【西野亮廣】20万部の『夢と金』でも書いている「VIP席」だが、間違えるな! 「ただ高くすればいい」は誰も得しない!

2023年06月04日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

※この記事は、2023年6月2日に掲載された「GOETHE」(幻冬舎)の記事より一部転載しています。

VIP席は弱い人に優しい世界を作る為にある

 
今日は朝から手厳しい話をします。
2023年4月に『夢と金』という本を出したんですけども、この本には、こう書いているんです。
 
「『高価格帯の商品』をなくしてしまうと、待っているのは『お金に余裕がない人からお金をとる世界』だ。キミが、そんな残酷な世界に用があるのであれば、僕からお話しすることは一つもない。ただ、キミが、弱い人間に優しい世界を望むのであれば『料金』に対して正しい知識を仕入れるべきだ」
 
先日の「阿波踊りのVIP席」しかり、ああいったVIP席(VIP商品)を潰そうとする日本人に対して、「違うよ。VIP席(VIP商品)があることで、お金に余裕がない人のお金の負担を下げることができるんだよ」と説明しているのが『夢と金』です。
 
繰り返しますが、この本の目的(僕の目的)は、「優しい世界に向かうこと」です。
 
これまでお金の勉強をまったくしてこなかった日本の大人達が「誤ったお金の知識」「誤った正義」でもって、その未来を潰そうとするから、そして子供達の未来を潰そうとするから、『夢と金』の冒頭では「バカも大概にしとけよ! ちょっとぐらい勉強しろよ!」と日本の大人をビンタしています。
 
何の為にVIP席(VIP商品)が必要なのか?
それは、弱い人に優しい世界を作る為であって、それ以上でも、それ以下でもありません。
 
 

50万円でキンコン西野を呼べる講演会は「全席4000円」で利益がでるのに…

 
そんな中、僕は今、全国各地で講演会をしているんですけども、この講演会の主催の権利って、クラウドファンディングのリターンとして販売したんですね。
濁しちゃうと話が見えなくなるので、全部、包み隠さずお話ししますが、「50万円」で出しました。
50万円を出せば、キンコン西野を呼べるわけですね。
#完売御礼
 
で、交通費は主催者さん負担です。
マネージャーが付いてくるので、二人で仮に10万円だったとしましょう。
泊まりの場合はホテル代も主催者さん負担なので、二人で仮に5万円だったとしましょう。
会場費に関しては「設営」とかもないので、ぶっちゃけ夕方の3時間だけ借りればいいわけだから、地方の会場だと、どれだけいっても15万円とかです。
ポスターは素材があるので、ほとんど費用がかからないですが、仮に5万円だったとしましょう。
チケットの販売手数料が多くみて10万円だとしましょう。
スタッフは大体ボランティアでやっていたりするので、西野亮廣講演会を開催するのにかかる経費は多く見積もっても、全部で100万円とかです。
 
(続きはこちらから【連載「革命のファンファーレ~現代の労働と報酬」】

【西野亮廣】20万部の『夢と金』でも書いている「VIP席」だが、間違えるな! 「ただ高くすればいい」は誰も得しない!

https://goetheweb.jp/person/article/20230602-nishino-96

シェアする