クリエイティブに必要なのは「締切」
経営者さん、結構な割合で「やる気のないスタッフ」に頭を抱えられています
いろんな会社の経営者さんとお話しさせていただくのですが、結構な割合で「やる気のないスタッフ」に頭を抱えられています。
「返事をしない」「叱られたらすぐに凹む」「同じミスを繰り返す」「悩んでばかりで行動しない」「嘘をつく」…等々です。
こういうスタッフに対して、経営者(リーダー)がケツを叩き続けて、気がつけば、会社が若手介護施設化して、会社のルール上、給料泥棒たるスタッフをクビにできないもんだから、反対に、価値を生んでいる優秀なスタッフが職場を離れていく…という本末転倒がアチコチで起きています。
これに対して、「ヤル気がないスタッフをヤル気にさせる方法」とか「出来が悪い部下を育てる方法」みたいな本や、そういったコンサルタントさんによるインタビューが散見されますが、僕は本当にいろんな現場を見ていますが、「ヤル気がないスタッフをヤル気にさせる方法」とかは、ほぼほぼ幻想なんじゃないかと思っています。
着目すべきは、そのメソッドの成功率で、そのメソッドによって、10人中10人が生まれ変わるのであれば、それはそれは素晴らしいものだと思うのですが、仮にそんな奇跡のメソッドがあるのであれば、そのメソッドは瞬く間に広がって、「ヤル気のないスタッフ」に頭を抱える経営者はゼロになっているはずだけれど、実際問題、2023年現在、右を見ても、左を見ても、「ヤル気のないスタッフ」に頭を抱える経営者だらけ。
その数は減っていません。
「ヤル気のないスタッフ」問題はまるで解決していない。
巷で叫ばれている「ヤル気がないスタッフをヤル気にさせる方法」に効果が無いとは言わないけれど(言い切れないけれど)、その効果は極めて低く、「皆、一旦、その方法も試してみたけど、あまり上手くいかなかった」というのが正しい見立てなんじゃないかと思っています。
そして、効果があった稀なケースだけが取り上げられて、「ね、効果があったでしょ?」と言われている。
これは占い師の手口と同じで、「当たる占い師」なんて誰でも簡単に作れて、それっぽい顔で「2024年にちょっと大きめの事故か病気の相が出ています」と言えばよくて、その人が2024年に何も無かったら占われたことは忘れられるし、2024年に怪我をしたら「あの占いが当たった」となる。
占いは「当たったことしかカウントされない」わけで、「ヤル気がないスタッフをヤル気にさせる方法」も、それと似たようなもんじゃ無いかなぁと思っています。
たまたま、ヤル気が出たスタッフを指して「ほらね、効果があったでしょう?」という。
これはインパルスの堤下君が言っていたことだったような気がするので、反論がある人は、僕ではなくインパルス堤下君にぶつけてください。
(続きはこちらから【連載 『革命のファンファーレ』から『夢と金』】)
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https://goetheweb.jp/person/article/20231117-nishino-120-2