【西野亮廣】「始めること」「続けること」「辞めること」、一番難しいのはどれ?

2022年04月10日

※この記事は、2022年4月8日に掲載された「GOETHE」(幻冬舎)の記事より一部転載しています。

「手段が目的化」している場合がある

そんなこんなで本題です。
今日は「経営者(リーダー)は何の為に存在しているのか?」というお話です。

僕が働いているCHIMNEY TOWNという会社があるんですけれども、この会社では若手社員がコンテンツを持って独立することがあって、その一つが『CHIMNEY COFFEE』というコーヒー事業をメインでやっている会社です。

渋谷にお店があって、オンラインでも展開しているんですけども、これは“後輩贔屓”とかそんなんじゃなくて、『CHIMNEY COFFEE』のコーヒーはガチで美味しいので、是非、一度取り寄せてみてください。

オススメは「カフェオレベース」です。
これを「オーツミルク」で割るとも、もう、大変です。
ちなみに僕は毎日飲んでいます。
頭を使うことが多いので、甘めのヤツをいつも頼んでいます。

さて、この『CHIMNEY COFFEE』の代表を務めているのが、皆から「べえ君」(山邊)と呼ばれている24歳ぐらいの男なんですけども、昨日、この「べえ君」がYouTubeで24時間生配信をしていたんです。

彼が立ち上げたクラウドファンディングの最終日ということで、最後の追い込みをかけての「24時間生配信」ですね。
いわゆる「一般人」のYouTubeの24時間配信ですので、当然、長く続けたところで拡散していくことはありません。
拡散装置も、フロントエンド(お客さんを呼び込むネタ)も設計されていないので、基本的には、同じお客さんに24時間話し続けることになるわけで、まぁ、「クラウドファンディングの支援を集める」が目的なのであれば、あまり意味のない打ち手です。

そんなことは始める前から分かることで、最悪、始めてから分かることだと思うんです。
「あ、違うな」という。

で、こんなことを言うと血も涙もないヤツだと思われるかもしれませんが、配信の途中で、「ベエ君、この企画、途中でやめたら絶対に面白いよww」とコメントしたんです。

これ、僕的には一応、助け舟のつもりです(笑)。
というのも、今回の企画は俗に言う「手段の目的化」というやつで、「クラウドファンディングを達成すること」ではなくて、「24時間生配信すること」が目的になっていたので。
ここで、優秀な経営者ならば、途中でスパッと辞めるんですけども、でもまぁ、多くの人がそういう判断ができない。

この連載をお読みになっている皆さんも、「手段が目的化」している現場を目の当たりにしたことがあるでしょうし、もしかすると、皆さんの会社(あるいはチーム)のリーダーがそこに陥っている場合もあるでしょうし、もしかすると、あなた自身がそこに陥っている場合もあるかもしれません。

「始めること」と「続けること」と「辞めること」の難易度

そこで。
いつかの時の為に、「このことは絶対に覚えておいた方がいい!」ということがあって…それというのが、「始めること」と「続けること」と「辞めること」の難易度です。

前提として「自分の意思で」というのが前に付きます。
「自分の意思で始めること」と「自分の意思で続けること」と「自分の意思で辞めること」です。

たとえば、結果が出せなくて辞めるのは「自分の意思で辞める」というよりも、どっちかというと、「辞めさせられる」に分類します。
これは、辞めやすいですよね。
だって、強制的に「退場させられる」わけだから。

なので、そういうのはカウントせずに、あくまで、「自分の意思で始めること」と「自分の意思で続けること」と「自分の意思で辞めること」の、それぞれの難易度はいかほどか?
この話をしたいと思います。

(続きはこちらから【連載「革命のファンファーレ~現代の労働と報酬」】

【西野亮廣】「始めること」「続けること」「辞めること」、一番難しいのはどれ?──連載「革命のファンファーレ2」Vol.37

https://goetheweb.jp/person/article/20220408-nishino_akihiro_37

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