ここらへんで整えておかないと、つまらない人間になりそうな気がした

2024年01月27日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/714860

ここらへんで整えておかないと、つまらない人間になりそうな気がした。 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/714860

 
 

『お客さんがいる』ということを忘れたくない

 
今日は昨日の放送の続きみたいな内容なのですが…鈴木おさむサンの「仕事辞めます」というアプローチに感化されて、タラタラ生きてる場合じゃないなぁと思い、勢いそのまま、昨日の放送の最後で「メンディーさんのイベントのチケットを手売りします!」というお話をさせていただきました。
 
そこに二言はなくて、実際に今日(1月27日)、渋谷にあるCHIMNEY COFFEE(BTB店)で、17時から19時までメンディーさんのイベントのチケットを手売りしようと思います。
 
「手売り」といっても、僕の手元にチケットがあるわけじゃないので、2月8日にある関口メンディーさんの『BOOK RESPECT』というイベントのチケットを、僕の目の前でチケットサイトで購入してくださった方とツーショット写真(ご家族連れなら、ご家族も一緒に!)を撮ろうと思っています。
 
そんなこんなで、ここからは「そもそも、なんで、こんなことをしようと思ったのか?」という部分についてお話させてください。
 
いくつか理由はあるのですが、まず一つ目は「『お客さんがいる』ということを忘れたくないから」です。
 
僕は今も毎日「キンコン西野のサイン本屋さん」というサイトで、サイン本の注文をとって、サインを入れて、梱包して、郵便ポストにブチ込んでいるのですが、こういう物理作業をやる度に「お客さんがいるんだよな」という確認ができているんです。
 
(キンコン西野のサイン本屋さん↓)

キンコン西野のサイン本屋さん powered by BASE

https://nishino.thebase.in/

 
人によると思うのですが、僕の場合は、こういう手触り感のある作業をやらなかったら、お客さんが“数字”になっちゃうんです。
 
「フォロワー数」とか「いいね数」とか「観客動員数」といった“数字”に。
 
でも、「サイン本屋さん」をやっていると、購入者さんが「息子の6歳の誕生日に」みたいなコメントをくださったりして…そうすると、そこで、お父さんから息子へ絵本が手渡されるシーンまで想像するんです。
 
これって、すっごい大事なことで、端から見ていると、お客さんの顔や生活を想像できていないアーティストやサービス提供者って一目瞭然で、立ち振舞いや言葉選びのイチイチに配慮と品が無いんです。
 
当然、支持は集まらないし、たまさか集まったとしても長続きしない。
 
なので、お客さんの顔や生活を想像することが凄く大切で、その為にはお客さんの顔や生活を想像せざるをえない環境を自分に与えることが大事で、それが「サイン本屋さん」であり、今回の「手売り」です。
 
 

チケットを1枚買っていただけるありがたみ

 
二つ目は、「地に足ついた活動をしたい」といったところで、僕は今、長編アニメーションと、短編アニメーションと、あとはブロードウェイでミュージカルを作っているのですが、どれも「空中戦」すぎて、よっぽどアンテナを立てている人じゃないと、よく分からんと思うんです。
 
特に海の向こうの活動に関しては、全然情報が入ってこない。
 
そんな中、日本に戻ってきて、たとえばテレビのゲストで呼んでいただく時は、「すごいことをしている人」みたいな扱いを受けることがあって、構成上、成功者みたいな立ち振舞いをせざるをえなかったりします。
 
が、僕なんて、まだ何も成功していないし、「調子に乗ってんなよ」と自分に対して思います。
 
ただ、やっぱり環境が人を作る部分はあると思っていて、チヤホヤされ続けたら、どこかで僕も勘違いをしてしまうかもしれない。
 
なので、誰よりもドブ板営業をして、裸の王様にならないように、バランスを調えようと思いました。
 
チケットを手売りされたことがある人は分かると思うのですが、やっぱり目の前でチケットが売れなかったら悔しいし、目の前でチケットが売れたら嬉しいんです。
 
僕は来年、ウン百万人を動員しなきゃいけない大勝負を控えているのですが、そこに向けて、「チケットを1枚買っていただけるありがたみ」を今あらためて、この身体にすり込んでおこうと思いました。
 
 

惨めな思いをするかもしれない場所に足を運んでおく

 
三つ目は、オセロ的なノリで「両極端を押さえておきたい」という個人的な趣味がありまして、要するに、日本アカデミー賞をとった次の日はゴッドタンに出ていたいし、短編アニメーション『ボトルジョージ』で海外の大きな賞を獲った次の日には、チケットの手売りをしておきたいんです。
 
ここには「裸の王様にならないように」といった崇高な理念はなくて、僕のただの趣味です。
 
両方やっている自分を俯瞰で見て、ニヤニヤしてる…という(笑)
 
 
細かく言語化はできないですが、鈴木おさむサンの「仕事辞めます」を浴びて、自分に対して「カッコつけてんなよ!」と思ったので、ちゃんと惨めな思いをするかもしれない場所に足を運んで、ドブ板をやっていこうと思います。
 
そんなこんなで今日は渋谷にあるCHIMNEY COFFEE(BTB店)で、17時から19時まで、関口メンディーさんの『BOOK RESPECT』というイベント(2月8日開催)のチケットを手売りしています。
 
良かったら会いに来てください。
 
以上、世界のNISHINOでした。
 
 

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CHIMNEYTOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
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★iPhoneの場合
→画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
 
★Androidの場合
→画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
 
【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!
  
 
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