広告は何故嫌われてしまうのか?《キングコング西野》

2021年06月09日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

今日は『広告は何故、嫌われるか?』というテーマでお話ししたいと思います。

 
本題に入る前に、お知らせをさせてください。

僕の絵本最新作『みにくいマルコ  〜えんとつ町に咲いた花〜』が発売となりました。

 (※こちら→)みにくいマルコ ~えんとつ町に咲いた花~ | にしの あきひろ |本 | 通販 | Amazon



『えんとつ町のプペル』もそうだったのですが、世間のニーズをまったく意識せず、僕の今の気持ちを正直に描いた作品です。

ただ、きっと世の中には僕と同じような環境にある人がいて、その方や、あとはお父さん&お母さんにもキチンと届くと思います。

是非、手にとって読んでみてください。

 
そして、こちらの作品はサイン本のご予約も承っておりまして、お求めの方は『キンコン西野のサイン本屋さん』で検索してみてください。

(※こちら→)https://nishino.thebase.in/items/28763178

みにくいマルコ | キンコン西野のサイン本屋さん powered by BASE

https://nishino.thebase.in/items/28763178



よろしくお願いします。

 
そして、お知らせがもう一つあります。

 
月に2回、僕の友達を自宅に招いて、酒を呑みながら、「今やっていること」や「これから仕掛けること」などを話す月額590円のYouTubeのメンバーシップ『スナック西野』をやっております。

次回のゲストは、この『スナック西野』を始めた時から、お呼びしようと思っていた「堀江貴文さん」です。

何者であるかの説明は、もはや不要だと思うのですが、とにかくロケットを飛ばしたり、和牛を提供したり、縦横無尽に動くお方でございます。

あのITの寵児たる堀江さんが「和牛」を始めた時、「おや?」と思った人って少なくないと思うんですね。

実は、僕もその一人で、「なんで、ホリエモンが和牛?」と思ったクチなのですが、そこにはキチンと理由がありました。今回は、そんな話を中心にさせてもらっています。

 
メチャクチャ面白かったので、興味がある方は、僕の公式YouTubeチャンネル『西野亮廣エンタメ研究所』の動画の画面の下にある「メンバーになる」をクリックしてください。

 (※コチラ→)https://www.youtube.com/channel/UCOy5sLcFLqYNqZ1iurp4dCg/join

 よろしくお願いします。


そんなこんなで今日の本題です。

CMは何故嫌われてしまうのか? | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/164117





僕の朝のルーティンは、サイン本の制作&梱包&配送と、Voicyの10分間の投稿と、オンラインサロンの記事の更新です。

たまに二日酔いをこじらせて、午後にこぼれちゃうこともありますが、結構、毎朝、真面目にやってます。


 
それでですね…Voicyの10分間って、文字にすると3000文字ぐらいなんです。そして、サロンに投稿している記事も毎朝3000文字ぐらいです。

つまり、毎朝、3000文字の情報を2本発信し続けているわけですが、ポイントは、その棲み分けです。

「どの情報を、どっちで出すか?」という。

で、結論として、僕がアクセルをベタ踏みの時の情報はオンラインサロンなんです。

表に出しちゃうと、理解が追いつかない人が脊髄反射的に批判しちゃうから。

それに対して、いちいち「えっと、それは、そういうことじゃなくてね…」と説明する時間が勿体無い。

「絵本×NFTのネタを一つ思いついたんだけど…」という話をしている最中に、「NFT?何それ?」「詐欺ですか?」「宗教ですか?」みたいな人が出てきたら、話が前に進まないし、その人に対して、「NFTというのはね…」と僕が説明することを望んでいない人が結構多いんです。その人の相手はもういいから、「早く新作を作って」という。


なので、ここは棲み分けなきゃいけないなぁと思って、僕がアクセルをベタ踏みしている時や、あとは、これは「経営者」とか「クエリエイター」さん向きの内容だなぁと思ったら、オンラインサロンの方で記事にして、それ以外の普遍的なことをVoicyで喋るようにしています。べつにVoicyを手抜きでやっているわけではなくて、ただ棲み分けている、という話です。

オンラインサロンでは最新テクノロジーの授業をして、Voicyでは歴史の授業をしている感じです。どっちも大事です。


で、今日の内容は、「アクセル ベタ踏み」ではないにしろ、どちらかというとオンラインサロン寄りの内容なのですが、Voicyで喋る理由があると思ったので、Voicyで喋ります。



 
テレビとかYouTubeとか見ていると、途中でCMが入って、「ああ、もう!」ってなるじゃないですか?

今日は「広告が何故、嫌われるか?」について、結構、自分の中で考えがまとまったので、それを共有しますね。


まず、広告(CM)が嫌われてしまう理由として、「そもそもプレイヤー自身が、CMのことを快く思ってない」というのがあると思うんです。「可能であれば、なるべくCMが無い方がいい」とすら思っている。

発信する側がこんなことを思っていたら、そりゃCMが好かれるハズが無いんです。

そして、もう一つ。

CMが嫌われてしまう理由に、「プレイヤーとお客さんが、この時間を共有する為に何故CMが必要か?」ということを、プレイヤーがお客さんに説明していない…というのがあると思います。

何の説明も無しにCMを差し込んで、「喉元過ぎれば何とやら…」みたいな、「嵐が過ぎ去るのを待とう!」みたいな感じでやっちゃってたら、そりゃ嫌われますよ。


今月から僕の番組の提供にCBDAYS MOMEANTさんが入ってくださったんですけど、僕、冒頭の提供の読み上げ、メチャクチャ聴いて欲しいんです。 
CBDAYS MOMENT


そして、企業スポンサーさんを受け付ける時に、リスナーの皆さんに、お金の流れも説明させていただきました。

広告の手数料をなるべくVoicyさんに受け取ってもらって、Voicyさんの売り上げをキチンと作ってもらう。

それによって、Voicyというサービスがより良いものになれば、僕も嬉しいし、皆、嬉しい。

音質が更に向上したり、新しいサービスが追加されたら最高じゃないですか?

そのキッカケを作ってくださったCBDAYS MOMENTさんには感謝しかないんですね。


ここまでの説明を聴いて、「CM聴きたくね〜よ」という人っています?

たぶん、この放送を聴いた全員が「CBDAYS MOMENTさん、あざす!」となっていると思います。

CBDAYS MOMENT

よく、CMが悪者になっている理由は「CMにクリエイティブが無いから」みたいなことを言われたりするのですが、でも、ぶっちゃけ、「よくできたCMって本当に商品の売り上げに繋がってるの?」というのありません?

「あのCM面白かったけど、どこのCMだっけ?」みたいな。

もちろんCMクリエイターは、そこの塩梅を探らなきゃいけないんだけども、それとは別で、パーソナリティーができることってあると思うんですね。

「説明」です。

「僕らが共に過ごすこの時間には、何故、CMが必要なのか?」をファンの方と共有することです。

これはパーソナリティーの仕事で、ここをキチンとすれば、番組とCMは仲間になれると思います。


僕らは生まれた時から家にテレビがあって、当たり前のようにCMが流れていたから、「なぜ、CMが必要なのか?」という説明をされないまま育ってしまったけれど、ここの説明は超大事だと思います。

提供スポンサーの読み上げは録音したものを流しているんじゃなくて、毎朝毎回、その場で読ませてもらっているのですが、そこには、そういう想いがあることを踏まえて聴いていただけると嬉しいです。


今日は、『広告は何故、嫌われるか?』というテーマでお話しさせていただきました。
僕なりの結論は、パーソナリティーの説明不足です。

▼西野亮廣の最新のエンタメビジネスに関する記事(1記事=2000~3000文字)が毎朝読めるのはオンラインサロン(ほぼメルマガ)はコチラ↓
https://salon.jp/nishino

Salon.jp | 西野亮廣エンタメ研究所

https://salon.jp/nishino

▼Instagram版はコチラ↓
https://nishino73.thebase.in/items/38025946

#西野亮廣

シェアする