『【キアヌ・リーブスが参戦】ブロードウェイの「勝ちパターン」が確立されてしまう』

2025年04月14日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/6617481

【キアヌ・リーブスが参戦】ブロードウェイの「勝ちパターン」が確立されてしまう。 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

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『海外』では何が求められていて、自分達は何をするべきか?

 
日本の方でも「いつか海外で活動したい」という人は結構いらっしゃると思うのですが、それが「いつ」なのかということを決めている人はあまりおらず、更には、「自分が行こうとしている『海外』では今、何が求められているのか?」をリサーチしている人はほとんどいません。
 
このスタンスで海外進出することがいかに難しいか?
 
逆の立場になって考えてみると分かりやすいと思うのですが、たとえばギリシアの「シルタキ」というダンスのプレイヤーが「いつか日本に進出したい」と願っていても、日本のメディアから「シルタキ」にスポットを当てることって、あまり考えられないですよね?
 
なんかのバラエティー番組の企画で「世界一ほっこりするダンス」みたいな特集が組まれて、その中で「シルタキ」が紹介されて、ギリシアのシルタキのプレイヤーが番組内で踊って、それでスタジオやお茶の間を沸かせても、それは一番組の一企画でしかない。
 
ギリシアのメディアは、その時の日本のバラエティー番組の映像を引用して「今、日本ではシルタキが話題!」と報じたとしても、日本ではシルタキブームなんて微塵も起きていないですよね?
 
海外進出って二つあって、一つは「本当に現地(ローカル)で席を確保している海外進出」、そしてもう一つは「現地ではイロモン(ひとネタ)として取り上げられて、その時の映像を母国で流して、あたかも海外でも話題になっているかのように見せる(見せかけの)海外進出」。
 
ここに良し悪しは無いのですが(いろんな戦い方があっていい)、おそらく「いつか海外に進出したい」と言っておられる方が目指しているのは前者だと思います。
 
そうした時に必要なのは、海外進出が具体的に「いつ」なのかを決めて、そして、今、海外で求められていることを把握しておくことだと思います。
 
「相撲やっときゃウケるでしょ」「サムライやっときゃウケるでしょ」では、いつまで経っても海外進出は果たせません。
 
「今、何が求められているから、自分達は何をするべきか?」という受験対策のようなものは必要です。
 
そんな中、ブロードウェイでチマチマやっている人間のポジショントークとして、今のブロードウェイのトレンドをご紹介します。
 
 

「有名作品✖️ハリウッドスター✖️期間限定」に中指を立てる

 
最新の(最新でもないけど)ニュースで言うと、キアヌ・リーブスが今年の秋にブロードウェイに進出します。
 
舞台に明るい方ならご存知だと思うのですが、キアヌ・リーブスが主演を務める作品はサミュエル・ベケットの『ゴドーを待ちながら』です。
 
世界中で上演されている名作で、ブロードウェイだけでも今回で5度目の上演になるそうです。
 
演出を務めるのは『サンセット大通り』などで知られるジェイミー・ロイドで、公演期間が「2025年〜2026年シーズン」という感じで発表されていたので、「ヒットするかぎり続けます」というロングラン公演を見越したものではなく、最初から「期間限定公演」の契約になっているようです。
 
僕のVoicyを聴いてくださっている方は、「ああ、なるほど。ブロードウェイは今、そのパターンに入ったのね」という感想を持たれていると思います。
 
そのパターンというのは、「有名作品✖️ハリウッドスター✖️期間限定」です。
 
デンゼル・ワシントン&ジェイク・ギレンホール主演の『オセロ』、
ジョージ・クルーニー主演の『グッドナイト&グッドラック』、
そして、キアヌ・リーブス主演の『ゴドーを待ちながら』です。
 
僕が知っている限りでも、今、このパターンの企画がバンバン出てきていて、明らかに現在の「ブロードウェイの勝ちパターン」になっています。
 
で、話はここからです。
 
ブームは必ず終わり、そして、その反動は必ずくる。
 
この「有名作品✖️ハリウッドスター✖️期間限定」が何本か続いたら、もちろん、「ブロードウェイが、これでいいのか?」という運動は遅かれ早かれ必ず起きる。
 
ポリコレ作品が続いた後に、「とはいえ、エンタメなんだから、もっとエンタメ要素がたくさんある作品が欲しくない?」となって今があるように。
 
そう考えると、ゼロからブロードウェイ進出を考えている日本人が、今からハリウッドスターを絡めた企画を出したところで、もう遅いですよね?
 
その頃には、きっと旬は過ぎているから。
 
今から準備を始めるなら、「有名作品✖️ハリウッドスター✖️期間限定」に中指を立てる(カウンターとなるような)企画で、たとえば、そういう企画って、この流れを把握していないと出てこないじゃないですか?
 
じゃあ、日本の演劇畑の人で、「いつかブロードウェイに進出したい」と思っている人の中で、この流れを知っている人がどれぐらいいると思います?
 
たぶん、ブロードウェイの今は、日本の演劇畑の人達よりも、僕のVoicyのリスナーさんの方が詳しいと思います。
 
すると、打ち手が全て「あてずっぽ」になっちゃうんです。
 
「これ、外国人にウケるんじゃない?」みたいな感じで。
 
「…いやいや、あなたが言っている『外国人』というのは、いつの外国人よ」という話で、ここの解像度を上げるには情報収集するしかないんです。
 
今はたとえでブロードウェイの話をしましたが、基本的には、どのジャンルでも同じです。
 
海外進出を習うなら、「行こうとしている『海外』のトレンド(全体的な流れ)」ぐらいは入れておいたほうが良さそうです。
 
 

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