宮崎駿のココが凄い!

2024年01月02日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

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https://voicy.jp/channel/941/695424

宮崎駿のココが凄い!! | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

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「ツッコミ」の素人感は本当に見てられない

 
今日は、僕が裏でコッソリやっている仕事を1つ紹介したいと思います。
 
今、ミュージカル『えんとつ町のプペル』のプレゼン公演の準備でニューヨークに来ていて、1月18日と19日のプレゼン公演に向けて朝から晩まで走り回っているのですが、その裏で、『映画 えんとつ町のプペル』の続編の台本との睨めっこを続けております。
 
今、映画の制作がどのあたりまで進んでいるかというと、「それぞれのカットで何を描く(どこからカメラを狙う)か?」を指示する「絵コンテ」と呼ばれるものが全て描き上がって、それをパラパラ漫画のように繋いで、1本の映像にして、そこに「仮」で声を入れたところです。
 
アニメーターさん達はそれを見て(それを聴いて)、キャラクター達に動きをつけてくださるわけですが、この仮の声入れの収録をする時に、僕が海外にいて、どうしても現場に立ち会えなかったんです。
 
ということは、このままだとアニメーターさんは、「仮で声を入れてくださった声優さんの演技」に合わせて、動きをつけることになっちゃうわけですが、ぶっちゃけ、「その台詞は、そんな言い方しないで」ということはあるわけで、なので、少し二度手間になりますが、仮の声入れをした後に、後日、西野がスタジオに行って、仮で声入れをした映像を見て、1つずつ、「ここは、こう」「ここはこう」とチェックさせていただきました。
 
「西野がチェックする」となると、「漫才やコメディー舞台の経験を活かして、ちょっと面白おかしい方向に持っていこうとしてるんじゃないか?」と思われる方も中にはいらっしゃると思うのですが、その逆のお仕事をしている時の方が実は多くて「ここ、ウケを狙いすぎなんで、もう少し抑えましょう」とか、「こんな言い方をしちゃったら、ウケなかった時に地獄みたいな空気になりますので、ここは普通に言いましょう」といった指示を出させてもらっています。
 
皆さんもこれまでウン千回ぐらい見てきたと思うのですが、たとえば普段、ツッコミをしたことがない俳優さんやアイドルが役の中で「なんでだよっ!」ってツッコんだ時に吹き荒ぶ北風ってあるじゃないですか?
 
あればっかりは演技力というよりも、「慣れ」みたいなもんで、お笑い芸人でも1年目とか2年目の過去映像を見ると「ツッコミ」が見てられないんですよね。
 
「ボケ」の人は結構最初から今の姿に近いのですが、「ツッコミ」の人間の新人の頃の素人感というのは本当に見てられない。
 
僕も自分の過去映像とか絶対に見たくないです。
 
そんなものを昨日・今日台本を渡された俳優さんに「お願いします」というのも酷な話で(それでも上手い人は上手い)、そういう「お笑いを作ろうとしているシーン」や、「ここはクスッとすればいいだけなのに、そんな言い方をしちゃったり、そんな表情をしちゃったら、大爆笑をとらないと辻褄が合わなくなっちゃうじゃん」という部分を削ったりしています。
 
 

宮崎駿さん、「お笑いパート」で一切スベらない

 
そして、この作業をやる時に、いつも思うのが、宮崎駿さんの凄さです。
 
宮崎駿さんの凄さって今さら語るまでもないですが、この角度から語られる機会が少ないと思うので、少しだけお話しさせていただくと、あの方、「お笑いパート(クスッとさせるシーン)」で一切スベらないんです。
 
宮崎駿さんの作品で、「うわっ、今、狙いにいって、スベった」という場面に立ち会ったことないでしょ?
 
むしろ、「お笑いに自信ありまっせ」という監督が作っている作品の方が、「うわっ」となっちゃうことの方が多い。
 
宮崎駿さんって、それが一切無いんです。
 
もうね、「ボケ」と「ツッコミ(ウケ)」の塩梅が最高で、たとえば『崖の上のポニヨ』で、主人公の少年ソースケ君が、お婆ちゃん達のいる老人ホームに遊びにいった時に、両手を後ろに回して、自分の背中に宝物を隠して、お婆さん達に「いいもの、持ってるか?」というクイズを出すんですけども、そんなのイイもの持ってるに決まってるじゃないですか(笑)。
 
イイもの持ってないヤツは、「イイもの持ってるか?」などというクイズは出さないわけで。
 
まず、ここで最高なのが、ソースケ君が笑いをとりにいっていないところ。
 
べつにウケようとして言っているわけじゃなくて、純粋にチョット自慢したくて、イイもの持っていることが嬉しくて、出ちゃった言葉で、ソースケ君の純粋さが前に出ている。
 
だから、べつにここで笑いが起きなくても「寒っ」とはならない。
 
皆、少しニヤッとして、「かわいいな、こいつ」となるぐらいですよね。
 
で、そのソースケ君の「イイもの持ってるか?」というクイズに対して、老人ホームのお婆ちゃん達が声を合わせて「持ってる〜」と正解を当てに行くんですけども、これも、笑いをとりには行ってないですよね。
 
ここ、下手な人だと「いや、持ってるだろっ!」とツッコんじゃって、どえらい空気になる。
 
宮前駿さんって、そのへんのコメディーのバランス感覚もトップレベルで、いちいち勉強させていただいております。
 
そんなこんなで、映画も鋭意制作中ですので、完成をお楽しみに。
 
 

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