「釈迦に説法」という症状

2023年01月07日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

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https://voicy.jp/channel/941/448462

「釈迦に説法」という症状 | 西野亮廣(キングコング)「#キンコン西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

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なんで幻冬舎の箕輪さんがスキマバイトアプリを知らないと思えたのか?

 
昨日、幻冬舎の箕輪さんが「移動はタクシー、お金で解決できるなら全て外注、というスタイルでビジネスマンとしては最大効率を発揮してきたんだけど、編集者としては繊細な嗅覚を失っている気がして…なので、2023年は、電車移動してアルバイトを始めます。
 
普通に面接を受けてアルバイトするので、もしバイト先で見かけてもそっとしておいてください!」と呟かれていたんです。
 
これには共感で、なので僕も、なるべく移動は電車移動で、時にレンタル自転車で新宿に行ったりしています。
 
あと、地元のオジサンとかと呑んでいます。
 
それはさておき、この箕輪さんのツイートに対して、箕輪さんのフォロワーさんから「箕輪さん!アルバイトの件ですが、今は面接しないで自分の都合のいい時間に仕事ができるアプリがあります!」というアドバイスコメントが入っていたんです。
 
先に言っておきます。
 
悪い人じゃないんです。その後に続く文章も、本当に丁寧で、親切な方なんです。
 
ただ、一点、気になるのは、「なんで幻冬舎の箕輪さんがスキマバイトアプリを知らないと思えてしまったのか?」という点です。
 
それこそ、その業界ではトップの「Timee」さんなんかはかなり序盤から話題になっていて、去年11月だったか、183億円の資金調達を発表して、更に話題になりましたよね。
 
ウチの母ちゃんならまだしも、普段、起業家と一緒に仕事をしている百戦錬磨の箕輪さんが、この話題を避けて生きることは普通に考えて無理だと思うんです。
 
要するに、釈迦に説法、河童に水練、孔子に論語です。
 
 

なんで自分だけが知っているという前提で喋れるの?

 
これ、僕もメチャクチャ経験があって、たとえば、オンラインサロンで「舞台演出」についての記事を書いた時に、(ちょっと説明がややこしいんだけど)二階席がかなり前に迫り出している…つまり一階席の天井が広い劇場と、その劇場とほぼ同じ形状のブロードウェイの『ムーラン・ルージュ』の劇場の使い方の比較について言及したんです。
 
「この二つの劇場の使い方には明確な違いがある」と。
 
答えは「広すぎる一階席の天井に向けて光を当てているか、否か」なんですけども、『ムーラン・ルージュ』の劇場って、わざわざ天井を照らす用の照明を用意して、天井を赤く染めているんですね。空間が赤色に染まっているから、もうメチャクチャ楽しいのよ。
 
だけど、最初の方の劇場は「天井は天井」みたいな感じで、何も手を加えていない。
 
大切なのは「お客さんの視界を完璧にデザインすること」だから、作り手が「天井は天井」と割り切ったところで、劇場の構造上、視界に天井が入ってくるのであれば、そこも演出しなきゃいけない。
 
ホントはもっと詳しく書いたので、まぁ、サロン記事を読んでください。
 
とにかく、「天井が視界に入る空間では、天井も丁寧にデザインしなきゃいけないよね」みたいなことを書いたんです。
 
それに対して、「西野さん、天井にプロジェクションマッピングを当てる…という手、あるんじゃないんですか?」とコメントが来たんですけど……待て。
 
「天井をデザインしなきゃいけないよね」とまで話したヤツが、なんで「プロジェクションマッピングで天井を彩る」という20年前位のアイデアを思いついてないと思えるの?
 
で、それだけじゃないんです。
 
また別の方から、「西野さん、赤色に染めるっておっしゃってましたが、実は赤色って、『興奮色』なんですよ」……知ってる!
 
俺は42や。
 
「赤色は興奮色」という情報を42年間かわし続けることなんてでけへんっ!
 
いや、だから、なんで「相手は知らない」という前提で喋れるの?
 
もっと言うと「自分だけが知っている(思いついている)」という前提で喋れるの?
 
けんすうサンが「プロセスエコノミー」という言葉を作って、尾原さんがその本を書いてヒットさせた時にも、お客さんから「西野さん、今、プロセスエコノミーというものがありまして」…知ってる!!
 
俺、プロセスエコノミーの祖!! そ!!!
 
もう、とにかく、釈迦に説法、河童に水練、孔子に論語。
 
 

自分と相手までの距離が測れないのは致命的

 
「なんで、自分よりも優れている人に教えるようなことができるんだろう?」と、ず〜っと思ってたんですけど、考えた結果、すごくシックリきまして…これ、急に言葉がメチャクチャ悪くなるんですけども、「だから、お前はそこにいるんだよ」と思ったんです。
 
耳の痛い話かもしれませんが、大切な話なので聞いてください。
 
結局、「あそこに立っている人がどれだけの努力を積んで、あそこに立っているかを想像できていない」ということでしょ?
 
そして、もう一点。「自分がどれだけ未熟か?」ということ、つまり、自分の現在地が把握できてないということでしょ?
 
てことは、この2点の距離は一生縮まらないどころか、離れる一方。
 
だって、分かってないんだもん。
 
「ボクシングはやったことないけど、私でも死ぬ気でかかれば、メイウェザーに勝てるかも」と思っちゃってんだもん。
 
ワンチャンあると思っちゃってるから、努力もしない。
 
努力というのは目的地までの距離を詰める作業のことだから、「自分と相手までの距離(自分の弱さと相手の強さ)が測れない」というのは致命的で、それだと努力が始まらないんですよね。
 
なので、「釈迦に説法でしたぁ〜、あははww」じゃなくて、その反応の鈍さというのは、早急に治療した方がイイと思います。
 
で、このことを昨日、箕輪さんにLINEしたんです。
 
「なんで幻冬舎の箕輪さんがスキマバイトアプリを知らないと思えてしまえるんですかね?」と。
 
そしたら、箕輪さんから、「すみません。スキマバイトアプリのこと、忘れてました」と返ってきたので、箕輪さんまでの距離は近いと思います。
 
 

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CHIMNEYTOWNのホームページを、
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★iPhoneの場合
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【注意】
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