なぜ今、NFTの説明が必要か?

2023年05月22日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/533304

なぜ今、NFTの説明が必要なのか? | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/533304

 
 

NFTは今じゃねえ。もう少し先だ

 
最新刊『夢と金』にまつわるお話をしたいと思います。
 
この本は3章立てになっておりまして、第1章が「富裕層の生態系」について、第2章が「コミュニティー」について、そして第3章が「NFT」について、それぞれ書かれております。
 
「富裕層の生態系」を知ること、そして「コミュニティー」を知ることの狙いは「高く買ってもらう為」です。
 
「たくさん売る」というゲームが難しくなってきたので、僕の中で「どうすれば高く買ってもらえるか?」という実験を繰り返した結果、「富裕層」と「コミュニティー」というテーマに着地したんですね。
 
そこに至るまでの思考のプロセスと、実験結果を『夢と金』には、みっちり書いています。
 
そんな中、第3章が「NFT」なんです。
 
この章では…
 
「少しググれば『Web1』『Web2』『Web3』という言葉が出てくるだろう。インターネットの各時代の呼び名だ」という書き出しから、「過去の『Web1』『Web2』『Web3』の捉え方と、今の『Web1』『Web2』『Web3』の捉え方は違う」と説明しているんですね。
 
ザッと、こんな感じです↓
 
《これまでの考え方》
【Web1】=お客さんが、サーバー(メディアや法人)にある読み取り専用ページを閲覧した時代。データの作成は、主にサーバーの管理者。
 
【Web2】=お客さんが、サーバー(YouTube、Twitter、Facebook、Instagramなど)を介して、他のお客さんとやりとりできる時代。お客さんがデータを作成・発信できるようになった。
 
【Web3】=サーバーを介さず、お客さん同士が直接繋がって、お客さん同士でデータ(NFTなど)を共有・管理する時代。サーバーの支配から解放された。
 
 
《今の考え方》
【Web1】=お客さんが、サーバー(メディアや法人)にある読み取り専用ページを閲覧した時代。データの作成は、主にサーバーの管理者。
 
【Web2】=お客さんが、サーバー(YouTube、Twitter、Facebook、Instagramなど)を介して、他のお客さんとやりとりできる時代。お客さんがデータを作成・発信できるようになった。
 
【Web3】=AIによってクリエイティブスキルが低い人でも、ハイクオリティーのデータ(作品など)を生成・発信できるようになった時代。あらゆる「職人技術」が無価値化した。
 
【Web4以降〜】=サーバーを介さず、お客さん同士が直接繋がって、お客さん同士でデータ(NFTなど)を共有・管理する時代。サーバーの支配から解放された。
 
…と、まぁ、こんな感じで説明しています。
 
つまり、「NFTは今じゃねえ。もう少し先だ」と言っているわけですね。
 
どう考えたって皆の生活にとって重要度が高いのは「NFT」より「AI」なので。
 
正直な本でしょ(笑)?

この類の本だと「これからはNFTの時代です!」とか書いてそうじゃないですか?
 
ところが、わざわざ「NFT」のことを取り上げておいて、「でも、今じゃねえ」と書いているんです。
 
じゃあ、なぜ、今、NFTのことを書いたのか?
 
 

NFTを仕掛けるには、お客さんの教育が必要

 
ここにはやっぱり理由がありまして…NFTのブームってこれまで何度か起きているんです。
 
ゲームのアイテムとしてのNFTを抜いたとして、最初に盛り上がったのは僕が記憶している限り『Top Shot』というNBAのトレーディングカードですね。
 
ただのトレーディングカードじゃなくて、デジタルデータのトレーディングカードとして価値を生んだことで、すごく話題になった。
 
次に盛り上がったのは「ガチアート勢」です。
 
ビープルというアーティストの絵が75億円で売れたり、これもアートの文脈だと思うんですけども、ツイッターの創業者の最初のツイートが3億円とかで売れて、またまた凄い話題になった。
 
ここまではどちらかというと、「超プロが生成したNFTを皆で管理する」という流れだったんですけども、次にやってきたPFP(Twitterのプロフィール画像)ブームがNFT生成の参加ハードルをグッと下げた。
 
言うても「Twitterのプロフィール画像(小さな画像)」なので、細かすぎる絵はむしろ相性が悪いし、小学生が描いたイラストでも「それはそれで可愛い」となったりなんかして、誰でもNFT制作者として参加できるようになった。
 
だから盛り上がったんですね。
 
このブームが落ち着いたのが今で、「じゃあ、次はどうなるのかな?」と考えてみたのですが、可能性として考えられるのは「フィジカルな生成物✖️NFT」が一つありそうです。
 
それこそ(もう既にありますが)、「別荘(のようなホテル)の所有権をNFTで分割で持ち合って、自分が使わない日は誰かに有料で貸し出す」みたいな。
 
NFTで管理することによって、貸し出す時に誰かにお伺いを立てなくて(許可取りをしなくて)済むので、色々スムーズです。
 
これは「決済手段・受け渡し手段としてのNFT」ですね。
 
実は僕が次に仕掛けようとしているNFTもこの類です。
 
先に言っておきますが、メチャクチャ面白いです。
ほぼ全員が「やられた〜」となると思います。
 
近々、オンラインサロンの方に概要を投稿しますので、お楽しみに。
 
ただ、こういうNFTを仕掛けるには、アイデアより何より、お客さんを教育していないといけないんですね。
 
例えば、カジサックがある日突然「NFTをやる!」と言ったところで、上手くいかないんです。
 
何故なら、カジサックのお客さんがNFTのことをよく理解していないので。
 
NFTプロジェクトを仕掛けるには、お客さんに「NFTを受けとるスタンバイ」をしておいてもらわないといけないんですね。
 
だから、このタイミングで『夢と金』にNFTのことを書きました。
 
これは僕だけの為じゃなくて、皆さんがNFTプロジェクトを仕掛ける時にも、絶対に必要になってくる。
 
近所にいる人と喋ってみてくださいよ? NFTのこと、何も分かって無いでしょ?
 
その状態だと、思いついたところで、仕掛けられないんです。
 
というわけで自分と皆の可能性(選択肢)を増やす為に、これからもコツコツとNFTの話をしていきたいと思います。
 
 
『夢と金』(西野亮廣)
https://www.amazon.co.jp/dp/4344040503?tag=chimneytown-22
 
 

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