社長が「売れない商品」を作る惨劇!
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「賃貸vs持ち家」とか言ってる場合じゃなくなってきた | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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僕は迷うことなく「持ち家」。東京・兵庫、どっちの家も働いている
「賃貸か、持ち家か?」という論争って、延々続いているじゃないですか?
それだけ多くの方が興味を持たれているからだと思うのですが、これはもう、「カレーか、ラーメンか?」ぐらい、人によって(置かれている環境によって)答えが違ってくるので、結論は出ないですよね。
ちなみに、僕は1ミリも迷うことなく「持ち家」です。
仕事柄、ほとんどの時間を家で過ごすので、家の中が楽しくないとやってられないので、内装工事をバンバンするのですが、「賃貸」だとそれはできない。
そんなことを言うと、「西野はお金があるから」みたいに言われるのですが、「お金の話」をすると、家は「働かない家」を買うから高いわけであって、極端な話、5000万円で買った家が5000万円稼いでくれたら、実質、家はゼロ円で買えるわけじゃないですか?
東京五輪の時に「新国立競技場が高い」みたいなことが言われていましたが、べつに、2000億円かけようが、新国立競技場が2000億円稼いでくれたら、新国立競技場は「うまい棒」よりも安いわけで、新国立競技場を高くしている原因は「新国立競技場に2000億円を稼がせるビジネスモデルを搭載していないこと」ですよね。
モノの値段(高い・安い)はそういう風に見ていった方がいいと思っていて、で、僕、東京と兵庫にそれぞれ持ち家があるんですけども、これ、どっちの家も働いているんですね。
東京の家は『スナック西野』等で働いてもらっていて、兵庫の家(キンコン西野の家)はレンタルスペースとして働いてもらっています。
兵庫の家は、ECサイトで予約を受け付けて、購入者の方に玄関の鍵(スマートロック)の暗証番号(これは毎日変わります)と、セコムの鍵を入れているケースの暗証番号をお送りして、「お客さんがいつ入って、いつ出ていかれたか?」「泥棒がどの窓から入ったか?」などは、スマホ一個で全て管理しています。
人件費はゼロ円なので、運営コストは“ほぼ”かからない。
なので、この場合の「持ち家」はメッチャ安いんですね。
キンコン西野の家 powered by BASE
https://iookup.base.shop/
資材の値段が上がり「賃貸vs持ち家」の潮目が変わってきた
もう一度、言いますが、「賃貸か、持ち家か?」は人によって答えは違って、僕の場合は、「持ち家の方が楽しいし、持ち家の方が圧倒的に安いので、持ち家」という結論です。
当然、「家に働かせることができない人」もいるわけで、まぁ、そういう人は「賃貸の方が安いし、賃貸」という結論になったりするのだと思いますが……ここにきて、この「賃貸vs持ち家」の潮目が変わってきた感じがあります。
それが何かと言うと、3日前に地元・川西に帰っていて、夜に、大工をやっている高校時代の先輩と呑んでいた時に、その先輩が「資材の値段が上がりまくっていて、今はもう、一軒家なんか建てられへんで」と言っていたんです。
今、「海外から何か仕入れる」って、もうメチャクチャお金がかかるようになっていますが、建築はモロにその影響を受けているんですね。
「賃貸vs持ち家」の議論には、「銀行からお金を借りたりして、本気で頑張れば持ち家を買える」が前提にありますが、少なくとも「新築なんて、ほとんど買えない」というのが今です。
「前まで、3000万円出せば買えていたのに、今は5000万円かかります」という世界線なので。そもそも買えないんですね。
なので、ちょっと寂しい話ですが「賃貸vs持ち家」というのは、一昔前の(日本が強かった頃の)議論で、今は「賃貸vs中古の戸建て」という感じで、ちょっと条件を絞らなきゃいけなくなってきていることを、この度、地元の大工さんの声を直に聞いて、ひしひしと感じました。
「人口減少」や「円安」や「戦争」などなど、それらはまだ「自分達にはそこまで関係のない話」と思ってノンビリしていた方も多いと思うのですが、ここにきて、いよいよ「目に見える形」で僕らの生活に影響が出てきた。
前まで買えていたものが、買えなくなってきた。
考え方を改めなきゃいけない時期にきていると思っています。
「皆が建てて欲しい家」を建てる、という選択肢
これまでのやり方で一軒家を建てられないならば、それこそ「働いてくれる家」を建てるとか、あとは、これも先日、その地元の大工の先輩と、サロンメンバーさんと呑んでいた時に話になったのですが、「皆が建てて欲しい家」を建てるとか。
自分が建てたい家と、皆が建ててほしい家の重なっている部分を探して、家を建てる。
そうすると、家代を全部自分で負担しなくても、一部は、クラファンなどを使って皆からの支援で賄える。
「マイホーム代は全額自分負担」という固定観念からの脱却ですね。
「いやいや、皆が建てて欲しい家って、何よ?」という方がいると思うのですが、これ、今、自分達が実験しているところで、町の世界観を統一すると、そこに住んでいる人や、その町を愛している人からすると、その世界観に合う建物は増えて欲しいので、やっぱり、応援するんですね。
たとえば、日本昔話に出てくるような「茅葺き屋根」で有名な白川郷に、「予算が無いから」という理由で、総二階建てのプラスチックみたいな家を建てられたら嫌じゃない?
「だったら、白川郷や白川郷の景観を愛している皆で1000円ずつ出し合うから『茅葺き屋根』にしませんか?」と提案しません?
白川郷は、あくまで「たとえ」ですよ。
町の景観を守る為の補助金みたいなものを、個人で出し合う形になる。
実際、僕の地元では「えんとつ町風の建物を建てるなら」という応援の集まり方をしているんですね。
みたいな感じで、家を建てる時に「皆の取り分」も少し考えて、自分の負担額を減らす(家代をシェアする)…みたいなことも選択肢の一つに入れておく。
とにもかくにも、これまでの考え方が通用しなくなってきました。
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CHIMNEYTOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
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★iPhoneの場合
→画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
★Androidの場合
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【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!
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