演劇の宣伝のことや、事務所を独立したタレントさんのことなど

2025年07月26日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/6932382

演劇の宣伝のことや、芸術事務所を辞めたタレントさんことなど。 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/6932382

 
 

『中身は開けてからのお楽しみ』という届け方、そろそろやめた方が良くないっすか?

 
昨日はミュージカル『えんとつ町のプペル』の稽古場に、ラストシーンで登場する「船」がやってまいりました。
 
密着ドキュメンタリー『BackStory』をずっとご覧になられている方は薄っすら記憶にあるかもしれませんが、今回のステージは前方と後方になんとなく分かれていて、ステージの後方は2.5メートルぐらいの高台になっているんです。
 
「その高台になっているステージを左右に真っ二つに割って、その中から船を出したい」と光夫さんが言い出しまして、2.5メートルの高台を割って、それよりも小さな船が出てきてしまったらマトリョーシカみたいな感じで可愛くなっちゃうじゃない?
 
というわけで、割れたステージから、さらに大きな船を出すことになり、その船が昨日、稽古場に届いたのですが、デカすぎて全員笑ってしまいました。
 
やっぱり「デカい」は正義ですね。
 
もちろん、ここから「このバケモノをどうハンドリングするんだ?」という課題はあるわけですが、そこには有無も言わせぬエネルギーがあって、劇場エンタメは、そういったエネルギーを浴びる場所でもあると思うので、なんだかキャスト&スタッフ全員のスイッチが入って最高でした。
 
そんな中、昨日、スタッフから「この船って、SNSにアップしても大丈夫ですか?」と確認があって、「大丈夫に決まってるじゃないですか。こんな画像や映像を見ちゃったら、生で観に行きたくなるでしょ!」と返したのですが、そういえば多くのカンパニーは、こういう画像や映像を公演前に出しちゃいけなかったりします。
 
一般的にはNGのところが多いから、今回も「この画像をSNSにアップして大丈夫ですか?」という確認が僕のところまで飛んできたわけですね。
 
もちろん彼らの言い分は分かります。
 
「ネタバレになるから」みたいなところでしょう。
 
というわけで今日は、「もうそろそろ『中身は開けてからのお楽しみ』という届け方、やめた方が良くないっすか?」という提案をさせていただきたいと思います。
 
 

どんな内容か教えてくれないと、さすがに足を運べない

 
まず、10年前と今とで圧倒的に違うのは、「コンテンツの数が(体感で言うと)10万倍ぐらい増えた」ということ。
 
「生成AI」の登場も相まって、「石を投げればオリジナル作品に当たる」という状況になっていて、まず、この大きな流れを受けて、大手は基本「原作モノ」しかやらなくなったし、ファンコミュニティーを利用して、「たくさんのIPを作る」から「ひとつのIPを掘り下げる」という方に大きく舵を切りました。
 
これを受けて、強いIPを持たないショート動画勢が「とりあえず弾を打って、ヒットの型を探して、型を見つけたら、そこに全集中」という乱打戦からの選択と集中を展開しています。
 
「舞台のオリジナル作品」というのは、そのどちらでもなく、すでに多くのファンを抱えている有名IPをブラ下げて戦うわけでもなく、ショート動画のように「とりあえず弾を打つだけ打って、アタリを探る」という方法もとれない。
 
一般的な舞台作品は、数ヶ月かけて、そこにニーズがあるかどうかも分からない誰も知らない作品を作り上げて、ポスターに書かれた「作品の見所」という数行だけで劇場にお客さんを呼んでいるわけです。
 
今のお客さんからすると、もはや「恐怖体験」です。
 
目隠しされて、口の中に食べ物を放り込まれる感じです。
 
しかも、場合によっては公演時間が「3時間」あったりもするわけで、ハズレた時の痛みが大きすぎる。
 
小さな劇場だと「あ。アイツ、途中で帰りやがった」と思われるので、途中退席もできない。
 
せめて、「どんな内容か?」だけでも、もう少しだけ教えてくれないと、さすがに足を運べないわけで、お客さんが、このような状況に追いやられているというのに「作っている途中のものを見せないカンパニー」は今でも全然あって、もっと言うと、先日のVoicyでもお話しさせていただきましたが「稽古場は写さないでください」という役者さんが一人二人混じってしまっているせいで撮影できない…があったりする。
 
なかなかハードモードです。
 
 

8月28日公演終わりにミニライブ、宮迫さんとミュージカルまわりの話をします

 
さて。
 
そんな中、久しぶりに宮迫博之さんのお話です。
 
最近、宮迫さんがオリラジの中田君や戸田恵子さんから「ミュージカルをやりなさい」と言われている動画を見つけまして、そこで御本人も「オーディションから受ける」という話をされていたんですね。
 
宮迫さんのポテンシャルはよくよく知っているので、すっごく良いアイデアだなぁと思って動画を見ていたのですが、一方で急に現実的な話をすると、芸能事務所を独立すると本当に何から何まで自分でやらなくちゃいけないんです。
 
スケジュール調整は勿論のこと、ギャラ交渉や、契約書のウンヌンカンヌンに至るまで。
 
商品やサービスを展開していこうと思ったら、問い合わせや総務も固めなきゃいけない。
 
そうなってくると「採用」が必要になってくるわけですが、タレントさんって基本、こういうことをやらずに大人になってしまった生き物なので、タレントとしてのポテンシャルとは別のところ…バックオフィスのハンドリングが上手くいかずに、かなり活動に制限がかかってしまうんじゃないかなぁと思っています。
 
そういえば、このへんの話を宮迫さんとできていなくて、せっかく宮迫さんがミュージカルに興味を持ってくださっているのだから、お話しするのは今だろうということでお声がけさせていただきました。
 
宮迫さんとミュージカルまわりの話をするとなると、「もうココしかないでしょ」ということで、ミュージカル『えんとつ町のプペル』の8月28日の公演終わりに、「アフタートークショー」と称して、8月28日の公演をご覧になられた方に特典でミニライブをおつけすることになりました。
 
トークショー自体は20~30分程度で、お帰りが遅くなることはありませんので、御安心ください。
 
劇場でお待ちしております。
 
 
◾ミュージカル『えんとつ町のプペル』の8月28日公演(アフタートークショー付き)のチケットはコチラから↓ 
https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2511985&rlsCd=001
 
 

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