余計な仕事を増やす人

2022年11月18日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/421658

余計な仕事を増やす人 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/421658

 
 

とにかく対応に追われた二日間・・・

 
ここ最近は、ミュージカル『えんとつ町のプペル』の大阪公演に釘付けです。
 
理由は二つありまして、一つ目は、もう何度もお伝えしておりますが、「稽古場の熱量が文句無しに高いので、仕上がりが楽しみすぎる」という超ポジティブな理由。
 
僕はまだ映像でしか確認できていないのですが、「このチームと進めるモノづくりは楽しいだろうなぁ」という印象です。
 
今から公演当日が楽しみで仕方ありません。
 
そして、もう一つの理由は、決して明るい話題ではないのですが、「あるトラブルメイカーが巻き起こしたトラブルの後始末に翻弄されて、否応無しに釘付けになっている」というものです。
 
僕には個人を守る義務があるので、不特定多数が聴いているVoicyでは詳しい内容は差し控えさせていただきますが、昨日、オンラインサロンでは「こんな感じのトラブルが起きています」という話をさせていただきました。
 
そりゃあ、もう、舞台史に残る世紀の大失態でして、もう大変っ(笑)。
 
「長年の勘」というやつですね。
 
な〜んか嫌な予感がして、その担当の方に「もしかして、◯◯の件、すっごく悪い展開になっていたりしませんか?」と聞いてみたところ、「はい。そうですね」と返ってきて(笑)。
 
いやいや、「はい。そうですね」じゃねーよ!という(笑)
 
御本人もマズイことになっていることには(おそらく)気がついていて、でも、「自分で言い出したことだから、自分でなんとかしよう!」という気持ちが働いたんだと思います。
 
ただ、それって、ビル火災に発展してしまった火事を、火遊びをしていた幼稚園児が責任をとって一人で消そうとしているようなもので、「お前には無理だよ」なんです。
 
周りの人間全員が思ったのは、「そうなってるなら、もっと早く言って!」です。
「もっと早く言ってくれたら、まだ対応ができたのに!」というやつ。
 
皆さんの職場でも、時々ありません?
 
そんなこんなで、とにかく対応に追われまして、ぶっちゃけ大阪公演に関してはCHIMNEYTOWN主催じゃないので、本来は知ったこっちゃないところではありますが、扱われている題材が『えんとつ町のプペル』ですし、何より、クリエイティブチームの頑張りを見ているので、無視できないじゃないですか?
 
そんなこんなで、昨日と一昨日は、僕のお仕事の予定を大きくズラしまして、トラブルメイカーさんの対応や、ご心配をおかけした方々への説明と謝罪に明け暮れました。
 
これは、奇しくも、梶原君が炎上した時に身につけた技なんですけども……皆の、怒りや不満が、その人に集まっている時は、僕が出て行って、その人をコンコンとイジって、皆が思っていること(言いたいこと)を絶望的に代弁して、「これ以上、イジったら、野暮だぞ」ぐらいまでやって、追撃の手を潰して、あとは、「すみませんでした」と謝るのが一番早い。
 
まぁ、それをやった二日間でした。
 
とにもかくにも、トラブルメイカーというぐらいですから、普通にやってくれたらいいところを、わざわざトラブルを作って、皆の仕事を極端に増やすんですね。
 
たぶん、全員が「何してくれてんだよ」と思ったと思います。
 
 

皆が皆、空気を読めていたら、何も始まらない

 
ただ、一つだけ(本当に一つだけ!)肯定するところがあるとすれば、これは昨日のサロンにも書いたことですが、「その人がいなかったら、始まってなかった」ということです。
 
ちょっと、ややこしいですがミュージカル『えんとつ町のプペル』って、東京公演と、今、ニューヨークで作っているやつは、CHIMNEYTOWN USAというアメリカにある会社が管理・運営しているんですね。
 
代表は、瀬戸口という男で、もともとインターン生としてCHIMNEYTOWNに入ってきた僕の直属の後輩です。
 
まぁまぁ、西野にシゴかれているヤツです(笑)
 
ただ、ミュージカル『えんとつ町のプペル』の言い出しっぺって、瀬戸口じゃないんです。
 
言い出しっぺは、僕のオンラインサロンのメンバーとして潜んでいた、元・劇団四季の「小野功司」という人です。
 
ある時、突然、サロンのコメント欄に「プペルでミュージカルを作りたいです!」と書いて、「ちょっと、詳しく話を聞きたいので、会いましょう」と返して、飲みに行ったのが始まりです。
 
第一印象としては、「この人、声の音量のツマミが故障しているけど、大丈夫かな?」というとこだったんですけど、「でも、まぁ元・劇団四季だし」ということでウッカリ信用してしまい、そこから話が進んでいきました。
 
で、話が進めば進むほど、一緒に汗を流せば流すほど、正体が明らかになってくるわけですが、こんなことを言うと怒られちゃいますが、小野さんって、すっごいバカだったんです。
 
「劇団四季」という皮で覆われていたから、最初は分からなかったんですが、もう、めちゃくちゃバカなんです。
 
たぶん、ライオンキングの「シンバ」よりバカなんです。
ライオンよりバカって、かなりヤバいと思うのですが、言い過ぎじゃないと思います。
 
ただね。
 
今、僕らがミュージカル『えんとつ町のプペル』のことで頭を抱えたり、喧嘩したり、泣いたり、讃えあったり、カーテンコールで感動したりできているのは、どこまでいっても、「シンバよりバカ」でお馴染みの小野巧司が、あの日、声をあげてくれたからに違いありません。
 
皆が皆、空気を読めていたら、何も始まらないんですね。
 
たぶん、皆さんの周りにもいると思うんです。
トラブルメイカーが。大体、社長だと思うんですけども(笑)
 
「余計な仕事、増やすなよ」と思う時もあると思うのですが、その時、ちょっと考えていただきたいのが、「でも、この人がいなかったら、始まってないよな」ということ。
 
それを考えられるだけで、ちょっと優しくなれるんじゃないかなぁと思います。
 
 
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CHIMNEYTOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
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★iPhoneの場合
→画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
 
★Androidの場合
→画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
 
【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!
 
 
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