日本人が勝っているところにもキチンと目を向ける -

日本人が勝っているところにもキチンと目を向ける

2022年06月08日

書いた人：西野亮廣 公式LINE

（※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓）
https://voicy.jp/channel/941/336174

日本人が勝っているところにもキチンと目を向ける。 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/336174

今日は「日本人が勝っているところにもキチンと目を向ける」というテーマでお話ししたいと思います。
　
　

お知らせ！『西野亮廣講演会』全国各地で続々開催！

　
『西野亮廣講演会』のお知らせです。
　
全国各地で続々と開催が決まっています。
　
７月２日（土）に沖縄、
７月１６日（土）に豊橋、
７月１８日（月）に福岡、
８月７日（日）に東京、
８月２０日（土）に熊本、
９月４日（日）に岐阜で、それぞれ『西野亮廣講演会』がございます。
　
私、西野亮廣がマイク一本で１時間半ほど喋る変なイベントです。
　
チケットをお求めの方は、『西野亮廣全国講演会』で検索してみてください。
　
サロンメンバーさんが作ってくださったイイ感じのホームページに飛びますので、そちらから。
　
会場によっては、まだ、チケットを発売してなかったりしますが、そのへんはご容赦ください。

講演会開催情報

https://kouenkai.chimney.town

よろしくお願いします。
　
　

お知らせ！『西野亮廣エンタメ研究所』法人会員スタート！

　
そして、もう一点。
　
僕が現在手掛けているエンタメの作り方や届け方をベースにして、毎朝２０００文字程度の記事を投稿している『西野亮廣エンタメ研究所』というオンラインサロンがあるのですが、前々から、経営者さんから「ウチの社員に読ませたい！」という声を本当によくいただいていたので、「だったら法人向けのやつを作りましょう！」となりまして、このたび…
　
オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の法人会員がスタートしました。
#すでに「１１０社」を超える企業さんからお申し込みいただいております。
　　
　
こちらは、１ライセンスあたり「９８０円」で、１ライセンスで一人招待できます。
　
僕が毎朝投稿している記事（過去記事も含む）を、Facebookアカウント無しでご覧いただけます。
　
記事の内容は主に「マーケティング」や「チームビルディング」や「ブランディング」といった…まぁ、仕事をしていく上では絶対に頭に叩き込んでおいた方がいいようなことを、せっせと書いています。
　
興味がある方はCHIMNEYTOWNのホームページからチェックしてみてください。
　
トップページの一番上（横にスライドするところ）に、お申込みフォームがあります。

西野亮廣エンタメ研究所法人会員

https://salon.jp/nishino-corporatemember/

よろしくお願いします。
　
　

僕が海外で何をやっているかというと・・・

　
そんなこんなで本題です。
　
今日もメキシコからお届けしているので、せっかくなら海外マウントをとりに行こうと思いまして…というわけで、今日は「日本人が勝っているところにもキチンと目を向ける」というテーマでお話ししたいと思います。
　
Voicyとかインスタのライブ配信とかをしていると、「何のお仕事で、メキシコにいるんですか？」というコメントがバンバン飛んでくるのですが、メキシコに関しては「せっかくアメリカに行くので、そのついでにメキシコのエンタメを片っ端から見ておこう」という視察という名の遊びです。
　
やっぱり、この仕事は「見ないと始まらない」というところがありまして、打ち合わせでも、「ニューヨークの『Sleep No More』のあの墓場の場面で使われていたスモークぐらいの量で…」みたいな感じで、他の作品の演出が「言語」のように扱われるんです。
　
「見ていないと会話が通じない」みたいなところがある。
　
この前、いつも一緒にやっている照明の「イジツさん」と飲んでて、「今度、メキシコのこのショーを観に行くんです」といってスマホの画面を見せたら、イジツさんがその場でご自身も観に行くことを決めて、なんとそのショーを観るためだけに、１日だけメキシコに来られるそうです。
　
すごいフットワークですよね（笑）
でも、それぐらい「観る」というのが大事な仕事なんです。
　

　
そんなこんなでメキシコはエンタメをひたすら観る一週間なのですが、その後に行くニューヨークは結構大事な仕事の立ち合いで、これまで何度か言ってきましたがミュージカル『えんとつ町のプペル』のリーディング公演があります。
　
「リーディング公演」というのは、関係者に向けての「ストーリーのお披露目会」ですね。
　
リーディング公演でストーリーをプレゼンして、キャスト、スタッフ、劇場オーナー、投資家…といった共に走ってくれる仲間を集うわけです。
　
このへんの詳しい話は同じVoicyパーソナリティーの「セトちゃんのエンタメ挑戦記」をお聴きください。
ウチのアメリカの会社の代表の現場の生の声です。オススメです。

Salon.jp | 挑戦する人と応援する人のオンラインサロン

https://salon.jp

日本人は「仕事が丁寧」で「ビジネスが下手」　

　
でもって、今回のリーディング公演が少し凄いことになっていて、なんと、現役バリバリのオンブロードウェイのキャストさんがズラリと並んでいるんですね。
　
先ほども申し上げたようにリーディング公演は「ストーリーのお披露目会」ですから、この段階でブロードウェイの一軍キャストが集まることなんて、まぁ無いんです。
　
これは、現地のスタッフの皆さんが本当に現地で頑張ってくださったのが一つ。
　
そして、もう一つは、今回参加を決めたくださったブロードウェイのキャストさんクリエイターさんが、去年１１月の「日本公演」を観て「ワオ！」となったのが理由です。
　
「なんだ、これ！絶対に参加するっ！」といった感じで。
　
来月７月３日にYouTubeで全編無料公開される「日本公演の映像」は、去年１２月に行ったハリウッドの映画関係者にも見せていて、そこでも、「すごい！やばい！」となっていたんです。
　
皆、オープニングシーンの吉原光夫さんを観て「おお〜っ！」となっていたし、心臓役の乾さん、そして、その心臓に絡まるゴミ役の加賀谷さん、ゆりのサンのダンスを観て、「ぐおおおお〜！」となっていたんです。
　
その光景を見た時に、すっごく嬉しかったのと同時に、「勝っているところと、負けているところ」をもう少し丁寧に割り出そうと思いました。
　
もう少し踏み込んで、もう少し皆さんに置き換えられる言い回しにすると、あらゆる勝負において、僕たちが負ける時というのは、「勝っている部分と負けている部分の割り出し方が雑だから」ということがほとんどだと思います。
　
漠然と「勝った」「負けた」をやっちゃっている。
　
そうじゃなくて、勝っている部分をミリ単位で割り出して、その部分で戦って、
負けている部分をミリ単位で割り出して、「その部分の問題とどう向き合うか？」という至極当たり前のことを、当たり前にやるべきだと思います。
　
ブロードウェイの場合だと、思っている以上に村社会なので、当然、「郷にいれば郷に従え」の部分はありますが、しかしながら、くれぐれも相手の戦い方の全てを是として、１〜１０まで相手の戦い方で戦わない…というのが大事ですね。
　
これは、どのサービスにおいてもそうですね。

なんか、野球選手やサッカー選手、あとは日本を主戦場にして、たまに海外でお仕事をされる方を除いては、海外で活躍している日本人の活躍って、あまり伝わってこないですが、各カンパニーを覗いてみると、そこに日本人はいるんですよね。
　
それこそミュージカル『えんとつ町のプペル』のコアメンバーでもあるYAKOさんなんかは、ブロードウェイの「STOMP」のレギュラーキャストとしてバキバキにやられていますし、今回の『えんとつ町のプペル』のステージマネージャーをお願いした方も、さっきチラッと名前が出てきた『Sleep No More』のスタッフさんで、日本人です。
　
いろんな国の方とお仕事をしていると、「日本人って本当に仕事が丁寧なんだな。全然負けてないな」と思うし、「日本人って本当にビジネスの進め方が下手なんだな」と思います。
　
ここをキチンと割り出して、前に進んで行きたいと思います。
　
　
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