ドバイの大富豪から「水問題と向き合いなさい」と言われたので、色々と調べてみた

2023年04月03日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

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ドバイの大富豪から「水問題と向き合いなさい」と言われたので、いろいろ調べてみた。 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

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日本にいると「水が足りなくなる」があまり実感できないけれど…

 
先々週、ドバイに行ってたんですけど、滞在中は(絵に描いたような)「ドバイの大富豪」とずっと一緒にいたんです。
 
本当にたくさんの話を聞かせていただいたのですが、その中で、何度か「水」の話になったんです。
 
「水問題とはちゃんと向き合っておいた方がいいよ」と。
 
たしかに「水不足」だの、「中国人が日本の水源を狙っている」だの、これまでも色々と耳にしてきましたが、話を聞けば聞くほど、水に対する危機感が薄いように感じてきたんです。
 
というのも日本にいると、蛇口をひねれば水は出るし、すっごい災害が起きた時以外は「水が足りない」という経験をしないじゃないですか?
 
なので、「水が足りなくなる」というのが、あまり実感できない。
 
でも、(大富豪が)あまりにも言うもんだから、だんだん気になってきて、昨日ちょっと「世界の水」について調べてみたんです。
 
色々調べてみた結果、まず分かったことは「スケールがデカ過ぎる話(数字)は、いまいちピンとこない」ということ。
 
地球上に存在する水の量は「14億立法キロメートル」だそうですが、いまいちイメージできない。なので、ここはスキップします。
 
次に分かったのは、「地球上の水は海から雲になり、雨が降り、川となり…みたいな感じで循環しているので、水の総量が増えているか減っているのかよく分からないけれど、水を必要とする人間の数は確実に増えている」ということ。
 
今、世界の人口は80億人弱だそうで、なんと、このうち40%にあたる「36億人」が水不足で悩まされているそうです。
 
 

この20年で世界の人口が20億人くらい増えている!

 
「メチャクチャ悩まされてんじゃん」と思ったと同時に、「アレ?」と思ったのは「今、世界の人口って、80億人に迫ってるの?」ということ。
 
というのも、僕の中で凄く記憶に残っているのは2000年代に一世風靡した格闘家・エメリヤエンコ・ヒョードルのキャッチコピーで、それが「60億分の1の男」だったんです。
 
「人類最強の男」という意味で「60億分の1の男」なわけですが、2000年(僕が20歳の頃)の世界の人口は60億人だったんです。
 
気がつけば、この20年チョイで、世界の人口って20億人ぐらい増えてるんですね。
 
1000億人から1020億人に増えたわけじゃなくて、60億人から80億人に増えたわけで、割合的にもメチャクチャ増えてるんですね。
 
で、ちょっと調べてみると、2030年(まもなく!)には85億人になるそうです。
 
凄いスピードで増えています。
 
このあたりから、「あら? 水、大丈夫かしら?」と思い始めるわけですが、「とはいえ、地球は水の惑星だし。なんだかんだ言って、水はあるでしょ」という思いもある。
 
ただ、人間が生きる上で必要としている水というのは、言ってしまったら「淡水」なんですね。
 
調べてみると、地球にある水の97.5%は「海水」で、「淡水」は僅か2.5%しかないんです。そしてこの「淡水」の大部分は南極や北極地域の氷や氷河として存在しているので、川や地下水として存在している「淡水」の量は、地球全体の水の0.8%ほどだそうです。
 
そして、なんと、このうちの大部分は「地下水」だそうで、川など“目に見えるところにある「淡水」”は、地球全体の水の0.01%(10万立法キロメートル)だそう。
 
「10万」となると、さっきよりも少しだけ規模感がイメージできたのですが、そうなると、「え? 80億人で10万立法キロメートルを分け合ってるの? …足りる?」と、いよいよ思ってきました。
 
 

間接的に、日本は水を大量輸入している

 
でも、まぁ、足りなくなったとしても、日本は水が豊富だから、「水不足は外国の問題でしょ?」と思っていたんですが、調べれば調べるほど、日本に水が足りないことが分かってきました。
 
「水」と聞くと、すぐに「ペットボトルの中の水」とか「蛇口から出てくる水」とか「お風呂の水」をイメージしちゃいますが、今、冷蔵庫の中に入っている野菜を育てるにも大量の水が使われているんですね。
 
水が無かったら作物は育たないんです。
 
ちなみに、農業に使われる水は、さっき言った「淡水」の70%を占めているそうです。
 
飲み水よりも、「作物を育てることに使われる水」の方が遥かに多い。
 
ちなみにちなみに、皆さん、牛丼を食べることがあると思うのですが、あそこには「米」やら「牛肉」が使われていますよね?
 
米や牛を育てるのにも水が必要になってくるわけですが、となってくると「牛丼一杯を作るのに必要な水」はどれぐらいか?
 
1リットル? 10リットル? 下手すりゃ50リットル?…違います。
 
「2000リットル」です。
 
牛丼一杯作るのに2000リットルの水が必要なんです。
 
「食料」を作るには必ず水が必要で、その必要となる水の量が半端ない。
 
そして、日本って「食料」を海外からの輸入に頼っている国じゃないですか?
 
つまり、間接的ではありますが、日本は水を大量に輸入しているんですね。
 
水を海外に頼ってるんです。
 
そして、その海外(世界)は「水が無い」と言い出している。
 
いよいよヤバイ雰囲気が漂ってきましたよね?
 
じゃあ、どうすればいいのか?
 
そういえば、さっき「淡水」の大部分は「地下水」と言いました。
 
そこでアホなりに、「地下水をもっと活用すればいいんじゃないか?」と考えてみて、「地下水」についても調べてみました。
 
が、今日は時間が来たので、このへんで。
 
Voicyを始めて数年経ちますが、初となる2日(前編・後編)に渡る大作となります。
 
それも、まさか「水」の話題で。
 
この「地下水」をめぐる攻防戦がまた面白いので、明日の放送をお楽しみに!
 
 

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