梶原さんが「俺、もっと、やらなアカンわ…」という言葉を溢したんです。
 
「どうしたの?」と聞くと、先のM-1グランプリで、芸人さん達が命を削って戦っていて、そこにお客さんが熱狂しているところを見て、「自分は今、ここまで熱狂できていない」と思ったんですって(笑)
 
「自分も何かしないといけない!」と焦ったそうです。
 
彼は45歳で、YouTubeでも成功して、大きな家も建てて、家族も立派に養って…世間的には絶対に成功者だし、僕からしても、僕よりも多くの幸せを手に入れた人だと思うのですが、それが全然納得いっていなくて、それどころか後輩達の戦いを見て、「悔しさ」のようなものを滲ませていて…本当に良い相方に恵まれたなぁと思いました。
 
やっぱりプレイヤーはそうであるべきだし、ここで「余裕のある先輩ヅラ」なんてして欲しくないし、表現者としては、ずっとクヨクヨして、ずっと満たされないでいて欲しい。
 
そういう人が自分の相方であることの幸運を昨日は強く感じました。
 
たぶん梶原雄太はこのまま50歳になっても、どこかクヨクヨしていて「うまくいかないなぁ」と言っていると思います。
 
相方として、その問題を一緒に解いていけたら最高。
 
 
来年は『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』という大きな勝負が控えていますし、CHIMNEY TOWNとしては新しいプロジェクトがドシドシ立ち上がっています。
 
ニューヨークの方もかなり忙しくなってまいりました。
 
だけど、その隙間を縫って、キングコングでもヒリヒリするような勝負を仕掛けたいと思います。
 
たぶん、「一緒にやろうよ」という言い出しっぺになるのは僕だと思うので、ちょっと色々と考えてみます。
 
楽しみにしておいてください。
 
 

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