VIPチケットは『チケットぴあ』ではなくて、予算会議配信(YouTube)で販売した方がイイ

2024年06月10日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/1115998

VIPチケットは『チケットぴあ』ではなくて、予算会議配信(YouTube)で販売した方がイイ! | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/1115998

 
 

『ダイナミックプライシング』と『ファーストウェーブチケット』

 
2025年8月9日〜30日に上演するファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』(日本公演)の準備を着々と進めております。
 
第一弾チケット(公演初日~3日目まで)の発売は2024年8月25日(再来月)なのですが、すでに(2025年8月9日~11日&千秋楽の)VIP席の販売はコッソリと始めておりまして、そして、すでに初日と千秋楽のVIP席は完売していて、今朝の時点で150席のVIP席が売れています。
 
朝っぱらから生々しい話をさせてもらいますが、イベント運営において「VIP席が売れる」というのは本当に大きな意味を持っていて、ここが売れると、他の席の値段をチョット下げることができて、お客さんの裾野を広げることができます。
 
飛行機の「ファーストクラスがあるからエコノミークラスを安く提供できる理論」です。
#VIP戦略
  
詳しくは幻冬舎から出ている『夢と金』という本を読んでください。
 
というか、『夢と金』は日本人全員の教科書にしてください。
 
▼『夢と金』(幻冬舎)↓
https://www.amazon.co.jp/dp/4344040503?tag=chimneytown-22
 
さて。
 
ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』のチケットは、『ダイナミックプライシング』と『ファーストウェーブチケット』という二つの販売方法を実施しています。
 
『ダイナミックプライシング(Dynamic Pricing)』というのは、需要と供給の状況に応じて、商品やサービスの価格を柔軟に上下させる「変動価格制」のことです。
 
混んでる時に料金を上げて、空いてる時に料金を下げるアレです。
 
ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』で今出しているのはVIP席だけですが、すでに完売してしまっている千秋楽のVIP席は、他の日のVIP席よりも5000円高いんです。
 
結構、思いきった価格設定だと思うのですが、それでも千秋楽は即完で、それだけに、ダイナミックプライシングを導入していなかったら、大変な機会損失を生むところでした。
 
舞台の場合、何日間も公演することになって、その中にはニーズの高い「初日」や「千秋楽」や「土日祝日」があるので、ダイナミックプライシングを導入することを超オススメします。
 
そんな中、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の『第一弾チケット』のVIP席は、ニーズの高い「初日」を含む“初日〜3日目まで”で、かつ、この三日間は“土日祝”なんです。
 
ダイナミックプライシングの理屈で言うと、ニーズが高いこの三日間は他の日よりも値段を上げても良いはずなのに、ここに関して僕らは値段を上げていないんです。
 
その理由が『ファーストウェーブチケット』で、昨日の放送でメチャクチャ詳しく話したので、詳しく知りたい方は昨日の放送を聴いてください。
 
端的に言うと「ロングラン公演は全日程を一斉に販売するのではなくて、日程の早い順から販売していった方が、いろいろとメリットがあるよね」です。
 
最初に波を作った方が良いので、最初に「特典」をつけるんです。
 
今回の場合、その特典が「ニーズが高い日なのに、値段を高くしない(ダイナミックプライシングを採用するタイミングで、採用しない)」でした。
 
このへん掛け算の可能性については、またオンラインサロンの方で詳しく話すので、ここではこれぐらいにさせていただくとして…とにもかくにも、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』は、あらゆる手を駆使して、「集客」と「予算回収」を進めております。
 
 

『予算会議の生配信』と『VIPチケットの販売』の相性がすこぶる良い

 
これは机上論ではなく、現在進行形で現場で使われている生きた教材なので、とにかくエンタメ関係者およびサービス提供者の皆様には参考にしていただきたいので包み隠さず全てをお話ししますが、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』(日本公演)の総制作費は4億1000万円ほどで、すでに現時点(公演1年2ヶ月前の時点で)2829万9500円の売り上げをあげています。
 
ポイントは、「会場はおろか、出演者を誰一人として発表していない(日程しか発表していない)」といったところ。
 
これは先日、YouTubeの西野亮廣チャンネルでBリーグのオーナーの皆様とお話しさせていただいた「ハコにファンをつける」そのもので、プペルのクリエイティブスタッフやプロデューサー陣は「作品で集客する」を徹底しています。
 
厳密に言うと「作品で集客できる体制を作れば、俳優のキャスティングを人気選考から、才能・実力選考にできる(無名な人でも才能があれば舞台に立てることができる)」です。
 
最近は夜に生配信をしていて、「お客さんが本当に求めているもの」を直接ヒアリングしています。
 
少し見えてきたのは「『予算会議の生配信』と『VIPチケットの販売』の相性がすこぶる良い」ということ。
 
「予算会議を好んで観る層にVIP席を買ってくださるような人達(経営者や個人事業主)が多い」という結果です。
 
なので、VIP席は『チケットぴあ』で販売するよりも、YouTubeで運営の裏側を配信して、その概要欄でVIP席を販売した方が良さそうです。
 
とまぁ、こんな感じで面白いデータがザクザク取れているので、繰り返しますが、舞台関係者さんは今の西野の動きをチェックしておいてください。
 
「俺を見てください」と言うのはチョット恥ずかしいのですが、だけど、皆さんが素晴らしい舞台をたくさん作っているのに運営面で苦労されているところを僕はたくさん見ていて…それが、たったの「知識」で解決できることなら解決した方がイイと思うので、一緒に前に進みましょう。
 
 
▼ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』【2025年8月10日(日)17時公演】のVIPチケットはコチラから↓
https://chimneytown.net/products/30-2025-8-10-17-vip
 
 

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