株式会社CHIMNEY TOWNと株式会社幻冬舎で『パートナーシップ契約』を締結
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反省。スタッフの能力に甘えていました。 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』クリエイティブ合宿がスタート
2025年8月に開催するファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』(日本公演)のクリエイティブ合宿がスタートしました。
演出の吉原光夫さんをはじめ、それぞれの持ち場のチーフクリエイターが一堂に会して、泊まり込みでミーティングやら実験やらをひたすら繰り返す濃密な時間でございます。
今年2月に第1回のクリエイティブ合宿がありまして、今回は、その時に持ち帰ってブラッシュアップしたモノをそれぞれ持ち寄って、前回の続きをしています。
ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』は去年から制作が進められているのですが、これだけ早くから準備を始めることを快く引き受けてくれたクリエイターの皆様に感謝しかなくて、その中でも、今回あらためて良いなぁと思ったのは「共有した時間の長さ」でした。
去年、幕張メッセでおこなった『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』もそうですが、僕らはいつもデタラメなサイズの挑戦を繰り返して、鼻血モノのピンチをくぐり抜けてきているので、そのおかげで「Aをやるには何が必要なのか?」「Bをやるには何が必要なのか?」が共有できているので、話がイチイチ早い。
Voicyをお聴きの皆様からすると、プロセスエコノミー(制作過程をガンガン見せて、販売して、制作費を作る)はもはや常識になっているかもしれませんが、僕が2021年にミュージカル業界の門を叩いた時には、「お前は何をやってるんだ!」と業界の皆様からすこぶる叩かれたんです。
今となっては、制作過程を見せていく(売っていく)なんて、どこのカンパニーもやっていますが、当時は「金の亡者だー!」みたいな感じで、どれだけ話しても聞いてもらえませんでした。
今、僕らは、そこから更に先に進んでいて、それもこれも、「全キャスト、全スタッフ、そして彼らのご家族の生活を守りきった上で、圧倒的な舞台を届ける為」という目的を理解していただいているので、「西野亮廣のやることだし、何か考えがあるんだろう」と信用していただいています。
もう以前のように同業者から叱られることもない。
おかげでスピード感を持って進めさせていただいております。
それもこれも「共に過ごした時間の長さ」のおかげで、「キチンと時間を割く」というのは凄く大切だと思いました。
進み方が全然違うので。
それでいうと、以前は、僕のやっていることが「正しいor間違っている」を議論してしまっていて、そもそも問題として、まだ信用を築いていないのに、時間を割くことを覚悟しきれていなかったのがよくなかったんだと思います。
いきなり外からやってきたヤツが「こうしましょう!」と提案したわけですが、たとえその提案が正しかったとしても、それでは時計の針は前には進まない。
新しいことをする時ほどキチンと立ち止まって、信用の獲得と、説明に時間をかけるのが大事ということを学びました。
「共に過ごした時間が長い」に、かまけていたなぁという出来事
そんな中、「共に過ごした時間が長い」に、かまけていたなぁという出来事も昨日はありました。
ミーティングが終わったのが深夜24時頃で、僕は今回の合宿用に用意した秘密兵器「室内テント」を試していたんです。
部屋の中にワンタッチで建てることができるテントです。
今回の合宿は参加者が多く、「大部屋で皆で布団を敷く」みたいなことになっていたので、「いやいやプライベート空間があった方がいいでしょ」と思って、室内テントを購入してみました。
7000円で買った怪しいテントなんですけども、これが凄く良くて、他の人がいる楽屋で横になる時とかに、これがあったらメチャクチャ重宝しそうです。
せっかく用意したテントなので、雰囲気を作ろうと思って、テント前に大きめの観葉植物を並べて、テントの入り口までは四角い座布団を飛石のようにならべて、あと、雰囲気を出す為にテントまわりの照明を作って、勢いそのままテント前に看板を作って、バリの宿泊(ヴィラ)を作ったんです。
宿泊施設の名前は「バリ」です。
そんなのをキャッキャ言いながら作っていたら、リビングの方でスタッフが深刻な話をしていました。
席に戻って話を聞くと、「前回の合宿から結構時間が経ったのに、制作の進みが遅い。
原因はスケジュール等を管理する制作進行チームが、各クリエイターのマンパワーにおんぶに抱っこの状態になっていることにある」という話になっていました。
キャッキャ言いながら「バリ」を作っていた自分が急に恥ずかしくなりました。
スタッフさんのご指摘の通り、個々人の能力が高いから、色々とやれてしまうけれど、ただそこに委ねてしまうのは甘えであるし、これだけ大きなプロジェクトを動かす上でリスクでもあるなぁと思いました。
話し合いは、そこから深夜2時過ぎまで続いて、なかなかヘビーな空気だったのですが、ただ、そこで膿を出せた感はありました。
仲良しこよしじゃなくて、ちゃんとぶつかるところはぶつかって、前に進んでいます。
しっかりと面白いモノを作り上げるので、楽しみにしておいてください。
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