クリエイティブに必要なのは「締切」
※この記事は、2021年9月17日に掲載された「GOETHE」(幻冬舎)の記事より一部転載しています。
第8回 「やめておけ」という言葉を、ちゃんと聞いたほうがいいケース
大切な人を殺すな
挑戦者のまわりには、必ず『ドリームキラー』が存在します。
否定的な言動によって、夢や目標を壊そうとする人たちです。
厄介なことに、それは、敵対関係にある人だけに限らず、親しい友人や親であるケースも少なくありません。
「あなたのことが心配なのよ」という。
ちなみに僕は、芸人から絵本作家に転職することを決めた時に、ファンの方から「やめた方がいい」という言葉をたくさん浴びました。
あの時、彼らの言うとおりにしていれば、今はありません。
アンチは自覚的にあなたを叩きますが、アンチを除く『ドリームキラー』はいつだって無自覚です。
ただ勘違いしないでいただきたいのが、僕はここで「あなたの挑戦にブレーキをかける人間の言うことなんて聞かなくていい」と言いたいわけではありません。
そもそも、『横からブレーキをかけてくる人=ドリームキラー』という解釈は、ビックリするほど雑だと僕は思っています。
なので、ちょっと整理しましょう。
あなたの挑戦に対して「やめておけ」という人は、次の四種類です。
①邪魔をしたくて「やめておけ」という人
②よく分からないから「やめておけ」という人
③過去の経験から「やめておけ」という人
④現在の経験から「やめておけ」という人
このうち、『ドリームキラー』は①~③です。
③は過去に実績を残した人なので少し厄介ですが、その人が正しい判断ができるのであれば、その人は今も現役プレイヤーでいるハズです。
「現役プレイヤーの意見であるか否か?」で選別するといいと思います。
①~③の「やめとけ」の根拠になっているのは『感情』で、④の「やめとけ」の根拠は『現在のデータ』です。
もう、僕の言い分はお分かりだと思いますが、僕の結論は、
「①~③の言うことは無視してもいいけど、④の言うことは聞いた方がいいかも」
です。
(続きはこちらから【連載「革命のファンファーレ~現代の労働と報酬」】)
【西野亮廣】キミの挑戦を阻む『ドリームキラー』をキチンと区別しよう!
https://goetheweb.jp/person/article/20210917-nishino_akihiro_08