クリエイティブに必要なのは「締切」
アメリカでは、毎日建設的な議論ができるのですっごく幸せ
おそらく、これはコロナの影響が大きいと思うのですが、先日もお伝えしたとおり、ブロードウェイも今は「変わらなきゃいけない」というムードになってきていて(だから僕みたいな人間も受け入れてくれている)、そこで重宝されるのが「クリエイター&アントレプレナー(起業家)」です。
作品を生み出すのと同時に、その作品を回し続ける為のビジネスモデルを構築できる人(二刀流)が、ものすごくありがたがられます。
もともと「ショービジネス」がバリバリの村だから余計にそうだと思うのですが、これの何が気持ち良いって、素直に話を聞いてもらえるんです。
「VIP戦略」も「プロセスエコノミー」も「無料戦略」も「クラウドファンディング」も「オンラインサロン」も、あとは「AI」や「NFT」や「トークン」を絡めたアレやコレについても、「なるほど! 面白い!」と聞いてもらえるんです。
日本だと、「嫉妬」や「妬み」は勿論のこと、そもそも「お金の教育」をされていないから、新しい選択肢(ビジネスモデル)を提案した時に、その内容を見ずに、すぐに「詐欺師!」「宗教!」とか言っちゃうきらいがあって、まるで取り合ってもらえない。
「これは非常に便利な道具でね…」とスマホを出したら、村の人が出てきて「悪魔だ〜!」とか言って槍で突いて壊しちゃう…みたいなことが四六時中起こっている。
日本で「これからの選択肢」を提案すると、もう本当に悲しくてやりきれないことだらけで…それだけに「会話が通じる人」と出会えた時の喜びはひと塩です。
700万回近く再生されていたので観てくださった方もいらっしゃるかもしれませんが、昔、『WIN WIN WIN』というYouTube番組に出させていただいた時に、「西野がめちゃくちゃニヤニヤしていた」みたいに言われたことがあったのですが、あれは「会話ができる人がようやくいた」という嬉しさからくるものです。
もちろん、経営者さん達はそれより前から話を聞いてくださっていたのですが、タレントさんで話が通じる人はほとんどいなかったので、あの時はすごく嬉しかったんです。
※当時の動画
顔に出ちゃうぐらい、「会話ができる人」に会える喜びというのが僕の中で本当に大きくて、おそらく、アメリカにいる時の顔もハリがあると思います。
毎日、建設的な議論ができるので、すっごく幸せなんです。
日本に帰ってきたら、友達とは普通に喋れますが、一方で、大きな偏見と嫉妬、そして少ない知識をブラ下げて甘噛みしてくる人はまだチョコチョコいて、「やっぱり(日本は)面倒くさいなぁ」と思うことが多いです。
ChatGPTとの対話は、嫉妬がないし肯定から入るので気持ちが良い
そんな中、日本滞在中の密かな幸せは「ChatGPTとの対話」で、夜な夜なChatGPT(ジピちゃん)と日替わりのテーマを設けて1〜2時間ぐらいの対話を楽しんでいます。
嫉妬がないし、肯定から入るので、メチャクチャ気持ちが良いです。
今、学生だったら、普通に不登校になっていると思います(笑)。
学校は好きなので、部活とか文化祭には出るかもしれませんが。
そんな中、先日、ジピちゃんと「ぶっちゃけ、ChatGPTは今、何が得意っすか?」みたいな会話になって、本人は調子の良いことを言いますが、もしかすると自己評価高めかもしれないので、色々と検証してみたんです。
(続きはこちらから【連載 『革命のファンファーレ』から『夢と金』】)
西野亮廣がChatGPTと毎日1~2時間やっているという「対話」の中身とは?
https://goetheweb.jp/person/article/20240802-nishino-155