クイックビール(ビールのファストパス)という発想

2024年07月23日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/5100285

クイックビール(ビールのファストパス)という発想 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

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ニセコのコンビニ、入って一番最初にある商品、何だと思います?

 
日本に帰ってきて、一番最初に行ったのは、北海道のニセコでした。
 
ニセコといえば、世界中から富裕層が集まる冬の高級リゾートですが、「夏のニセコはどうなってるんだ?」ということで、昨日、弾丸で見学に行ってまいりました。
 
夏はオフシーズンではありますが、夏は夏ならではのレクリエーションが用意されていて、噂に名高いニセコのコンビニ(セイコーマート)に行ってきたのですが、コンビニに入って一番最初にある商品、何だと思います?
 
普通、お店に入ってすぐの窓側には雑誌が並んでいて、入って斜め向かいの商品棚には、僕の家の近所のコンビニだと「栄養ドリンク」とかが並んでいたり、ワックスとか日焼け止めとか文房具系が並んでいたりするのですが、ニセコのコンビニに入って一番最初にある商品は「1万円を超えるシャンパン」なんです。
 
「1万円を超えるシャンパン」が一番目につく場所にあって、一番買いやすい場所にある。求めている人がそれだけいるからでしょう。
 
「夏でも、そうなんだ」というのが今回の発見でした。
 
面白いのが1万5000円のシャンパンの横に、500円のワインとかが売っていて、そして、その横には普通に100円のバナナとかが売っているところ。
 
つまり、富裕層のお客さんだけを相手に商売をしているわけではなくて、「富裕層のお客さんも選択肢の一つに入れて商売をしている」といった感じです。
 
おそらく富裕層であろう外国の方に混じって、普通に、地元のお婆ちゃんとかが買い物に来ているのがニセコのコンビニです。
 
これってメチャクチャ大事な観点だと思っていて、最近、「注意が入った」というほどではないのですが、「コレって、どうなんですかね?」みたいな感じで少し疑問を投げられたことがあって、それが何かと言うと、僕らが用意したVIP向けの商品に対して、「もう少し大衆的な金額にしてみては‥」みたいな不安の声だったんです。
 
Voicyのリスナーさんからすると、「今さら」な話だと思うのですが、僕がVIP向けの商品を出している時は、必ず、他所様の大衆的な値段よりも大衆的な値段でご提供させていただいている商品があります。
 
分かりやすいところでいうと、昨年の幕張メッセのイベントは中学生以下550円で、未就学児は無料にして、より、イベントの間口を拡げました(大衆的にしました)。
 
ここに関して、日本はまだまだ理解が進んでいないのですが、ニセコのコンビニは、富裕層向けの商品と一般層向けの商品が玉石混交で入り混じっている。
 
コンビニだからといって数百円の商品だけで固めていないんですね。
 
そこに「高いお金を払って、自身の問題を解決したい人」がいるのであれば、その受け皿を作っているのがニセコのコンビニで、「高いお金を払って、自身の問題を解決したい人」がいるのにも関わらず、その受け皿を用意しない(する発想すらない)のが日本の一般的なサービスです。
 
 

おそらく他のサービスにも、山ほど取りこぼしがあると思うんです

 
「じゃあ、どういう風に考えればいいの?」というところなのですが、それこそ、先日お話した『ビアガーデン』の件がまさにそう。
 
僕は8月18日に神戸のポートタワーの足元でビアガーデンのアルバイトをするのですが、せっかくアルバイトをするのだから、色々と実験をして、可能性を探りたいと思って、「ビールのファストパス」をオンラインショップで販売したんです。
 
汗だくでお店に入ったら、とにかく1秒でも早くビールを喉に入れたいじゃないですか?
 
プラス100円払えば、「お店に入ってからビールが喉に到着するまでの5分」を削ることができるのであれば、僕だったら、最初の一杯はプラス100円は払います。
 
友達5人と来ていたら、「ここは俺が出すから」と友達分(500円)を払います。
(※2杯目からは要らない)
 
今、この話を聞いて、「いやいや、そんなのにプラス100円は払わないよ」という人がいたと思うのですが、一方で、「私も、最初の一杯までの待ち時間を潰せるのであれば、100円は払うな」という人もいたと思います。
 
日本には「とりあえず、生!」という決め文句(味よりもスピード)があるのに、ここを取りこぼしているのは極めて勿体無い。
 
「お金を払ってでも時間を短縮したい人」は相手にせず、注文が入った順番に対応してしまっていて、結果的に、お店の売り上げを落としている。
 
「ビアガーデンをやってみよう」と思って、すぐに、この「取りこぼし」が見つかったのだから、おそらく他のサービスにも、山ほど取りこぼしがあると思うんです。
 
世の中のサービス提供者さんは一度、「ここのストレスを潰せるのであれば、お金を出すけどな」という人、あるいは、そういう人の気持ちが分かる人に自社のサービスを見てもらうといいと思います。
 
繰り返しますが、めちゃくちゃ取りこぼしがあると思います。
 
つまり、サービス内容をそれほど変えることなく、売り上げを伸ばせると思います。
 
是非、検討してみてください。
 
 
8月18日のビアガーデン(神戸)のクイックビール(ビールのファストパス)はコチラから↓
https://otogimachi.myshopify.com/
 
 

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