フォロワーを『数字』として捉える人、『人』として捉える人

2021年08月21日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/192535

フォロワーを『数字』として捉える人。『人』として捉える人 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/192535

今日は「フォロワーを『数字』として捉える人、『人』として捉える人」というテーマでお話ししたいと思います。
 
先に結論を言っちゃうと、「フォロワーを『数字』として捉えている人って、あまり明るい未来がまってないよね」という話です。
 
「それは、なんでなの?」という本題に入る前にお知らせをさせてください。
 
 

お知らせ!夏休みの夜、非接触エンタメを!

 
連日お伝えしておりますが、『映画 えんとつ町のプペル』の「ドライブ・イン・シアター」のお知らせです。
 
 
新型コロナウイルスで、またまた大変なことになって、「せっかくの夏休みなのにどこにも行けない」と嫌〜なムードになっちゃってますが、そんな中、コロナをものともしない「非接触エンタメ」である『ドライブインシアター』の会場が追加されました。
 
 
8/21(土)イオン市川妙典店
8/29(日)イオンノア店
 
です。ちなみに19時ぐらいのスタートです。
 
日が落ちないと映画が見れないので。
 
料金は、お車一台につき3300円。
 
一台であれば4人であろうと、6人であろうと、3300円です。
 
そして、どういうわけか、ポップコーン2つと、ペットボトルが2本付いてきます。
 
 
イオンさんに「あざす」と言っておいてください。チケットの購入等、詳しくは、「イオンシネマ ドライブインシアター」のHPでご確認ください。
 
https://www.aeoncinema.com/cinema/drive-in-theater/schedule/
 
 
そして、もう一つお知らせです。
 
 

お知らせ!7年で270億手に入れた男がスナック西野に

 
月に2度、僕のお友達を僕のお家にお招きして、お酒を呑みながら、「現在進行形で取り組んでいるお仕事」についてネホリハホリ聞いていく『スナック西野』という月額590円のYouTubeの有料チャンネルがあるんですけど、来週のゲストは、元りらくる創業者の竹之内教博(たけのうちゆきひろ)さんです。
 

 
 
最近、『無名の男が7年で270億円を手に入れた物語』という本を出されて話題の竹之内社長に、お忙しい中、我が家にお越しいただいて、ネホリハホリ話を聞かせていただきました。
 
楽しくなりすぎちゃって、後半はベロベロに酔っ払っておりますが、酒のツマミに見ていただけると嬉しいです。
 
竹之内社長の会社経営の向き合い方が超絶面白いし、背筋が伸びまくるので、めちゃくちゃオススメです。
 
興味がある方は僕の公式YouTubeチャンネル『西野亮廣エンタメ研究所』の画面下にあります「メンバーになる」をクリックしてみてください。
 
 

西野亮廣 / Akihiro Nishino

https://www.youtube.com/channel/UCOy5sLcFLqYNqZ1iurp4dCg

 
よろしくお願いします。
 
 

劇場に来て頂けるから僕は生きていける

 
そんなこんなで本題でございます。
 
今日は、「フォロワーを『数字』として捉える人、『人』として捉える人」というお話でございます。
 
僕は今、11月にあるミュージカルの準備に追われておりまして、あとは11月8日に日本武道館で開催する学校イベント『サーカス 』で喋る内容を詰めていたり、あとは、絵本を作っていたり、映画を作っていたりします。
 
仕事内容から分かるとおり、どれだけフォロワーがいようが、どれだけ再生回数を稼ごうが、絵本を買ってもらわないと生きていけないし、劇場に足を運んでもらわないと僕は生きていけないんです。
 
それこそ、『映画 えんとつ町のプペル』なんかは「最低でも120万人以上のお客さんに足を運んでいただけないと、次がない」という勝負だったんですけど、
 
その為にやらなきゃいけない作業というのは「フォロワー数を増やす」や「再生回数を増やす」じゃなくて、「劇場に来てくれるお客さんを増やす」なんです。
 
どちらも「人数」が絡んでくるゲームではあるんでけど、戦い方が全然違うんですね。
 
 

それって、本当は一人も見てないのでは?

 
たとえば、僕が今『雨上がり決死隊さんに一言もう申したい』というタイトルで動画をアップしたら再生回数が普段より回るじゃないですか?
 
『メンタリストDaiGoさんが犯した本当の過ち』というタイトルで動画をアップしたら、再生回数が回りますよね?
 
でも、それら動画を観た人達が武道館イベントに足を運んでくれるかというと、そうではなくて、もちろん「西野の新作映画を観に行こう」ともならない。
 
劇場の集客には繋がっていないんですね。
 
絵本の購入にも繋がっていない。
 
再生回数で手に入れられるのは「認知」と「広告収入」だけです。
 
「認知」と「広告収入」を獲得する為に時間を使って、「集客」や「作品制作」に充てる時間を削ってしまうというのは(僕の仕事内容的には)本末転倒もいいとこで、それだと僕は生きていけても、僕のチームは生きていけない。
 
チームメンバーには夢を持っていて、養っている家族がいて、それらを守ることも僕の仕事の一つなんです。
 
なので、SNSのフォロワーが増えても、YouTubeのチャンネル登録者数が増えても、再生回数が多く回っても、(あくまで僕は!)あまり感情が動くことはないんです。
 
ぶっちゃけ、そこの人数なんてサービスの仕様でいくらでも水増しできる部分で、動画をザッピングしている途中で1秒でも見たら、「1人が見た」とカウントされるわけじゃないですか?
 
でも、それって、本当は一人も見てないじゃないですか。
 
大切なのは、「そこに本当に人がいるかどうか?」であり、「フォロワーさんと、人として付き合っているかどうか?」です。
 
なので、「フォロワー数を増やしたーい!」「チャンネル登録者数を増やしたーい!」とだけ言っている人……
 
要するに、フォロワーを『数字』として見ている人の言動が僕の中ではすごく悪目立ちしています。
 
「あなたの今の状態のまま、再生回数を増やすことに何の意味があるんだ?」という。
 
「まやかしの数字で承認欲求を満たされ、手に入れられるのは、極めて刹那的な広告収入ぐらいだぞ」と。
 
んでもって、ここでは僕の感情は横においておいて、普通に『算数』の話をすると…
 
(これは数年前から言われていることですが)お客さんの可処分時間には上限があって、それでいて発信者が増え続けているのだから、「再生回数を稼いで広告費を稼ぐ」というゲームの取り分なんて、日に日に小さくなっている。
 
そこに張っても、ほとんどの人が食っていけないですよね。
 
つまり、フォロワーを『数字』として捉える生き方は構造上の限界があって、もう限界まできている。
 
 

認知より人気、広さより深さを


そんな中、昨日、グラフィックデザイナーのかんかんサンがeluで作品を出品して、5万円ぐらいの作品だったんですけど、10人ぐらいの方が購入されていたんです。

https://elu.jp/item/a1fZgQIdLwb0qBD1jBFp

これで十分すぎるほど食っていけるじゃないですか?

買ってもらえたら、食っていけるんですよ。

「【認知】よりも【人気】、【広さ】よりも【深さ】をとる」をしていかないと、もういいかげん厳しくなってきたし、昨今盛り上がっている『クリエイターエコノミー』って、そういうメッセージを唱えている時代だと思うんです。

「たとえ一万人に知られていなくても、たとえ自分のことを知っている人が50人でも、【買ってくれる人】がいたら生きていける」という。

当たり前ですが、自分の作品や商品やサービスを買ってくれるのは『数字』じゃなくて『人』です。

いいかげん、フォロワーさんを『数字』として捉えるのはやめて、『人』として向き合ってみるのはどうでしょうか?…という提案でございます。

僕はときどき、サロンメンバーさんを本気で怒るんです。

「お前、今のままだったら生きていけないぞ!家族を守れなくなるぞ!」って(笑)。

もちろん、そのあとは、全力でフォローしますよ。

アフターケアには定評がある男です。

そうして一度『人』として付き合うと、こっちもずっと応援するし、そしてずっと応援してもらえる。

すごくアナログな生き方かもしれませんが、結構オススメです。

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CHIMNEYTOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
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★iPhoneの場合 →画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
 
★Androidの場合 →画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
 
【注意】 LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!
 
 

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