「ギフト化」できるものと、できないもの -

「ギフト化」できるものと、できないもの

2025年12月22日

書いた人：西野亮廣 公式LINE

（※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓）
https://voicy.jp/channel/941/7396359

キンコン西野が仕掛ける「マッチングサービス」 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

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親御さんとの間に成立した暗黙の約束

　
『映画えんとつ町のプペル〜約束の時計台〜』（2026年3月27日公開）を、一人でも多くの方に届けるため、連日、各地を奔走しています。
　
先日、大友啓史監督とご一緒した席で、「プロデューサー的な立場にある西野さん自身が、広告塔として前に立てるのは大きな強みですよね」という言葉をいただきました。
　
まさにその通りで、あらためて「広告塔として動ける自分が動かずして、誰が動くのか」と自戒しながら、今日も東へ西へ、前売券の手売りを続けています。
　
もちろん、手売りは今後も継続しますが、それと並行して「『えんとつ町のプペル』ならでは」の打ち手も積極的に投入していきます。
　
その一つが、「ギフトとして届ける」というアプローチです。
　
『えんとつ町のプペル』は、出発点が絵本であったこともあり、「自分のために消費するもの」ではなく、「誰かに贈るもの」として受け取っていただける可能性を、これまで幾度となく示してきました。
　
「利用者」に購入していただくのではなく、「寄贈者」に購入していただく。
　
映画に置き換えれば、「映画を観る人」にチケットを買ってもらうのではなく、「映画を観せたい人」がチケットを購入する、という構図です。
　
『えんとつ町のプペル』というIPには、いわゆるエロ・グロ・暴力表現がありません。
　
そのため瞬間的な刺激や話題性という点では不利かもしれませんが、その代わりに、「安心して子どもに観せられる」という、親御さんとの間に成立した暗黙の約束があります。
　
この信頼こそが、ギフト需要へとつながっています。
　
それは絵本に限らず、映画でも、ミュージカルでも同様です。
　
もっとも、同じことを他作品で再現するのは、決して簡単ではありません。
　
多くの作品は、「中身が分からない状態」で購入されます。
　
たとえ実際には刺激的な表現が含まれていなかったとしても、それを事前に保証する手段がなければ、ギフトとしては成立しにくい。
　
結果として重要になるのは、作品そのものではなく、「作者との約束」です。
　
普段から一貫してエロ・グロ・暴力に頼らない表現を選び続けていれば、「あの人の作品なら大丈夫だ」という信頼が生まれます。
　
しかし、過去作でそれらに手を伸ばしていれば、「今回も含まれているかもしれない」と警戒され、ギフトとしての機能は失われてしまいます。
　
物語を書いたことがある方なら分かると思いますが、エロ・グロ・暴力は、物語上の大きな装置になり得る分、意図的に避け続けるのは決して容易ではありません。
　
多くの創作者が、どこかのタイミングでそれらに触れているのが現実です。
　
そういう意味では、今日お話ししている内容が、そのまま誰にでも当てはまるわけではありません。
　
ただ、「ならではの攻め方」の一例として、僕たちが見出した可能性を共有させていただいています。
　
　

クラウドファンディング上で行う「マッチング」

　
こうした背景を踏まえ、年明けから新たなクラウドファンディングを立ち上げる予定です。
　
内容は、クラウドファンディング上で行う「マッチング」です。
　
『映画えんとつ町のプペル〜約束の時計台〜』を観たい子ども施設と、その子どもたちに映画を観せてあげたい大人（個人・法人を問いません）をつなぎます。
　
実はこの取り組みは前回も実施しており、「地元の子ども施設に映画チケットを贈りたい」という企業が、想像以上に多く存在することが分かりました。
　
「地域に還元したい」「地元の人たちに自社を知ってもらいたい」といった思いが、その背景にあったのだと思います。
　
そのため、クラウドファンディング上で掲載する子ども施設の名称には、「○○県○○市の〜」という形で所在地を明記させていただく予定です。
　
スピード感を持ちながらも、丁寧に進めていきたいと考えています。
　
まずは、『映画えんとつ町のプペル〜約束の時計台〜』を観たい子ども施設の募集から始めます。
　
下記のフォームより、「団体名」「子どもの人数」「所在地」などをご記入のうえ、ご応募ください。
　
CHIMNEY TOWNのスタッフが責任をもって、迅速かつ丁寧に対応させていただきます。
　
▼『映画えんとつ町のプペル〜約束の時計台〜』を観たい子供施設の応募はコチラから↓
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScgivKcdNVzbkUsxa6Q2hq7vDFtCKOjNGt_7DQMjTYGqjvy6w/viewform
　
　

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CHIMNEY TOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
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★iPhoneの場合
→画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと! 　
　
★Androidの場合
→画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
　
【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー！
　
　
いつも応援ありがとうございます！
「西野亮廣エンタメ研究所」ではオンラインサロンの会費を活動資金として、さまざまなプロジェクトに挑戦しています！
　
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