3000人の子供達を無料招待できることが決定しました

2024年06月20日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/2820284

3000人の子供達を無料招待できることが決定しました!!! | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/2820284

 
 

クラウドファンディング目標達成の御報告とお礼

 
この度は、2025年8月9日~30日に上演するファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』クラウドファンディングに多大なるご支援を賜り、誠にありがとうございました。
 
皆様の温かいご支援のおかげで、今朝、目標金額である【1800万円】を無事に突破し、シングルファミリーの子供達、多子世帯の子供達、および施設の子供達…【合計3000名以上】の子供たちを無料でご招待することが決定いたしました。
 
たくさんのご支援、本当にありがとうございます。
 
また、クラウドファンディング期間中にページを何度もシェアしてくださったことにも心から感謝いたします。
 
皆様のご協力のおかげで、多くの方々にプロジェクトを伝えることができました。
 
「クラウドファンディングが目標をクリアしました」という御報告と、お礼をお伝えすることが今日の目的なのですが、ただ、御報告とお礼だけで終わってしまうと、なんも面白くないと思うので、一応、今回のクラウドファンディングが上手くハマった要因を僕の知る限りで共有させていただきます。
 
何かの参考になれば。
 
 

今回のクラウドファンディングが成功した3つの理由

 
今回のクラウドファンディングが上手くいった理由は、大きく3つあると思っています。
#たぶん
 
一つ目は、日本中からイジメられながら、12~3年前からクラウドファンディングを続けてきたおかげで、『支援』が文化として根付いているコミュニティーを形成できていたこと。
 
僕が昔からよく言っている「クラウドファンディング成功の秘訣は、自分の半径500メートルにいる人達が、どれだけクラウドファンディングにログインしているか?」というヤツで、なんだか相手を見返しているみたいで嫌な言い回しになりますが(だけど真実なのでお伝えしますが)、やっぱりクラウドファンディングに対して「詐欺ダー!」「宗教ダー!」「銭ゲバだー!」と石を投げていた人達、および、その周りにいた人達には、今回のような未来は迎えられなかったと思います。
 
二つ目は、『えんとつ町のプペル』という作品がネタバレしていたこと。
 
福袋をお歳暮として贈れないように、支援する側(贈る側)からすると、「面白いかどうか分からん作品」は贈れない…というか、そんな博打はできない。
 
やっぱり自分が味見して、「これは間違いない」と思ったもの(中見が確認できたもの)でないと贈れない。
 
これもまた、相手を見返すような言い回しになって嫌ですが、「同じネタをいつまでこすってんねん」「プペルをいつまでしがんどんねん」と言っていた人達には迎えることができなかった未来だと思います。
 
これだけでなく、日本の『新作至上主義』は色んなシーンでマイナスに働いていることが多くて、このあたりについては先日のプレミアム放送(白熱教室)でお話ししているのでご確認ください。
 
※コチラ↓

西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941

 
そして、三つ目は「『想い』を伝え続けたこと」。
 
今回のクラウドファンディングはリターン(返礼品)を一度も追加しなかったんです。
 
リターンは「子供達にミュージカルをプレゼントできる権」のみです。
 
そうした時に、同じ方が少し時間を空けて、2度3度と支援してくださった。
 
新しい商品(リターン)が出たから購入したわけではなくて、中身がまったく変わらない同じ商品だと分かった上で購入してくださったんです。
 
つまり「商品の機能」で支援を集めたわけではなく、想いに共感して支援してくださった。
 
期間中、とにかく徹底したのは「僕が今回のプロジェクトに抱いている想いを伝え続ける」ということでした。
 
支援が伸び悩んでも、とにかく辞めませんでした。
 
これには生配信でお客さんと対話をする(同じ時間を共有する)ことが大きかったような気がします。
 
あらためて、今回の成功の要因をまとめると、以下の3つです。
 
①支援のコミュニティーが形成できていた。
②贈り物の中身がネタバレしていた。
③しつこく想いを伝えつづけた。
 
これに関しては規模の大小はあれど、しかし「西野だからできた」という話ではなく、誰でも再現可能だと思います。
 
 

演劇やミュージカルで見直さなければいけないこと

 
最後には子供達への想いではなく、業界関係者に向けて「運営まわり」のお話をさせてください。
 
ブロードウェイでは去年の4月16日にミュージカル「オペラ座の怪人」が35年余りの歴史に幕を下ろしました。
 
このニュースを聞いた時に「35年続いたものが終わるんだ」という驚きと同時に、「まぁ、そりゃ終わるか」という思いがありました。
 
というのも、僕も現地で「オペラ座の怪人」を観たのですが、客席は年輩客ばかりだったんですね。
 
演劇やミュージカルのお客さんは60代に入ると、ガクンと客足が遠退くことは数字で出ていて、その理由が「膝が悪い」とか「トイレが我慢できない」といった身体的(物理的)な理由で、ここは覆せない。
 
「客層が高齢化すると、舞台作品は必ず終わる」というどうしようもない問題があるので、やっぱり舞台作品は下の世代にもアプローチし続けなきゃいけないのですが、その時、作品の魅力を伝えるだけじゃ弱くて、そもそも観劇しない理由が「値段が高いから」だったりするので、そこをクリアする仕組みを考えなきゃいけない。
 
あとは「公演時間」です。
 
ミュージカルは当たり前の顔で「3時間」とかやっちゃいますが、これだけエンタメの選択肢に溢れた今の時代に「3時間」を捧げることができるのは、やっぱりコアファンぐらいで、コアファン以外からすると「面白い・面白くない」以前の問題で「長い」という感想で埋まってしまう。
 
ここも考えなきゃいけないと思います。
 
ちなみに、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』は1時間半(延びても1時間40分)の一幕モノです。
 
ここらへんは見直さなきゃいけない部分かなぁと思います。
 
 
とにもかくにも、この度はたくさんのご支援を本当にありがとうございました。
 
クラウドファンディングは目標金額を突破しましたが、これからも一人でも多くの子供達に届けたいので、引き続き応援宜しくお願いします。
 
※子供達にミュージカルチケットをプレゼントするクラウドファンディングはコチラ↓

家庭の事情でエンタメを受け取れない子供達をミュージカル『えんとつ町のプペル』に無料招待したい! | クラウドファンディング - PICTURE BOOK

https://www.picture-book.jp/projects/2025poupelle-musical-gift

 
 
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