『撤退』の判断はリーダーにしかできない

2026年02月06日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/7524100

撤退の判断はリーダーにしかできない。 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/7524100

 
 

「燃え尽き症候群」への対策

 
最新刊『北極星 〜僕たちはどう働くか〜』の発売、そして『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』の公開が、いよいよ目前に迫っています。
 
書籍『北極星』については、まもなくサロンメンバーおよびVoicyプレミアムリスナー限定で、事業投資型クラウドファンディングを実施する予定です。
 
先日お伝えしたとおり、本企画では、支援者である読者の皆さまに対し、向こう5年間にわたって印税を分配し続けます。
 
一方、映画『えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』については、すでに事業投資型クラウドファンディングの募集を終了しており、こちらは映画の興行収入および今後10年間の関連グッズ売上を、支援者の皆さまに分配していく仕組みとなっています。
 
二つのプロジェクトに事業投資型クラウドファンディングを組み込んだ以上、その責任は確実に重くなっています。
 
どちらも失敗が許されない挑戦です。
 
書籍については、ある程度は自らの裁量と努力で結果を引き寄せられると考えていますが、映画は決して一人の力でどうにかできるものではありません。
 
正直なところ、怖さもあります。
 
それでも、やるしかないので全力で臨みます。
 
そんな命懸けの勝負を来月に控える中で、今のうちに必ず押さえておかなければならないのが「燃え尽き症候群」への対策です。
 
特に映画は、制作に5年という時間を費やしてきました。
 
このまま何の手も打たずにプロジェクトの終幕を迎えれば、心身ともに抜け殻になる可能性は高い。
 
だからこそ、燃え尽き症候群への対策は、事後ではなく「今」から打っておく必要があります。
 
そして、その対策は実のところ一つしかありません。
 
それは、「今のプロジェクトが終わる前に、次のプロジェクトをすでに走らせ始めておくこと」です。
 
というわけで現在、すでに水面下で動き始めているのが「美術館プロジェクト」です。
 
ご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、この美術館構想自体は決して新しいものではありません。
 
企画の原型は、2018年に『えんとつ町のプペル美術館(仮)』という名称で立ち上がっており、当初は僕の地元である兵庫県川西市に建設する計画でした。
 
実際にクラウドファンディングを実施し、土地も購入し、具体的な準備を進めていました。
 
ところが、その裏側で『えんとつ町のプペル』というIPは、想定を大きく超えるスピードと規模で成長していきました。
 
映画の公開とヒットを皮切りに、ミュージカル化、幕張メッセでの大型イベント開催、さらにはブロードウェイへの挑戦へと展開が広がっていったのです。
 
その結果、当初想定していたスケールでは受け止めきれないほどにIPが拡張し、あらかじめ用意していた土地は、もはや十分な受け皿にならなくなってしまいました。
 
 

二回徹底していないと辿りつかなかった

 
当然のことながら、ここで意識せざるを得なかったのが、「すでにクラウドファンディングによって支援をお預かりしている」という事実です。
 
「やる」と約束し、その言葉を信じて資金を託していただいている以上、簡単に引き下がることはできません。
 
しかし一方で、このまま計画を進めた先に、納得のいく未来を描けなかったのも事実です。
 
失敗する可能性を感じながら惰性で進むことこそ、支援してくださった方々に対して最も不誠実だと判断しました。
 
そこで思い切って計画にブレーキをかけ、経緯を丁寧に説明したうえで、希望される支援者の方々には返金対応を行いました。
 
結果として、川西での美術館構想は「撤退」という決断に至りました。
 
次に候補地として検討したのが、より広い土地を確保できる伊豆大島です。
 
十分な敷地条件があり、美術館を展開する可能性は見えていました。
 
そのため、実際に現地に何度も足を運びながら、具体的な検討を重ねていきました。
 
しかし調査を進めるにつれ、「離島であるがゆえの運営リスク」が想定以上に大きいことが明らかになり、最終的にはこちらも「撤退」という決断に至りました。
 
川西、伊豆大島のいずれにおいても、時間も資金も投じ、建物の設計に至るところまで進めていました。
 
だからこそ、「ここまでやったのだから引き返せない」という心理が働きます。
 
そんな中で、ものすごく可能性のある物件が出てまいりました。
 
詳しくはオンラインサロンの方に投稿させていただいておりますが、今回の物件は過去2回の問題を完璧にクリアしていて、ここは上手くやれば本当に大変なことになりそうです。
 
クラファンのリターンで用意していた「一日館長」とかも、こちらで実施できそう。
 
で、今日の「学び」は何かというと、このパーフェクトとも言える物件(条件)は、「二回徹底していないと辿りつかなかった」ということ。
 
あの時、「時間をかけちゃったし」「お金をかけちゃったし」「想いを背負ってしまったし」で進んでしまっていたら、ここには辿り着いていなかった。
 
戦略的撤退はとても重要な判断で、そしてその判断はリーダーにしかできません。
 
「違うかも」と思いながらプロジェクトを進めているリーダーの方は、このことを頭のどこかに置いておいてください。
 
 

▼『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』2026年春、公開記念🎩

西野亮廣エンタメ研究所
入会初月無料キャンペーン実施中‼️

西野亮廣の挑戦をリアルタイムで
もっと応援したい方はこちら!
 
■2026年1月1日(木)〜3月31日(火)
 
▼「西野亮廣エンタメ研究所」初月無料キャンペーン
https://salon.jp/campaigns/detail/2499ad44-800a-4ec0-b882-474c0ce9c98b
 
【注意事項】
※キャンペーン特別ページからエントリーが必要です。
キャンペーンページを経由せずにご入会された方は初月無料になりませんのでご注意ください。
 
 
\公式LINEができました/
▼西野亮廣 公式LINEはコチラ↓
https://lstep.app/bew62ko

シェアする