採用してから「やっぱり違った」となるのが、会社としては一番痛手。教育で悩むより、“どこ”で募集をかけるかだ!

2024年07月21日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

※この記事は、2024年07月19日に掲載された「GOETHE」(幻冬舎)の記事より一部転載しています。

会社運営に関しては「教育」よりも「採用」

 
「会社運営において『教育』と『採用』、どっちが大事ですか?」という質問を経営者に投げると、1年目の経営者か、体裁を気にする経営者は「教育」と答え、体裁ガン無視で、経験豊富なヤリ手の経営者は皆こぞって「採用」と答えます。
 
人によっては「採用が9割」とか「採用が10割」という人もいます。
 
彼らは、「採用」が企業の成長において最も重要な要素で、適切な人材を採用することが、長期的な成功に繋がると考えています。
 
さらに、「教育は子供の頃から始めるべきだ」とか、「大人になってからの教育は限界がある」といった見方もあって、成長の余地がある「伸びる子」に対する教育のみが効果的だとする意見も少なくありません。
 
程度の差はあれど、僕も、こと会社運営に関しては「教育」よりも「採用」だと思っています。
 
こんな生々しい話を誰もしないので僕が身代わりになりますが、会社を何期も走らせていると、やっぱり会社を存続させようと思ったら「採用しちゃいけない人を採用しないこと」がとっても大事だということを思い知らされます。
 
以前、Voicyでお話した「再生回数が稼げるから、甘い言葉を発信しまくっていたら、ものの見事にポンコツしか面接にこなくて、それでも採用したら、ほぼ全員が秒で会社を辞めた話」なんて、まさに。
 
僕の話じゃないですよ? 友達の会社の話です。
 
採用と教育にかけたコストが全て吹き飛んで、甘い言葉で再生回数が回っていた動画を全部消したそうです(笑)。
 
採用してから、「やっぱり違った」となるのが会社としては一番痛手です。
 
なので採用前に、正しく「フルイ」にかけて、採用する側も採用される側も互いに過度の期待を持たず、それでも握手できる関係なのか? を導き出す「エントリーマネジメント」が非常に大事。
 
もっと言うと「どこで募集をかけるか?」がメチャクチャ大事!
 
 

「募集をかける場所」の僕の中での暫定1位が「Voicy」

 
たとえば、エンターテインメントカンパニーとしてYouTubeチャンネル『毎週キングコング』で武道館イベントや、幕張メッセのイベントや、映画やミュージカルの裏側を取り上げた時に学生インターンを募集することは一見良いアイデアに思えるけれど、実際にやるとミスマッチが大量発生すると思います。
 
(続きはこちらから【連載 『革命のファンファーレ』から『夢と金』】

採用してから「やっぱり違った」となるのが、会社としては一番痛手。教育で悩むより、“どこ”で募集をかけるかだ!

https://goetheweb.jp/person/article/20240719-nishino-153

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