イベントは「期待値」と「余白」の設計が全て

2025年12月26日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/7407397

イベントは「期待値」と「余白」の設計が全て | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

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「忘年会」という位置づけ

 
ついに本日より5日間に及ぶ狂気の大忘年会『天才万博』がスタートします。
 
昨日、インスタを見ていたら、27日にはMay J.さんが、そして28日には宮迫さんが飛び入り参加してくださるみたいで、何より、客席には友達と業界関係者がウジャウジャいるので、非常に楽しみです。
 
CHIMNEY TOWNのスタッフも「明日からは呑み倒すから」というモチベーションで昨日のギリギリまで働いておりまして、もう準備は万全でございます。
 
私は、本日は10時から最近ハマっている「オンラインウォーキング」が1時間ありまして、もうその直後から飲酒を解禁しようかと思っております。
 
本日お越しになられる皆様におかれましては、舞台裏にはお酒に飢えている出演者がワンサカおります。
 
よって、缶ビール&缶ハイボールの差し入れを持ってきていただけると一同大変喜びます。
 
よろしくお願いします。
 
さて、この『天才万博』。
 
スタートしたのが確か2014年とかだったので、今年で11年目(かな?)。
 
僕もこの業界は長いですが、「11年続くイベント」というのは本当に数えるほどで、まずは「続いている」ということに拍手を送りたいです。
 
次に、ここまで続いている理由について、エンタメの鬼からの目線で解説させていただきたいと思います。
 
イベントを作る際の参考にしてみてください。
 
『天才万博』の勝利(勝っているのか?)の要因は、やっぱり「期待値」と「余白」に尽きると思います。
 
「期待値」の設計というのは本当に大事で、たとえば、この前、幻冬舎の箕輪さんが「沖縄の『ジャングリア』も、『沖縄自然公園』という名前だったら、むしろ満足度メチャクチャ高かったのでは?」と言っていたのですが、たぶん、その通りで、『天才万博』の場合でいうと、そもそも毎年「誰が出るか(ほぼ)分からない」という状態だし、「音楽ライブ」と持ち上げず、「忘年会」という感じでハードルを下げ倒しているし、さらには、「どうやら、幻冬舎の館野という素人がトリを務めるらしい」というウワサをまわして、ステージの期待を極限までゼロに近づけている。
 
これによって、「もっと凄いパフォーマンスが見れると思ったのに、期待外れだった」みたいなことは起きない。
 
が、中に入ってみると、あの真っ赤っかの空間が広がって、さらには子供達が走り回っているから、「忘年会のワリには楽しいぞ」がある。
 
「何の期待もしていなかった『沖縄自然公園』でジップラインができた」みたいな感じです。
 
『天才万博』を「忘年会」と位置付けたのは「期待値設計」の意味でも大きいですが、「関係者がこぞってやってくる」というのも大きくて、僕としては、ここで皆さんにご挨拶することができるので助かるし、関係者同士の交流の場になっているのも最高だし、何より、関係者(時に超大物歌手)が飛び入りでステージに立ってくれるのも最高で、これを「音楽フェス」とうたっていたら、こうはなってなかった。
 
「忘年会」は発明でした。
 
 

「どれだけお客さんを主役にするか?」に尽きる

 
次に、『天才万博』が上手く回っている二つ目の要因として、「余白がある」です。
 
この「余白」というのは、国民全員がプレイヤーおよびクリエイターになった今の時代、本当に本当に大事で、今の皆の娯楽は「作ること」になってきているし、よく言っていることですが、「主役を観に行くエンタメ」から「主役になりに行くエンタメ」に人は移動し始めている。
 
それでいうと『天才万博』で禁止にしているのは、「アーティストとアーティストの出番の間の時間をMCトークで繋ぐ」で、それをやっちゃうと、お客さんは黙ってずっとステージを見続けなきゃいけない。
 
特にお子さん連れの場合だと、これは辛いし、僕としても、せっかく年末の挨拶に友達が来てくれているのに、そこでペチャクチャしゃべれないのは辛い。
 
というわけで『天才万博』は出演者の数をグッと絞って、一組終わるごとに20分ぐらいのガッツリとした「ご歓談タイム」がある。
 
やっぱり、これはイイ。
 
この「ご歓談タイム」があるから、隣の人と仲良くなって、たとえば「舘野さんのどうしようもない歌」に対しても「頑張れー」という声を飛ばすことができる。
 
この「ご歓談たっぷりスタイル」は、『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』にも採用していますし、来年立ち上げる別のイベントでも採用しようと思っています。
 
とにかく、「どれだけお客さんを主役にするか?」というところに的を絞る。
 
是非、参考にしてみてください。
 
「期待値」と「余白」が天才万博を天才万博たらしめている要因ではありますが、それもこれも、それらを裏で支えてくださっているスタッフ&ボランティアスタッフの皆様と、そしてお客さんがあってこそです。
 
今日から5日間酔い潰れる西野としましては、彼らに心から感謝したいと思います。
 
それでは『天才万博』でお会いしましょう。
 
 

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