株式会社CHIMNEY TOWNと株式会社幻冬舎で『パートナーシップ契約』を締結
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https://voicy.jp/channel/941/1144445
『意地』は簡単には捨てないで。 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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1万文字を発信できるのは、皆よりも起きている時間が長いから
皆さんからすると知ったこっちゃない話かもしれませんが、ここ最近は過去一レベルの睡眠不足をブチ上げておりまして、世間は、これを「ショートスリーパー」と呼びますが、その実態はただの睡眠障害だと思います。
もっとも、その中でもまぁまぁ頑張れているので、少しは耐性がついているのかもしれませんが、夜中、寝落ちしても、30分ぐらいで目が覚めて、「目が覚めちゃったので、仕事でもするか…」といった感じで、また机に向かっています。
ちなみに、お酒が入っていたら、赤ちゃんぐらいの勢いで寝ます。
先輩から教えてもらったのですが、僕が「酔っ払って寝ちゃった」と言っているモノの正体は『気絶』らしいです。
ボクと呑んだことがある人は御存知だと思いますが、1秒前まで普通に喋ってて、突然、ストンと落ちるそうです。
友人達からは、「気絶とはいえ、そうでもしないと寝ないんだから、このまま気絶させとけ」みたいな優しさと暴力の合わせ技をいつもいただいています。
さて。
僕が慢性的な睡眠不足に陥っている理由は二つで、一つは、ゲーマーさんなら共感していただけると思いますが、ゾーンに入っている時は地球の自転スピードが明らかに違っていて、「あっという間に夜中4時」みたいな針の進み方をしてしまうので、「寝るチャンスを逃してしまう」というのが一つ。
これに関しては、学生時代から、その予兆があって、まったくイメージがつかないと思いますが、僕は小学校高学年あたりから『ファミ通』や、そういったゲーム雑誌のランキングに名を連ねるぐらいのゲーマーで、ほんと、夜通しやっていたんです。
当時は今みたいにゲームが仕事になるなんて想像もできなかった時代で、「このままいくと自分は廃人になっちゃう」と思って、ゾクッとして、「今日でゲームを辞める!」と決めて、そこでパタリと辞めました。
自分が何かにハマってしまった時に、自分にブレーキがついていない恐怖がギリギリ自覚できていたので、だから辞められたんだと思います。
僕、皆みたいに上手にやれないんです。
僕は、毎朝Voicyとオンラインサロンと最近はstand.fmでそれぞれ発信しているのですが、1日の(毎朝の)平均発信量は大体【1万文字】ぐらいです。
それを可能にしているのはシンプルに「皆よりも起きている時間が長いから」という恥ずかしい理由でして、自分はもう少し意識が高い系の人間だと思っていたのですが、考えてみりゃ「寝てる間に、こんなことがありましたよ」と報告しているだけでした。
ただ、世の中の人はそんな裏側は知らないわけで、「たくさん発信しているのだから、たくさん学んで、たくさん考えているに違いない」と思ってくださって、僕の行動のイチイチに何か意味があると思ってくださる。
もちろん、行動のイチイチに意味を持たせているもの(その行動の理由・戦略を隅から隅まで説明できるもの)もあります。
でも、そうじゃないものもあって…(ここからが本題です!)
ただの『意地』
今、僕は『夢幻鉄道』という絵本を作っているのですが、どう考えても、僕が今このタイミングで絵本を作るのは合理的じゃないんです。
ありがたいことに「もっと他にやらなきゃいけないこと」「もっと他にやれること」が今はあるので。
最近、絵本なんて買いました?
買ってないですよね?
だけど、最近、YouTubeは観たじゃないですか?
僕も同じです。
だったら、普通に考えたら、絵本よりかは、せめてYouTubeをやった方が良い気がするじゃないですか?
実際、「そんな中、なんで絵本描いてるの?」「そこに、どんな戦略があるの?」という質問をよく頂くのですが、これに関しては、戦略もヘッタクレもなくて、逆張りでも何でもなくて、ただの『意地』だったります。
先日、「絵本は、映画化の可能性があるから、やってるんでしよ?」と言われたのですが、その時は「じゃあ、最近、映画化された絵本って何よ?」と逆に質問させていただきました。
皆、ずいぶん麻痺っちゃってるんですが、『えんとつ町のプペル』という絵本が映画化したのは特例中の特例で、あんなルート(絵本の映画化)は基本的には存在しないんです。
映画化を見越して物語を作るならば、『漫画』という乗り物を選んだ方が1000倍イイんです。
そうですよね?
そんな中、僕が今日もせっせと絵本を作っている理由は、たぶん、25歳のあの日に絵本をたまたま選んで、様々な理不尽や暴力を浴びて芽生えた『意地』でしかなくて、ここに戦略と呼べるようなものはないから、「あまり真似しないでね」というのが一つ。
自分の活動のシナジーマップの中央に絵本を置くなんて、狂気の沙汰もいいところなので。
そして、もう一つは『意地』という【合理性から一番遠い場所にある動機】で活動をしてみたところ、他の人とはまるで違う世界線が広がっていて、ビジネス的に言うならば、競合がいないマーケットに(結果的に)立つことができているので…そこはもしかするとプラスに働いているのかもしれません。
今、多くの人が合理性を求めますが、合理性を求めた先に待っているのは、自分と同じ顔をした人だらけ(競合だらけ)の世界なので、それはそれで修羅の世界だなぁと思います。
今日の話の最後は世のクリエイターさんや、経営者さんや、個人事業主さん達へのメッセージになるのですが…
なかなか思うような結果が出なかったら、どうしたって「意地になるなよ」というアドバイスが飛んでくると思うのですが、“「意地」とか「余計なプライド」こそが自分と他人を分ける旗印”みたいなところもあると思うので、全部は捨てなくていい…というか、みっともなく意地を貫くことも時には大切なんじゃないかなぁと思います。
もっとも、「貫いた先に広がった景色がペンペン草一つ生えていない地平線だった」ということもあるのですが、それはもう今世ではハズレクジを引いたと思うしかない。
そんな生き方を選んだのは自分なので。
それよりも、せっかく持ち合わせたあなたの意地を、無責任なアドバイスで手放してしまう勿体なさみたいなものが、AIがブイブイ言っている今の時代は特に目立ってきたかもしれません。
「なんの因果か持ち合わせてしまった意地を簡単に手放すな」ということと、「とはいえ、手放すタイミングを見極める為に、ちゃんとアンテナは立てておけ」というのが僕からのメッセージです。
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