これが4億5000万円かけた舞台! 西野亮廣が情熱と執念でつくり上げた「ミュージカル えんとつ町のプペル」にド肝を抜かれた

2025年08月28日

書いた人:CHIMNEY TOWNスタッフ 公式LINE

この記事は、2025年08月15日に掲載された「GOETHE」(幻冬舎)の記事より一部転載しています。
(※今日の記事のGoetheはコチラ↓)
https://goetheweb.jp/person/article/20250815-poupelle-kaat

これが4億5000万円かけた舞台! 西野亮廣が情熱と執念でつくり上げた「ミュージカル えんとつ町のプペル」にド肝を抜かれた

https://goetheweb.jp/person/article/20250815-poupelle-kaat

 
 
絵本「えんとつ町のプペル」にしのあきひろ著)が、KAAT神奈川芸術劇場で「ミュージカル えんとつ町のプペル」となって2025年8月30日まで上演中。
 
その驚くべきスケールとは!? 編集部が観劇した(ネタバレ有り)。
 

 
 

オーケストラの生演奏でプペルたちが歌い踊る

 
総制作費4億5000万円。
 
構想に4年以上を費やした超ビッグプロジェクト「ミュージカル えんとつ町のプペル」がKAAT神奈川芸術劇場でついに幕を開けた。
 
2016年の発売から現在までで70万部以上を売り上げている絵本「えんとつ町のプペル」のミュージカル化である今作。
 
製作総指揮、脚本および劇中歌の作詞作曲を、原作者である西野亮廣氏が手掛ける、まさに西野氏の渾身の舞台となっている。
 
劇場に一歩足を踏み入れれば、まず圧倒されるのはその舞台セット。
 
製作費4億5000万円のうちのほとんどはこの美術セットに費やされているそうで、薄暗い舞台の上には絵本の表紙そのままの「えんとつ町」が広がっている。
 
上演中はもちろん撮影禁止、さらに上演終了後はなんとこのセットは変わっているらしい。
 
編集部が訪れた観客を招いてのゲネプロの日、場内アナウンスは西野氏本人によるもので「上演前の今しか、このセットの写真は撮れませんので、今がチャンスです!」と、撮影を促していた。
 
なお、どの日であっても開演前に写真を撮ることは可能なので、ぜひ近くまで寄ってカメラに収めることをおすすめしたい。
 

 
 
物語は、エハラマサヒロ氏演じるスコップの語りからスタートする(ダブルキャストにダイノジ大地洋輔氏)。
 
軽妙な語りから、歌とダンスへと次々に転換。
 
妙に音楽に臨場感があると思ったら、セットの後ろえんとつ町の煙の向こうでうっすらと、指揮棒を振っている人影が見える。
 
そう、音楽は舞台上のオーケストラによる生演奏なのだ。
 
ピアノ、管楽器などの臨場感のある生音とともに、キャストたちの歌声が響く。
 
これまで2年近くに渡り、このミュージカルの製作風景を西野氏のYouTubeチャンネルでは「Back Story」として公開してきた。
 
キャストのオーディションは2年前の2023年に行われ、もちろんその様子も公開されている。
 
キャストの名前で集客をしないとした本作、オーディション動画を先に見ておくと「あの時オーディションを受けていた子が、ここまで……」と2年後の成長を目の当たりにできるのでおすすめだ。
 

 
 

舞台装置だけではない! ディテールにも注目を

 
時にダンサーたちは客席にも現れ、豪華絢爛な衣装で観客を魅了する。
 
ハロウィンパーティの光る衣装にも注目だ。
 
くるくる舞台上を移動するえんとつや、プペルが働く仕立て部屋の色彩にも目を奪われながらも、ふと劇場の天井を見上げてみれば、えんとつ町のえんとつから吐き出された煙が漂っているのがわかる。
 
あまりに巨大でリアルなセットゆえに、「そうか、煙か」と素直に受け止めてしまったが、しかし考えてみればここは劇場で、さすがに大量のスモークを炊いたらまずいのではないか。
 
そうじっと目をこらすと、薄い布が天井にはりめぐらされているのが確認できた。
 
実はこの布一枚一枚も、「煙に見える」ような素材を厳選して集めてきたのだという。
 
大道具や舞台装置だけではない、ディテールにもとことんこだわったからこそ、4億5000万円という莫大な製作費になったのであろう。
 
よく映画で「総製作費〇〇億円」というフレコミを聞くが、映画の場合は実際のセットを見ることはできない。
 
一方でこちらでは肉眼で「総製作費4億5000万円」をしっかり目撃できるのだから、細部まで注目したい。
 
開演前に舞台上を歩ける企画も発売されたというが、残念なことに現在は完売している。
 
チケットを入手できた観客は、4億超えのセットを間近で見ることのできる貴重な機会を楽しんだに違いない。
 
TKOの木下隆行氏が出演するえんとつ掃除のパートは「ウエスト・サイド・ストーリー」を思わせる軽快なリズムで進んでいき、ゴミ人間と呼ばれ追われるプペル(廣瀬友祐)と主人公ルビッチ(笠井日向/小野りり子/小笠原栞夏)の交流に心が温まったり、しめつけられたり。
 
絵本にはないエピソードも盛り込んで物語は進んでいく。
 

 
 

執念と情熱の星空のラストシーン

 
実は、本公演は幕開け直前に「チケットを全部売り切っても1億5000万円の赤字」という事実が発覚していた。
 
セットはその時点ですでに出来上がっていて削減は難しく、またチケットもほぼ売り切っていた。
 
このまま採算度外視で突き進むのしかないかと思われたが、なんと現在はその赤字を回収しているという。
 
その方法はとてもシンプルで、とにかく「諦めず動いた」こと。
 
講演会やコンサルティングなど、自身が行う最小限の活動で予算を確保できる取り組みを実施したり、スタッフの配置の見直し、手の空いている時間は本来の担当部署以外の業務にも積極的に関わり、チーム全体で可能なことは役割にとらわれず対応するなど徹底的な予算づくりとコストカットに取り組んだ。
 
とにかく、動く。
工夫次第で赤字は埋められる。
 
かつて著書『夢と金』で「金が尽きると夢が尽きる」と、そして金がないことを苦に命を落とす人々をこれ以上増やさないためにと、「金」についての教養を熱く説いてきた西野氏らしい、執念を見せつけたのだ。
 
えんとつの煙で空を覆われた町で、誰も見たことのない星を見る。 
 
主人公ルビッチの「執念」、いや「夢」もまた舞台で炸裂。
 
物語後半では巨大な船が舞台上に現れ、帆を張って海へと進んでいく。
 
星が見えるその瞬間、客席の足元を含め途方もない数のライトがいっせいに光り、まさに観客ひとりひとりが星空に包まれたかのような体験に。
 

 
足元から淡く発光する星と、舞台の天井いっぱいに輝く星。
 
登場人物たちと同じ目線、同じ気持ちで星を眺めながら、観客の多くが、童心に返って感嘆の声を漏らしていた。
 
ちなみにこの「星空」を、上演終了後、自由に写真を撮って回れる「星空ウォーク」付きのチケットも発売されたという。
 
現在は公演チケットはほぼ完売、わずかに放出される席があるかないかという状態だ。
 
配信チケットもあるのでそちらでも、西野亮廣氏の注いだ情熱と、えんとつ町の世界に思いを馳せてみてほしい。
 
ミュージカル えんとつ町のプペル
開催日:2025年8月9日(土)〜 30日(土)
会場:KAAT 神奈川芸術劇場(神奈川県横浜市中区山下町281) 
 
 

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密着ドキュメンタリー【BackStory】はこちら!

 

 
毎週金曜日20時に配信されている、ミュージカル『えんとつ町のプペル』制作の裏側ドキュメンタリー。
これまでのBackStoryをチェック。
 
 
 
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