とろサーモン久保田の新刊『慟哭の冠』の危険なプロモーション

2025年03月22日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/6543101

【ヒットの作り方】とろサーモン久保田の新刊『慟哭の冠』の危険なプロモーション | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

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新刊『慟哭の冠』のヒットの裏で何があったのか?

 
昨日は朝に「キングコングからの大切なお知らせ」という文章を連名で出して、過去にそんなことをやったことがなかったので、「解散か?」はたまた「活動休止か?」と各媒体でニュースになりました。
 
もちろん「ニュースになること」を見越したアプローチで、その目的は、昨日の『毎週キングコング』をご覧いただけた方なら御存知だと思いますが、とろサーモン久保田君の新刊『慟哭の冠』のプロモーションでした。
 
結論から言うと、久保田君の新刊『慟哭の冠』はAmazonの「タレント本ランキング」で1位になり、現在Amazonでは【在庫切れ】という状態です。
 
ちなみに作者からすると発売日に在庫切れになっちゃうのは、機会損失の悔しさもあったりするので、KADOKAWAさん是非フォローにまわってあげてください。
 
さて。
 
今回は久保田さんの新刊『慟哭の冠』のヒットの裏で何があったのか?を少しだけお話しさせていただきます。
 
皆さんの活動のヒントになれば嬉しいです。
 
久保田さんから「書籍出版」の相談があったのは去年だったと記憶しています。
 
昨日の『毎週キングコング』でもお話しされていましまが、もう何年も前から書きためていた本で、「どの出版社から出すのがいいのかな?」と相談がありました。
 
利益のことだけを考えると、いろんな選択肢がありますが、久保田さんの目的がそこではないことは容易に想像できたので、「出版社の機能」と「大手出版社のメリット」について御説明して、今回の出版社に落ち着きました。
 
ここは皆さんも押さえておいた方がいいポイントだと思うのですが、出版社に限らず「大手」というのは、「売れているものを更に売る力」が強くて、そこが大手の最大の魅力です。
 
吉本興業もそうですね。
 
NSCという有象無象が集まるスクールを作って、そこから劇場に上がってきて、その劇場で勝ち上がってきた芸人にマネージャーをつけて、さらに売り込む…ということを何年もしています。
 
一方で、大手に所属している新人が「会社が何もしてくれない!」と愚痴ったりしているシーンを時々見かけますが、その理由はシンプルで、「テメエが売れてないから」です。
 
繰り返しますが、大手は「みんなを売るための装置」ではなくて、「売れているものを更に売るための装置」であるので、大手に所属するからには、大手が売り出したくなるまで自力で売れなきゃいけない。
 
 

久保田君は本当に最高のタイミングで相談に来てくれた!

 
ここで久保田君に話を戻します。
 
久保田君が本当に最高だったのは、始める前に相談してくれたこと。
 
そこさえ守っていただければ、メガヒットはお約束できないけれど、プチヒットまでは必ずお連れできます。
 
だけれど、ほとんどの人は最初の雛型をオリジナルでやっちゃって、「もう手遅れじゃん…」というタイミングで相談に来られます。 
 
だから久保田君は本当に最高のタイミングで相談に来てくれたし、ここで結果を出せなかったら、僕が無能だということが証明されるだけ。
 
久保田君には何の責任もありません。
 
最高の食材を最高のタイミングで寿司職人に渡して、それで不味い寿司を握ったら、そりゃ寿司職人の責任です。
 
というわけで、プチヒットまではお連れすることを決めて、実は裏で色々と仕込んでいたんです。
 
ところが先の「オンラインカジノ騒動」がありまして、それらの手が打ちづらくなっちゃったんです。さすがに、これは想定外でした。
 
ただ、長く活動してりゃ「予定していたことができなくなった」なんて日常茶飯事。
 
こういう時は「予定していたことができなくなった」を逆手に取ると、同情が発生して、イイ風が吹くことが多かったりします。
 
そこで、久保田君には「いろいろ考えはあるかもしれないけど、黙って『毎週キングコング』に来て!」と伝えて、とばっちりを受けたオンラインカジノの話をとっかかりにして、「そのせいで書籍の告知ができない」という昨日の流れに持っていくことに決めました。
 
 

思うような流れが来なかったら、それを活かす方法をひたすら探る…

 
さて。
 
そんなこんなで、久保田君をゲストに迎えた『毎週キングコング』の収録を終えて、僕はニューヨークに飛んだのですが、ニューヨーク到着した直後に久保田君から「ちなみに、先日収録した『毎週キングコング』を、本の発売日である金曜日に配信できたりしないかな? 出版社的には発売日に力を入れたいみたいで…」というクソ面倒くさい相談がありまして…(笑)。
 
『毎週キングコング』のファンの方からすると、もう10年以上「日曜日の楽しみ」になっているわけですから、「そのために曜日をへんこうするのはどうなんだろう?」と一瞬思ったのですが、途中から「久保田君を応援する為だけに曜日を変更するというのって面白い」と思い始めまして…一方で、お客さんとしては「曜日が変更になるということは、よっぽどのことがあったのかもしれない」と考えるよなぁと思い、このギャップを使うと面白いと思って、昨日の連名の文章に繋がりました。
 
もちろん、あの手の煽り方(釣り方)をするとそこそこ炎上することは分かっていましたが、それが自分達の為だったらやってなかったですが、友達の為ならキングコングが炎上することぐらい安いもんで、そこはキングコングのファンの皆様も「なるほど、そういうことね」と優しく受け止めてくれるだろうと思いました。
 
結果、連名の文章を貼ったXのポストのインプレッション数は約1000万回にのぼり、それがそのままニュースになり、YouTubeに流れ、書籍購入に繋がりました。
 
今回の教訓は、「流れに逆らわない」ということかなぁと思います。
 
思うような流れが来なかったら来なかったで、それを活かす方法をひたすら探る…という。
 
あと、これは何度も言いますが、やっぱり最初から相談をしてもらえたのは凄く助かりました。
 
僕はいろんなプロジェクトに駆り出されますが、基本的には「立て直し屋」ではなくて、ゼロ(仕組み作り)から仕掛ける人間なので、何かあれば最初からお声がけいただけると幸いです。
 
久保田君の新刊『慟哭の冠』を宜しくお願いいたします。

 
 
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