『映画×NFT』の可能性

2024年05月01日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/1231098

いつでも観れるから、「いつか観たらいいや」という損失を生んでる説 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

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映画祭に参加する目的は「作品を届ける為」だけど…

 
サンフランシスコ国際映画祭に限らず、これからも国内外の映画祭に参加していく予定ですが(すでに何件かお声がけいただいております)、映画祭に参加する目的はやっぱり「作品を届ける為」です。
 
作品を1人でも多くの人に届けて、それを生業とする為です。
 
ただ、現実問題「海外の賞をとったら、売れる」みたいなことにはあんまりなっていなくて、「作品の認知拡大の一助にはなるけど、それによってクリエイターが食っていけるようになるまでは…」といったところです。
 
とりわけ「短編作品」となると、その難易度は格段に上がって、パッと見渡すかぎりだと、クリエイターの生存手段が見つかりません。
 
だからこそ『ボトルジョージ』では、その問題と向き合っていて、「どうすれば短編作品でクリエイターが食っていけるか?」という道を探っています。
 
このあたりはオンラインサロンの記事を是非是非読んでみてください。
 
そちらに詳しく書かせていただいております。
 
 

独立系の映画や短編映画のクリエイターが食っていく方法とは

 
さて。
 
「短編映画で食っていく」にはいくつかの方法が考えられますが、僕としては「10分の作品を観るために映画館に足を運んでもらう」というのがあまり現実的ではない気がしています。
 
これはオンラインサロンでよく言っていることですが、「そもそも、たくさん売れないものを、たくさん売ろうとしても、そりゃ、たくさん売れることはないよね」といった“当たり前”がそこにある。
 
「じゃあ、独立系の映画や短編映画のクリエイターが食っていくには他にどういう方法があるのよ?」という話になるわけですが、今だと「NFTを絡めて、かぎられた人に、映像作品を(デジタルデータとして)買ってもらう」という選択肢もあります。
 
「限定1000個とかにして、1個数万円でコアファン向けのグッズ(あるいは投機商品)として買ってもらう。購入者がリセールした場合は、売上の一部がクリエイターに入る」みたいな建て付けです。
 
僕はNFTを積極的にやってきた勢なので、そういえば当時から「映像作品×NFT」の話は結構あがっていて、今も、そういったプラットフォームに対しては、個人的にも、かなり好意的に見ています。
 
 

「数量限定販売=たくさんの人に観て貰えない」と結論するのはいささか早とちり

 
その一方で、「映像作品×NFT」という選択肢が、まだまだ市民権を得られていない…という現実があります。
 
クリエイターさんに対しても「こういうサービスはもっと積極的に使っていけばいいのに」と思うのですが、おそらく引っ掛かっているのが「予算回収<たくさんの人に見てもらいたい」というクリエイターさんの気持ちです。
 
NFTの場合は「数量限定」にすることで価値をつくるわけですが、これがクリエイターさんの中にある「たくさんの人に観てもらいたい」という気持ちと相反してしまっている。
 
でも、「数量限定販売=たくさんの人に観て貰えない」と結論するのはいささか早とちりな気もしていて、「映像作品×NFT」の場合だと、その作品を買われたオーナーさんによる「非営利の上映会」はOKだったりして、「お金を払って手に入れたからには、皆に見せたい」という欲が出る可能性もあって、下手すりゃ、そっちの方がたくさんの人に届く可能性がある。
 
…ていうか、僕が今、話していることって、伝わってますかね?
 
要するに、「コマ撮り短編映画『ボトルジョージ』の映像を限定1000名で販売した時に、購入者は家族や友達にドヤるだろうから、結果的に、観る人の数が1000人以上になる」という話っす。
 
このあたりは「タラレバ」なので、なんとも言えませんが、そんなこと言い出したら、いつでも誰でも観ることができるYouTubeに作品をアップしたら、たくさんの人に観て貰えるかも…というのもタラレバなのです。
 
仮に『ボトルジョージ』をNFTで出すとすると、おそらくクリエイターさん達が引っ掛かる部分としては、今現在、手元に『ボトルジョージ』が無い人が「『ボトルジョージ』を観たい!」となった場合、NetflixにもAmazonプライムにもDVDにもBlu-rayにもないので…つまり、「お客さんが自分の意思で観たい時に観れない」といったところじゃないかなぁと思います。
 
でも、そもそも映画って、自分の意思で観たい時に観れないモノだったわけで(映画館の公開が終わったら基本的には観れなかった)、いつでもどこでも映画が観れてしまう今の世界から離れて、昔みたいに「映画が簡単には観れなかった世界」に立ち戻ることで、可能性が生まれたりするのかなぁとも思っています。
 
とにもかくにも、独立系映画および短編映画の届け方と、それらのクリエイターさん達が食っていく方法は、今後も探っていこうと思います。
 
 

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CHIMNEYTOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
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★iPhoneの場合
→画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
   
★Androidの場合
→画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
 
【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!
 
 
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