『数字』とはイイ距離感で付き合うことが大事だよね

2021年06月14日

今日は「『数字』とはイイ距離感で付き合うことが大事だよね」という話をしようと思うのですが、
本題に入る前にお知らせをさせてください。

 僕の絵本最新作『みにくいマルコ  〜えんとつ町に咲いた花〜』が発売となりました。


(※こちら→)みにくいマルコ ~えんとつ町に咲いた花~ | にしの あきひろ |本 | 通販 | Amazon



今回の物語は『映画 えんとつ町のプペル』から3年後の「えんとつ町」が舞台です。

時代が大きく変わって、職を失った主人公のマルコが、次の仕事場に選んだのが見世物小屋なのですが、そこで、ある女性と出会い、これがもう、大変なことになっちゃいます。

恋物語がベースになっていますが、今の僕の気持ちを反映させていて、ラストシーンは僕の本音でもあります。

その辺りの事情も踏まえて読んでいただけると嬉しいです。是非、手にとって読んでみてください。

そして、こちらの作品はサイン本のご予約も承っておりまして、お求めの方は『キンコン西野のサイン本屋さん』で検索してみてください。

コチラのオンラインショップでは『みにくいマルコ』以外のサイン本も並べているのですが、僕が本当に毎朝、サインをせっせと入れて、梱包して、配送に励んでおります。もう内職中の内職です。

(※こちら→)https://nishino.thebase.in/items/28763178

みにくいマルコ | キンコン西野のサイン本屋さん powered by BASE

https://nishino.thebase.in/items/28763178



よろしくお願いします。
そして、お知らせがもう一つあります。

6月17日22時から行うオンライン会議生配信『【働く西野先生!】11月の武道館イベントの美術会議』の参加者が700名を突破しました。


本当にありがとうございます。

内容は、タイトルそのまま、11月8日に開催する武道館の舞台セットと照明を作る美術会議の模様を生配信するというものです。

 武道館のセットが作られる現場を見ることってなかなかないだろうし、なにより、僕らの普段のガチンコ会議の様子をお楽しみいただけたらな、と。

参考になるかどうか分かりませんが、「ウチの会社の会議の雰囲気と全然違うじゃ〜ん」となると思います(笑)

参加ご希望される方は、「11月の武道館イベントの美術会議」で検索してみてください。

(※コチラ→)https://sacus.thebase.in/items/45725317


チケットは400円です。
6月17日の22時からですが、1週間ほどアーカイブも残りますので、時間の都合が合わない方も是非、ご参加ください。

よろしくお願いいたします。
そんな、こんなで本題です。

世間のニーズは、ほどほどに無視しよう! | 西野亮廣(キングコング)「#西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/165868




今日は、「『数字』とはイイ距離感で付き合うことが大事だよね」という話をさせていただきたいと思います。

これは僕のサロンでも2年ほど前から叫んでいたことなのですが、今、いろんな発信が「数値化」されるじゃないですか?
分かりやすいところでいうと、「フォロワー数」とか「いいね」の数とか、あるいは「再生回数」とか。


そして、僕らは、これらの数字を「ものさし」にしがちですよね?

「アイツよりも俺の方がフォロワー数が多い」とか、「再生回数が伸び悩んでいる」とか。

そういったものを僕は否定するつもりは一切ないのですが、ただ、一つのモノサシだけで判断しちゃうのは、どう考えたって危ない。

たとえば、「スキャンダルを起こした有名人に一言物申す系の動画が100万回再生いっているのに、人気アーティストの新曲のMVの再生回数がそこまで伸びてない」みたいなことって、よく見かけません?

再生回数だけで判断すると時事ネタを切っている動画の方が回っているのですが、世の中に産み落とした価値でいうと、おそらく新曲のMVの方が大きい。

だって、新曲のMVがあるおかげで、ファンの方がライブに足を運んでくれて、なんならグッズを買ってくれたりもする。

それで、たくさんのスタッフさんの雇用が生まれるわけですよね。

価値を計測する時というのは、そういった「連鎖的に生まれる価値」も込み込みで考えるべきなのですが、「再生回数」というモノサシ一本に囚われてしまうと、それを取りこぼしちゃう。

同じようなことを絵本でも言えて、絵本って、基本売れないんですね。ですが、絵本から派生するものって、メチャクチャあるんです。
 
みにくいマルコ ~えんとつ町に咲いた花~ | にしの あきひろ |本 | 通販 | Amazon



その最たる例が『映画 えんとつ町のプペル』だったりするのですが、もとは一冊の絵本です。


これも「売り上げ部数」というモノサシを否定しているわけではなくて、ただ、「売り上げ部数」というモノサシだけで考えてしまったら、「絵本を作ろう」とはなっていないわけで、『映画 えんとつ町のプペル』は生まれなかった。

「価値」って本当に複雑で、一つのモノサシで測れるものじゃないんです。そして、特に気をつけないといけないのが、「一つのモノサシで測っちゃうと、競合と同じようなモノができあがっちゃう」ということですね。

YouTubeなんて、その最たるもので、「再生回数が稼ぎやすい企画」みたいなのが、その時々であって、皆がそれをやる。

それをず〜っとやっているうちに、自分のカラーがよく分からなくなり、ついには、「この企画をやるのが自分じゃなきゃダメな理由」というのが見えなくなってくる。


そんな中、ただただキャンプが好きだからキャンプ動画を投稿し続けているヒロシさんとかが独自の人気を獲得していく。

ヒロシさんって、きっと再生回数が回らなくってもアレをやってるじゃないですか?
そこに、他の誰でもない「その人」が出ますよね。

ここはもう希少価値の問題で、やっぱり「誰かと似てしまう」というのが一番のリスクなんですね。

なので、まったく無視してしまうと明後日の方向に進んでしまうので、それはオススメしませんが、とはいえ、ほどほどにニーズを無視できる状態というのを作れると最高ですよね。


僕はYouTubeをまともにやっていないのですが、『スナック西野』という月額590円のメンバーシップだけは月に2回やってるんですね。

※コチラ→https://www.youtube.com/channel/UCOy5sLcFLqYNqZ1iurp4dCg/join



「業界のトップランナーを僕の自宅にお招きして、ひたすら飲み明かす」という内容です。

これって、登録者数とか再生回数とか関係なく、配信とか何も無くても、第3者のニーズが無くても、僕、やってるんです。

お酒を飲みながら、面白い人の面白い話を聞くのがシンプルに好きだから。

 
やっぱり、そういうのは強いですよね。

誰かの何かを真似たわけではなくて、マーケティングで辿り着いた答えでもなくて、自分の中から湧き出ているものだから。

 
この逆が、ニーズ調査、マーケティングありきで作るコンテンツですね。

マーケティングありきでコンテンツを作っちゃうと、「数字が悪い=ダメなコンテンツ」となってしまうので、もしかしたら、その先、熟成させたら大化けするかもしれないコンテンツまで捨てちゃうことになる。

どんどん試していって、どんどん改善していくことはすっごくすっごく大切だと思うのですが、その時の判断基準を、たった「フォロワー数」だけで、たった「イイねの数」だけで、たった「再生回数」だけで判断しない方がイイと思います。

繰り返しになりますが、それだけで判断を続けたら、最終的には皆と同じものになっちゃって、価値が無くなっちゃうので。

 
皮肉なもんでしょ?
真面目に数字と向き合って、企業努力をしたら、価値が無くなる場合があるんです。


ただね…ここまで話しても、ちょっと難しいと思うんです。

それぐらい、「フォロワー数」とか「再生回数」は僕らのメンタルに侵食している。

なかなか無視はできないと思うので、だからこそ「ほどほどの距離感で付き合うんだ」「数字に引っ張られると、似たモノが出来上がって価値が無くなるよ」ということを常に言い聞かせておいた方がイイと思います。


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