新しい扉の前にはいつも長い説明がある

2023年05月08日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/524186

新しい扉の前にはいつも長い説明がある。 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

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「長い説明」の向こう側に早く行った人は先行者利益を取れる

 
今日も最新刊『夢と金』の深堀りをしていきたいと思います。
 
今日は214ページの「新しい扉の前にはいつも長い説明がある」をピックアップ。
 
まぁ、これに関しては「深堀り」というよりも、「このタイトルで喋らせて」という話になってくるんですけども、ちなみに本の中であげている「長い説明」というのは『NFT』のことなんですけども…それこそ、先日のオンライン勉強会「初めてのNFT」は実に2時間に及びました。
 
事前に色々と準備をしていただいた上で、「NFTを買うまで」の説明に2時間かかったんです。
 
それを聞くと、ちょっと「うっ」となりません?
 
でも、新しい文化ってそういうもんだし、逆に、それが無いものは、すぐにレッドオーシャンになるんです。
 
言い方を変えると、「長ったらしい説明」が新規参加者を阻んでいる一方で、それによって、「長ったらしい説明」の向こう側に早いうちに行った人は先行者利益を取れるし、長い間、その席に座ることができる。
 
このあたりについて、もう少し深堀りしたいんですけど、自分が嫌なものってあるじゃないですか?
 
たとえば「説明が長い」とか、あるいは「バッシングされる」とか。
 
そういうのは当然、自分だけじゃなくて、皆も嫌なんですね。
 
なので、皆、そこに近づかない。
 
でも、これ、ビジネス目線で考えた時に、「競合が増えにくい」ということであって、ハッキリ言っちゃうと、こんなボーナスステージってないんです。
 
…言ってること、伝わってます?
 
 

例えると・・・

 
たとえば、今となっては考えられないですが…
 
今から10年以上前に、僕「もう、ひな壇には出ません」と宣言して、信じられないぐらいバッシングを浴びたんです。
 
僕が「ひな壇」に出ようが、出まいが、僕の勝手じゃないですか?
 
だけど、当時のメディアや、芸人や、芸人のファンは、それを許さなくて、「ひな壇に出ろや!」とバッシングを続けた。
 
なんなら、僕が出てない番組でも、芸人さん達が「西野はなんでひな壇に出ないんや〜」という話をしていたり…。
今考えると、ちょっと病的ですが、でも、そういう時代は確かにあったんです。
 
よく言ってますが、クラウドファンディングやオンラインサロンを始めた時もそう。
 
今じゃ皆やってますけど、当時は皆、揃いも揃って、「詐欺や〜」「宗教や〜」とバッシングしたんです。
 
こういうバッシングって、まぁ、あんまり浴びたくないじゃないですか?
 
僕だって、好き勝手言われて気持ちが良いもんじゃなかったです。
 
だけど、その気持ちとは裏腹に、これのメリットは確実にあって、「ひな壇に出ない芸人」って、たぶん、7〜8年ぐらい僕一人だったんです。
 
クラウドファンディングもオンラインサロンも、当時、タレントで本腰入れてやっていたのは僕だけで、それが何年も続いたんです。
 
バッシングやら何やらはあるわけですが、ただ、「そのジャンルに一人しかいない」というのはボーナスステージもいいところで、そのジャンルの人に仕事を頼もうと思ったり、そのジャンルの人を応援しようと思った時に、自動的に僕が選ばれるんです。
 
そこで、かなりオイシイ思いをさせていただいたのですが、バッシングが続くもんだから、いつまでたっても競合が増えなくて、ずっと独占企業みたいな感じでした。
 
おそらくカジサックも同じ感じだと思います。
 
当時は、本腰入れて(進退をかけて)YouTubeをやる芸人がいなくて、カジサックが「YouTubeをやります!」と宣言した時に、そこそこバッシングがあったんです。
 
芸人は皆、YouTubeのことを下に見ていたし、視聴者もそれにつられて下に見ていた。
 
YouTubeを始めることを「都落ち」のように捉えていた。
 
なので、目立った芸人YouTuberはしばらくの間、カジサックしかいなかったんですね。
 
お客さんがテレビやライブの中から芸人を選ぼうと思ったら、たくさんの選択肢があったわけですが、YouTubeの中から芸人を選ぼうと思った時に、自動的にカジサックになっていた。
 
これはやっぱり大きかった。
 
逆に今の方がYouTubeは難しい。
 
「誰でもやっていいよ〜」となってしまったので、始めやすい分、レッドオーシャンになってしまっている。
 
 

「玄関口のストレス」を越えるとブルーオーシャンが広がっている

 
NFTの話に戻すと、「説明が難しい」「よく分からない」ということで、始めにくいんだけど、そのストレスを越えるとブルーオーシャンが広がっていて、そして、そのストレスが、その海を守ってくれていたりする。
 
僕らがNFTを触り始めたのって2年前ぐらいですが、この2年、「NFTのことを分かりやすく説明できる芸人」って本当に出てこなくて、ここのポジションは取れたんです。
 
べつに狙ってたわけじゃないですが。
 
今日の話は「だから、皆、NFTを始めよう!」と言っているわけではなくて、皆が「始めるのが面倒くせーな」と思っていたり、「あれをやると叩かれる」と思っていたりするもの…つまり「玄関口でストレスを感じるもの」の先にはブルーオーシャンが広がっているよ、という話です。
 
逆に、「面倒くさくないもの」「バッシングを浴びないもの」を始めたところで、よっぽど強い人じゃないかぎり、明るい未来は待ってないです。
 
最新刊『夢と金』には、生きていく上で、夢を始める上で、必ず必要になってくるとっても大切な「お金」の話を書いています。
 
是非、読んでみてください。
 
そして、大切な人、守りたい人、そして子供達に、贈ってあげてください。
 
 
『夢と金』(西野亮廣)
https://www.amazon.co.jp/dp/4344040503?tag=chimneytown-22
 
 

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