特別な力は無い。諦めていないだけ

2024年06月22日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/1147596

特別な力は無い。諦めていないだけ。 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/1147596

 
 

新しいことをしようとすると、悪い人が一人もいないのに摩擦が起きることはある

 
2025年8月9日〜8月30日に上演するファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の準備が連日進められております。
 
ひとまず僕らの立ち位置を明らかにしておくと、何か大きな後ろ盾があるわけではなく、ゴッリゴリのベンチャーなので、「業界の信用」があまり無かったりします。
 
なので、時に業界の先輩方からイジメられることもあるのですが、こればっかりは持ち前のガッツと愛嬌と、そして「あまりにしつこくマウントをとってきたら中指を立てる」という田舎侍魂でどうにかこうにか乗り切っている…といった感じです。
 
チームとしては「面白いことする」というテーマをすごく大切にしていて、クリエイティブスタッフも、そこと本気で向き合えるメンバーにしか声をかけていません。
 
それは何も「メチャクチャにする!」という乱暴な話では決してなくて、「今の時代をキチンと読み取って、お客さんの声にキチンと耳を傾けて、その上で判断し、その判断が業界の〝これまでの当たり前″と違っても、そこは努めて冷静に突き通す」ということです。
 
それをやって、たとえば大手事務所から「お前らとは金輪際仕事をしない!」と言われても(※実際は言われてないよ)、「残念だけど、まぁしょうがないよね」という感じです。
 
こういう話をすると「直近で何かあったのか?」と思われてしまうのですが、特に何かがあったわけではありません。
 
ただ、新しいことをしようとすると、こういうのは付きもので、嫌がらせをされることは当たり前のようにあるし、イジメられることも当たり前のようにあるし、そもそも自分達のやり方がヘタクソで怒られちゃうことは当たり前のようにあります。
 
それこそ、僕らは「キャストさんの稽古代を出す」と公言していますが、これだって、キャストさんの稽古代を出していないカンパニーからすると「そんなことを言うなよ。比べられるだろ!」と快く思っていない可能性はあります。
 
だけど、そこにお伺いを立てていたら、いつまでたっても前に進みません。
 
それぞれに正義がある以上、悪い人が一人もいないのに摩擦が起きることはあって、それは「革命の副作用」で避けようがない。
 
 

僕らを面白がってくださる方の協力のおかげで進んでいる

 
そんな感じでやっていたら、ときどき「面白いじゃん!」と言ってくださる業界の方が現れて、力を貸してくださって、どうにかこうにか生かされています。
 
ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の出演者のキャスティングはありがたいことにすでに完了していますが、それも、僕らみたいなチンピラを面白がってくださった方の協力のおかげです。
 
僕一人では何も進められません。
 
2020年の『映画 えんとつ町のプペル』の公開あたりからか、「キングコング西野は、なんでもスイスイやっちゃうヤツ」みたいな見られ方をするようになったのですが、今回が大きな挑戦なだけに、ちゃんと自分達のサイズ感を皆さんに知っておいていただきたくてこんな話をしています。
 
今日も僕らは、嫌がらせをされたり、イジメられたり、怒られたりしています。
 
その都度、「あちゃー」とタメ息をこぼして、その都度、「どうしたらいいかなぁ」と悩んでいます。
 
小さくて、新しいカンパニーなので。
 
なので、別枠に入れずに、僕らの動きで参考になるところは参考にしていただきたいなぁと思います。
 
ちなみに、この収録をしているのは朝5時20分です。
 
早起きをして、「本日一発目の仕事」をしているわけじゃなくて、まだ寝ていなくて、これは「昨日の最後の仕事」です。
 
お酒を飲んでいない時は、大体いつもこんな感じのスケジュールで、ここまで「量」を捧げないと間に合わないからやっています。
 
目安にしてください。
 
 

僕らの「面白い」には「優しい」も含まれている

 
最後に。
 
そんな僕らの「面白いことをする」について、お話しさせてください。
 
僕らの「面白い」には「優しい」も含まれていて、昨日は、ずいぶん遅くまでファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の未就学児の扱いについてのミーティングがありました。
 
厳密にいうと「お父さんや、お母さんの膝の上で見るぐらい小さな子供(2歳以下)の入場を受け入れるか、否か?」という部分です。
 
結論から言っちゃうと、受け入れます。
 
ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』は、爺ちゃん婆ちゃんから、赤ちゃんまで受け入れます。
 
もちろん「隣でワンワン泣かれたら、かなわんわ」という声も無視しません。
 
今回、赤ちゃんが泣いた時の為に「ファミリールーム」をご用意します。
 
「膝上席(赤ちゃんを抱いたお父さん、お母さんの席)」は、その「ファミリールーム」の近くにご用意しますので、「赤ちゃんが泣いちゃったけど、物語の続きを観たい!」というお父さんお母さんはそのファミリールームでご覧ください。
 
チケットの売り方はこれから考えますが、なんとかします。
 
「ファミリーミュージカル」という言葉を嘘にはしません。
 
そういうことを掲げているチームが、後ろ盾が何一つない小さくて新しいカンパニーだということを頭の片隅においといてください。
 
 

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