「仕事が無い人」と「仕事がある人」の決定的な違い

2025年01月30日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/6402785

「仕事がある人」と「仕事が無い人」の決定的な違い | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

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社員にとって会社は「価値を提供する場所」

 
ありがたいことに、「一緒に働きたい」という声をいただくことが多かったりします。
 
僕が働いているCHIMNEY TOWNという会社は中途採用もしているので、「相性が合えば是非是非!」といったところなのですが、一点だけ、どうしても気になることがありまして…
 
「一緒に働きたい」と言ってくださる方の中に、オンラインサロンに入られていない方がいらっしゃるんです。
 
「働く場所」って、人生の大半の時間を捧げる場所じゃないですか?
 
僕だったら、その場所を決める前に、「その場所で、具体的にどんなことがおこなわれているか?」はできるかぎりリサーチするんですね。
 
その上で、「自分だったら、この場所に、○○を提供できる」と考えます。
 
会社は「学校」じゃないので、「学ぶこと」を目的とした場所じゃないんです。
 
給料というのは「提供した価値」に対して支払われます。
 
したがって社員にとって会社は「価値を提供する場所」であって、会社に対して価値が提供できなければ「さようなら」が本来の姿です。
 
 

「雇用される人」と「雇用する人」の関係は、「パン屋の店主」と「お客さん」ぐらいの関係

 
今、仕事を探されている方は、こういう風に考えると腹落ちすると思うのですが…
 
「雇用される人」と「雇用する人」の関係って、「パン屋の店主」と「お客さん」ぐらいの関係で…たとえば、あなたが「パン屋さん」を出す時に、まず「パン屋さんをやりたい!」と考え、その次に「美味しいパン」を開発と同時に「どこに店を出すか?」を考えるでしょう。
 
「パンを買ってくれそうな人が住んでいる地域」を探すでしょう?
 
「その地域にパンのニーズがどれだけあるか?」とか、はたまた、「その地域の学校の給食にパンを卸す大型契約がとれるか?」とか。
 
そういった市場調査をして、お客さん理解を深めた上で、美味しいパンを提供するから、そこに「ありがとう」という言葉と「パンの売り上げ」が発生するわけですよね。
 
これが「サービス」の基本です。
 
「西野の会社で働く」となった場合、「西野の会社」は「あなたのお客さん」になるわけで、そうなると、当然、「西野の会社が今、何を求めているか?」「西野の会社に、何が売れるか?」は考えるべきで、僕のオンラインサロンは僕が今やっていることがどこよりも早く知れるどころか、たとえば先の「アカデミー賞」やら、ブロードウェイの共同プロデューサーの裏側(どうやって、そこに至ったのか?)まで知れるわけで、月額980円です。
 
そんなもん、西野に会う前に980円だけ払って、過去記事全部読んで、「西野さんの活動は調べられる範囲で調べさせてもらいましたが、多分、この部分がまだ弱くて、僕だったら、そのウィークポイントに対して、こういう価値を提供できます」と言えば一発で採用です。
 
これは西野の会社に限った話ではなくて、「会社で働く」ってそういうことです。
 
 

なかなか仕事が見つからないという人が、間違っていること

 
「雇う」という言葉が誤った上下関係(勘違い)を生んでいる原因だと思うのですが、会社の場合は、社員が「パン屋の店主」で、会社が「パン屋のお客さん」です。
 
「なかなか、仕事が見つからねーなー」という人は、ここを間違っている。
 
「給料もらえるし、学べる場所は、どこだ?」というスタンスだと、一生、理想の職場は見つかりません。
 
ちなみに、これはオンラインサロンメンバーさんには常日頃話していることですが…
 
僕は2023年の11月の末に、ブロードウェイで数々の作品を手がけているプロデューサーの「ミーガン・アン」という女性に会って、彼女から「ブロードウェイはとても小さな村だから、アキの(えんとつ町のプペル)の成功は、アキがブロードウェイ村の住人に愛されるか否かにかかっている」と言われ、その翌月から、ブロードウェイのクリエイターさん一人一人と会いに行きました。
 
一緒に働く仲間を探す旅で、クリエイターさんから、プロジェクトマネージャーさん、そして投資家さんまで、対面の面接を40〜50回ほど繰り返しました。
 
相手からすると、西野亮廣は「まだ、よう分からん外国人」なわけですが、ただ、「一緒に働く」となったら、たとえばクリエイターさんの場合だと、どれだけのトップクリエイターでも「給料を貰う立場」になる。
 
そうした時に彼らが何をするかというと、もう徹底的に事前リサーチをしてくるんです。
 
ミュージカル『ムーランルージュ』の美術デザイナーのデレク・マクレーンは、僕と会うまでに絵本『えんとつ町のプペル』を読んで、映画『えんとつ町のプペル』を観てきてるんですね。
 
だから相手に価値が提供できるし、だから彼が引く手数多のトップクリエイターなんです。
 
お客さんを理解しないと、パン屋はできません。
 
職場を探している人は、職場の理解に努めてみてください。
 
もちろん、すでに職場を持っている人も、さらに職場の理解を深めてみてください。
 
「給料が上がる」は、その結果です。

 
 
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CHIMNEYTOWNのホームページを、
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【注意】
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