ハンサムが武器になる年齢
(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/606500
「お金を作るスタッフ」が感謝されないのは、なぁぜなぁぜ? | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
https://voicy.jp/channel/941/606500
チームの運転資金、1億円集めても、感謝されないことが多々あります
今日の話は、子供から大人まで全員に聞いていただきたい話なので、話を聞いて「ほんと、そのとおりだな」と思ったらシェアしてください。
皆さん御存知のとおり、僕は、クリエイターとして活動する時と、プロデューサーとして活動する時があります。
脚本を書いたり、演出をしたり、空間を作ったりすることもあれば、方々に頭を下げて、お金を集めることもあります。
先に言っておくと、後者の仕事はできるならやりたくないです。
できるなら四六時中クリエイティブに集中したいです。
だけど、誰かが「お金を集める仕事」をやらないとチームが回らないので、仕方なくやっています。
そんなこんなで、クリエイターと、プロデューサーの2つの顔で活動しているわけですが、脚本を書いたら、すっごく感謝されるんです。
絵を描いても、演出をしても、空間を作っても、すっごく感謝されます。
「ありがとうございます!」という言葉がスタッフの皆から返ってきます。
ですが、全国各地を飛び回って、何百回も何千回も頭を下げてまわって、チームの運転資金を5000万円集めても、1億円集めても、感謝されないことが多々あります。
ここが、労働者が想像できない経営者の苦労なのかもしれません。
僕は労働者も経験しているし、経営者も経験しているので、自分事として理解できているのですが、労働者と経営者に「ドッチの方が偉い」という上下関係は無くて、ドッチも大切で、両方いないとチームは回らないんです。
手を動かす人がいないとチームは回らないし、
手を動かす人の生活費および活動資金を用意する人がいないとチーム(会社)って回らないんです。
労働者マインドの人は、ここを大きく勘違いしちゃっているのかもしれませんが、お金って誰かが作らないといけないんです。
誰かが作ってくれたお金が労働者に分配されているんです。
作られたモノが仮に1つも売れなかったとしても、労働者にはお金が払われる
「いやいや、労働者が働いているから、お金が生まれるんだろ?」という意見もあるでしょう。
たしかに、その通りなんですけども、労働者が働いて、作られたモノが仮に1つも売れなかったとしても、労働者にはお金が払われるんです。
会社やお店の売り上げがゼロ円でも、スタッフに給料は支払われるんです。
じゃあ、そのお金はどこから生まれたのか?
それは、経営者やプロデューサーと言われる人達が方々で頭を下げて、門前払いを千回くらいながらも頭を下げて、惨めな思いをたくさんして、呑みたくもないお酒を呑んで、そうやって集めたお金だったりします。
そういうお金が無いと、お仕事は回らないんです。
繰り返しますが、労働者と経営者に上下関係はありません。
なので、この話というのは決して「経営者やプロデューサーに感謝しろ!」という話じゃありません。
手を動かし、汗を流した時に「ありがとう」と言ってもらえたら嬉しいじゃないですか?
「この職場で、もっと頑張ろう!」と思えるし、「この人の為に、もっと頑張ろう!」と思えるじゃないですか?
その気持ちがあるのであれば、方々で頭を下げて、呑みたくない酒を呑んで、門前払いをくらいまくって、惨めな思いを散々して、そうして、自分のチームの為にお金を作ってきてくれたスタッフに「ありがとう」の一言ぐらいあった方が良くないですか?
その人の苦労を想像し、そして労う時間を設けた方が良くないですか?
「なんで、たったの『ありがとう』の一言も貰えないんですかね」
僕自身はお金を作ってきても感謝されないことにはもう慣れちゃったのでアレなんですけども、先日、プロデューサーとしての西野の仕事に動向するウチの若手スタッフ(プロデューサー見習い)が「この仕事、メチャクチャ大変なのに、なんで、たったの『ありがとう』の一言も貰えないんですかね」と呟いていて……いたまれなくなっちゃいました。
そんなことをチームの為に動いてくれているスタッフに言わせちゃダメじゃないですか。
一方で、そんなチームばっかりじゃなくて、そこの想像が働くチームもあって、そういうチームにお金を作った時って、「ありがとうっ!」と言ってもらえるんです。
だから、「このチームの為に、もっと頑張ろう!」と思える。
最近、三重県の格闘技イベントの主催者さんが破産して、ギャラの未払いが問題になっていましたが、まさにアレ。
命を懸けて働いたところで、経営者やプロデューサーが「お金を作る」という仕事を放棄した瞬間に、ギャランティーは支払われないんです。
「破産したので、あとは弁護士とやりとりしてください」と言われて終わりです。
お金は返ってきません。
経営者やプロデューサーは、その事故を命懸けで防いでいます。
スタッフや、その家族を守る為に。
労働者に「経営者の苦労を全て想像しろ」というのは酷な話だし、逆もまた然り。
ただ明らかなことは、労働者も働いているし、経営者も働いているのだから、お互いに「ありがとう」を言い合えるチームを目指した方が、お互いが「このチームの為に頑張ろう」と思えた方が良くないですか?
クリエイターをやっている時は凄く感謝されるのに、プロデューサーをやっている時は感謝されないことが多い西野が、生々しいクリエイティブの現場(日本の会社あるある)をお届けしました。
====================
CHIMNEYTOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
====================
★iPhoneの場合
→画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
★Androidの場合
→画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!
▼西野亮廣の最新のエンタメビジネスに関する記事(1記事=2000~3000文字)が毎朝読めるオンラインサロン(ほぼメルマガ)はコチラ↓
\メールアドレスのみで利用できるようになりました/
https://salon.jp/nishino
Salon.jp | 西野亮廣エンタメ研究所
https://salon.jp/nishino
※サロンメンバーさん同士交流される場合は今まで通りFacebookアカウントが必要です
\公式LINEができました/
▼西野亮廣 公式LINEはコチラ↓
https://lstep.app/bew62ko