サボっているだけなのに「悩んでいる」と言うバカについて解説します

2023年09月14日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/612583

サボっているだけなのに「悩んでいる」と言っちゃうバカについて解説します。 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/612583

 
 

トライ&エラーを繰り返して「その時その瞬間の答え」を探すしかない

 
昨日仕事で出雲に行かせて頂きまして、移動時間も長かったもんですから、CHIMNEY TOWNの若手とガッツリ喋ったのですが、その中で「お前は、そのアクションに対して『悩み』という名前をつけているけど、それは一般的には『サボリ』だよね」という話になったんです。
 
これが今日の話の結論なんですけども…お仕事というのは(お客さんのニーズは流動的だし、自分を取り巻く環境もコロコロ変わるので)、算数を解くのとは訳が違って、月並みですが、トライ&エラーを繰り返して「その時その瞬間の答え」を探すしかないんですね。
 
「Aがダメでした。じゃあ、Bを試そう」「Bもダメでした。じゃあ、Cを試そう」「Cもダメでした。じゃあ、Dを試そう」という感じで。
 
結果、正解が「D」だった場合、「D」に至るまでの時間をできるだけ短くした方がいいわけで、そこに存在するのは「速いor遅い」だけなんです。
 
「悩み」なんて無いんです。
 
だって、AかBかCかDか悩んでも分からないから、試すんだから。
 
「ウミガメのスープ」の問題はご存知ですか?
 
「ウミガメのスープを飲んだ男が自殺しました。なぜ?」という問題です。
 
これ、「水平思考クイズ」と言ったりするんですけども、考えても答えが出ないんです。
 
だって、「ウミガメのスープを飲んだ男が自殺しました。なぜ?」と言われても、皆目見当がつかないじゃないですか?
 
じゃあ、どうやって答えを出すかというと、回答者が出題者に対して、「YES」「NO」「関係ありません」で答えられる質問を出していくんです。
 
「その男は、ウミガメを飼っていましたか?」とか、「その男には借金はありましたか?」といった質問を高速で出していく。
 
つまり、これは「答えを考える問題」じゃなくて、「答えを導き出す問題」なんです。
 
昔、『はねるのトびら』のメンバーでやって、僕は50秒で答えを導き出しました。
 
一度、皆さんも試してみてください。
 
一つ確かなことは、この水平思考クイズは「悩んでも絶対に答えが出ない」ということです。
 
 

仕事ができない人は「サボり」を「悩み」と呼ぶことで誤魔化そうとする

 
さて、ここで皆さんにお聞きしたいのですが、この水平思考クイズにおいて「サボる」とは何を指しますか?
 
答えは「悩む」なんです。
 
一度、友達まわりで競争してみると分かると思うのですが(※出題者と回答者が1対1でやることが条件。他人の質問力が使えない状況にすることが大事)、この「ウミガメのスープ」の問題は答えが出るまでに20分とか30分かかる人がいるんですけども、そういう人達ってずっと悩んでいるんです。
 
「悩んでも答えが出ない」と言っているのに、延々と「う〜ん」と悩んでいる。
 
それって、ゴールに向かっているアクションじゃないですよね?
 
皆さんは、「ゴールに向かうアクションじゃないアクション」のことを何と呼びますか?
 
「サボり」と呼ぶでしょう?
 
ただ、本人的には前に進もうとしている“つもり”なんです。
 
でも、足は止まっているんです。
 
仕事ができない人の特徴は、これに対して「悩み」という名前をつけてしまう。
 
なんなら、「悩んでいる」という名前をつけることで、「足を止めている自分」を肯定している。
 
外に対して「僕ちゃんは、前に進もうとしているんです」というアピールですね。
 
この、「サボり」を「悩み」と呼ぶことで誤魔化そうとして誤魔化せていないバカって世の中には結構いると思うのですが、原因は「自意識(プライド)の高さ」です。
 
まだ何者でもないくせに、「失敗したら、どうしよう」とか「失敗したら、カッコ悪い」とか考えちゃっている。
 
「お前のことなんて、誰も見てねーよ」という段階なのに、どういうわけか、自分をヒーローやヒロインのように取り扱ってしまう。
 
 

大切なのは「自分は絶対的な存在ではない」と意識すること

 
昨日、CHIMNEY TOWNの若手には「そんなものは僕には通用しないよ」という話をしました。
 
西野に言ったところで、「あらまぁ、悩んでるんでちゅね〜。頑張りまちょうねぇ〜」となるわけがなくて、「お前、シンプルにサボっているだけだろ」と一蹴されて終わりです。
 
大切なのは「諸法無我(しょほうむが)」の考えで、つまり「自分は絶対的な存在ではない」と意識することですね。
 
ウミガメのスープの問題にしても、「自分はバカだから、考えても答えが出ないので、とにかく質問をしまくろう」という風に考えをシフトしたヤツから順に答えられるんです。
 
「自分の考えは絶対だ!」「自分は考えて答えが出せる凄い存在なのだ!」と自我を持っている奴が、思い通りにいかなかった時に「悩み」という謎のゾーンに陥る。
 
僕も、あなたも「ザコ」なんだから、自分の能力を過信せず、「努力で解決できる問題」と「努力で解決できない問題」をキチンと分けて、進んだ方がいいと思います。
 
今日の話を、ただサボっているだけなのに、「悩んでいる」と言って逃げまわっている全てのバカに捧げます。
 
愛しています。
 
 

====================
CHIMNEYTOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
====================
 
★iPhoneの場合
→画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
 
★Androidの場合
→画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
 
【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!
  
 
▼西野亮廣の最新のエンタメビジネスに関する記事(1記事=2000~3000文字)が毎朝読めるのはオンラインサロン(ほぼメルマガ)はコチラ↓
 
\メールアドレスのみで利用できるようになりました/
https://salon.jp/nishino

Salon.jp | 西野亮廣エンタメ研究所

https://salon.jp/nishino

※サロンメンバーさん同士交流される場合は今まで通りFacebookアカウントが必要です
 
 
\公式LINEができました/
▼西野亮廣 公式LINEはコチラ↓
https://lstep.app/bew62ko

シェアする