『社会』とは勤め始めてからの時間のことではなくて、『外の世界』のこと

2024年10月03日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/6106856

『社会』とは「勤め始めてからの時間」のことではなくて、「外の世界」のこと。 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

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ミュージカル『えんとつ町のプペル』の制作でニューヨークに来ています

 
今、ミュージカル『えんとつ町のプペル』の制作でニューヨークに来ております。
 
今日はこのあとブロードウェイのクリエイティブのコアスタッフがスタジオに集まって、皆で『えんとつ町のプペル』を理解する時間が夜まで設けられています。
 
『えんとつ町のプペル』という作品の世界観設定を共有するだけでなく、「そもそも『えんとつ町のプペル』という作品が生まれる背景には何があったのか?」というところまでを皆で共有します。
 
こっちでは「Same Page」という言葉でよく語られますが、クリエイティブスタッフ全員が認識を共有して、同じ場所に立つことが凄く重要視されています。
 
国も文化も何もかも違う人が集まっているので、「言わなくても分かるよね?」は通用しなくて、「まずはトコトン話し合って、トコトン理解し合いましょう」という儀式が必ずあるんです。
 
 

部署の垣根を越えた「ゴチャ混ぜ交流会」が、ものすごくオススメ

 
今日はそんなニューヨークのクリエイティブの話が聞けると思ったら大間違いで、田舎の中小企業の社長の朝礼のような話をしたいと思います。
 
結論から先に言うと、「CHIMNEY TOWNが定期的に、部署の垣根を越えて、そして、お世話になっている業務委託のスタッフさんや、取引先さん達を招いて、2ヶ月に一回ぐらいのペースでオフィスで飲み会をやっているのですが、これがものすごくオススメです」という話です。
 
もともとは、「違う部署で働くスタッフの苦労や痛みを想像することができないが為に、部署を越えた仕事の発注が乱暴になっちゃいがち」という問題を抱えていて、それに対して、どういう手を打とうか考えたのですが、「どこまでいっても自分がやっていない仕事の苦労を想像することはできない」という結論になったんです。
 
だけど、「そこで『あの人』が働いている」ということは想像できる。
 
結局、会社なんて概念みたいなものでしかなくて、そこにあるのは「人」と「人の感情」で、これが逆回転してしまった瞬間に会社なんて1秒で崩壊するから、「違う部署に仕事を発注する時に、発注先の人の顔が出てくるようにしよう」と思って、部署間を越えたゴチャ混ぜの交流会をしようと思ったわけです。
 
やってみた結果、これはやっぱり凄く大きくて、仕事って意外と「アイツの頼みだから、仕方ない」みたいな感情で回っていることが多いので、ゴチャ混ぜ交流会はそれを加速させる儀式として機能し始めています。
 
#一気に全てが解決することはないけれど
 
 

こんなに手触り感のある「社会」と触れる機会はなかなか無い

 
さらに良いのが、業務委託の方や、取引先さんとの交流です。
 
僕らは高校や大学を卒業して、どこかに勤め始めてからの時間を「社会」と呼んでいますが、たとえば、社会のことを何も知らないプロスポーツ選手や、学校の先生や、マネージャーに守られ倒して社会のことを何も知らないテレビタレントなんてワンサカいるわけで……たぶん、「社会」というのは正しくは「外の世界」のことを指していると思うんです。
 
そう考えると、一つの会社しか経験していない子が「社会」に触れる機会って、実はあんまり無いんです。
 
CHIMNEY TOWNのスタッフにしても、中途で入ってきた人は良くも悪くもCHIMNEY TOWNという会社がトチ狂っていることが分かっているのですが、インターン生や新卒の子はCHIMNEY TOWNを「社会」と思ってしまうキライがある。
 
「初めて関わるプロジェクトが武道館や幕張メッセのライブ」という社会はどこにも無いわけで、だけど、CHIMNEY TOWNしか経験していないと、どれだけ「これは当たり前じゃないんだよ」と口で言ったところで、当たり前としてしまいがちです。
 
#皆が皆じゃありませんが
 
 
そんな中、取引先さんの偉い人達がCHIMNEY TOWNのスタッフと「会社というのはね…」と話してくださったり、「ウチも今、こんなことで困っていてね…」と話してくださったりするわけですが、こんなに手触り感のある社会と触れる機会はなかなか無くて、たとえば(たとえばですよ!)、会社の体制に不満を持っていた子も「これはウチの会社に問題があるわけじゃなくて、そもそも会社というものは、こういう問題を抱えているんだな」と気づいてくれたりします。
 
チームにとって、これほどプラスになることはなくて、始めて間もないですが、ゴチャ混ぜ交流会のインパクトの大きさを思い知っています。
 
先日も、いろんな会社の経営者さんや、役員クラスの方がCHIMNEY TOWNのオフィスに来てくださって、ウチの若手と話をしてくださったので、今度は僕もCHIMNEY TOWNの交流会に来てくださった皆さんの会社の交流会にお邪魔して、「会社って、こういうもんだよ。あんまり社長をイジメちゃダメだよ」という話を外側からしてみたいと思います。
 
必要とあらばお声がけください。
 
そんなこんなで仕事に行ってきます。
 
10月のニューヨークは結構涼しくなってます。
 
 

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CHIMNEYTOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
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★iPhoneの場合
→画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!  
 
★Androidの場合
→画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
 
【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!
 
 
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