クリエイティブに必要なのは「締切」
西野亮廣による“真実すぎて、耳の痛い話”。どんどん縮小する日本の市場で、あなたは10年前と同じ行動をしていないか?――ベストセラー『夢と金』の説得力
2024年03月31日
書いた人:西野 亮廣 公式LINE
いろんな問題を誤魔化してしまう「日本人の正常性バイアス」
日本人だけを相手に商売をされている方にとっては少し耳の痛い話かもしれませんが、「大切な話は大体耳の痛い話」ということで、ほどほどに話を聞いてください。
「『希望』というものが、結構重要かもしれないっす」という話です。
今、日本でインバウンドに関わる仕事をしていない方のほとんどは、小さくなっていく市場を見て見ぬフリをして生きているのではないでしょうか?
YouTubeをメインで頑張っている人でも、自分のチャンネルが日本語に依存したチャンネルなのであれば、やっぱり「…10年後、20年後は、やばいな」という考えが頭をよぎって、次に「でも、10年後、20年後のことを今考えても仕方ない」という正論めいたもので、小さくなっていく市場と向き合わない自分を納得させて、「その時は、その時!」みたいな感じで、いろんな問題を誤魔化している。
僕はこれを「日本人の正常性バイアス」だと思っています。
正常性バイアスというのは、異常なことが起こった時に「大したことじゃない」と落ち着こうとする心の安定機能のことで、不安や心配を減らす役割がある一方で、緊急時には、かなり裏目に働いてしまう。
津波がすぐそこまで迫っているのに死に物狂いで走って高台に上らずに、冷静に歩いてしまって、津波に飲み込まれる人がいると思うのですが、あれは「正常性バイアス」の仕業だそうです。
僕らが生きているこの時代の日本は、かなりの緊急時
僕らが生きているこの時代の日本は、かなりの緊急時(Jアラートが鳴り響いている)だと思うのですが、「まだ大丈夫でしょ」と自分を落ち着かせて、なんなら、「大丈夫じゃない理由」を探さないことで、大丈夫ということにしている日本人が少なくない。
(続きはこちらから【連載 『革命のファンファーレ』から『夢と金』】)
西野亮廣による“真実すぎて、耳の痛い話”。どんどん縮小する日本の市場で、あなたは10年前と同じ行動をしていないか?――ベストセラー『夢と金』の説得力
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