株式会社CHIMNEY TOWNと株式会社幻冬舎で『パートナーシップ契約』を締結
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行ってきます ~西野亮廣は今日も一年生~ | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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今、何かに挑んでいる誰かの背中を押せたらいいなぁと
昨日、「ミュージカル『えんとつ町のプペル』のブロードウェイ公演に出資したいんっすけど」というDMをいただいたのですが(ありがたいです!)、「300万円~」みたいなルールがあったりすると思うし、あと「不特定多数の方からの出資を募るのはアウト」という出資法のアレコレもあると思うので、そのあたりはまた確認しておきます。
まぁ、そんな感じで右も左も分からないミュージカル『えんとつ町のプペル』のブロードウェイチャレンジですが、ニューヨーク入りして1週間が経ちました。
ついに今日から、ブロードウェイのキャストさんが集合するリハーサルがスタートします。
なので、今日の放送は「行ってきます」という報告なのですが、この報告をすることで、今、何かに挑んでいる誰かの背中を押せたらいいなぁと思っています。
僕は毎年のようにそこそこ大きな(ありえないサイズの)挑戦をしているのですが、毎年のようにやっているもんですから「インフレ」のようなものも起きていて、武道館でイベントをやっても、幕張メッセでイベントをやっても、「まぁ、西野だし、やるでしょ」ぐらいに思われています。
今、自分達が製作委員会の幹事になって長編の商業アニメーションを作っているのですが、それにしても「まぁ、西野だし、それぐらいやってそうだよね」と思われています。
ただ、まわりからはそう思われていても、裏側は、日本の大手芸能事務所でも手が出せないような、かなり命懸けの勝負となっています。
当然、余裕なんてなくて、不安が消える瞬間なんて1秒もなくて、寝る時間もまともにありません。
「寝落ちしても、20分後には不安で目覚める」という生活を展開しています。
もちろん、今回のブロードウェイチャレンジもそう。
こうして毎日毎日淡々と声を届けているので、それが伝わっていないかもしれませんが、今日も不安で仕方ないです。
今日は、この気持ちをお伝えして、今、何かに向かって生きている貴方と大体同じ状況、同じ心境だということを共有しておきたいと思います。
「うるせー、バカっ」って言ってやればいい
「全然うまくいかない」と思っているのであれば、僕も同じです。
言語も文化も基礎知識も何もかも違うブロードウェイのキャスト&スタッフ総勢40名を指揮しなきゃいけない日々を想像してみてください。
1歩目、2歩目、3歩目ぐらいまでは、ほとんど思いどおりにはいきません。
あと、今現在、あなたが嫌がらせを受けていたり、揚げ足をとられたり、石を投げられるのであれば、僕も同じです。
芸人から絵本作家になる時も、エンタメのビジネスモデルを再構築することを決めた時も、映画を作り始めた時も、ミュージカルを作り始めた時も、散々イジメられたし、その業界の先輩方から「お前にできんの?」と鼻で笑われました。
2021年に初めてミュージカルを作る時は、日本のミュージカル業界の人間から「芸人がミュージカルなんて作れんの?」と言われました。
まぁ、そういうことって、往々にしてあるじゃないですか?
そういう時は言ってやればいいと思います。
「うるせー、バカっ」って。
「お前の身体を借りて挑戦してるわけじゃねーんだよ!俺が俺の身体を使って走って、これでコケた時に血が流れるのは俺の膝で、お前の膝じゃねーんだから、黙っとけタコ!!お前なんか同業者同士で肩を寄せ合って、傷の舐め合いと思い出話とゴシップを肴に晩年まで酒を呑んでろ!」と言ってやればいいと思います。
挑戦する人間なんて、そもそも「根拠のない自信」と「ハッタリ」ぐらいしか持ち合わせていないわけで、勝てる武器が揃っていたらそれは「挑戦」とは呼ばないわけで、できるも何も、「この段階では分からないけど、なんとかする!」という返事しか無いでしょ。
だから、イジメてくるヤツには「うるせー、バカっ!お前みたいに暴力をふるうような弱いヤツは黙っとけ」って言ってやればいいと思います。
…なんか、喋っていて(その時のことを思い出して)ムカついてきたぞ(笑)
でも、ホント、あの時(2021年)は心の底から「黙っとけ、バカっ!」と思いました。
「お前の20〜30年なんかワンパンで沈めてやるからな。こっちは、どれだけ地獄を走ってきたと思ってんだ」って(笑)
先輩面カマしてくる連中に対して、力の違いを見せつけて、立ち上がれないぐらい(あるいは西野から一生目を背けて生き続けなきゃいけないぐらい)絶望させてやろうと思ったんです。
僕が貴方を否定しない理由
すみません。
話を戻します。
何が言いたいかというと、「僕は今このラジオを聴いている貴方を、膝をプルプル震わせながら挑戦している貴方を否定しない」ということ、だけど、「何故、否定しないのか?」というところにキチンと説得力を持っておきたい。
他人を否定したら、ブーメランになって返ってきちゃうじゃないですか?
なので、自己保身の為に他人を否定しない人もいると思うんです。
そういう選択も1つあっていいと思うのですが、僕はそうじゃないです。
僕が貴方を否定しない理由は、「僕の方が貴方よりも挑戦しているから」です。
ここはハッキリしておきたくて、僕がこれまで出会ってきた誰よりも、これから出会う誰よりも、自分が一番ハチャメチャな挑戦をしていたいと思います。
そうすれば、他人の挑戦に対して寛大になれるので。
今日はこの時間を使って、僕の挑戦の決意表明というか、すべての挑戦者に対する糞マウントをとりにきました。
挑戦を選んだ貴方が今背負っている痛みを僕はよく知っています。
お互い頑張りましょう。
じゃ、行ってきます。
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