ブロードウェイでジタバタもがいております

2023年11月20日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/662340

ブロードウェイで今日もジタバタもがいております(涙) | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/662340

 
 

ブロードウェイ戦の「目的地」と「現在地」

 
僕は「応援してもろってナンボ」の仕事に就いているので、「自分の応援シロ」については結構気を使っています。
 
ここは本当に大事で、僕自身、20代の頃に「応援シロ」に対する意識が低かったので、一時期(『はねるのトびら』がゴールデンタイムに上がった頃)、「集客」が全然できなかったんです。
 
キングコングの単独ライブで200席の劇場が埋まらない時期もありました。
 
「売れたら集客が伸びる」と思ったら大間違いでした。
 
さて。
 
この「応援シロ」ですが、僕のビジネス書を読んでくださっていたり、僕のVoicyを昔から聴いてくださっている方からするとお馴染みの公式ですが、「応援シロ=目的地−現在地」なんです。
 
「この値が大きければ大きいほど、応援シロがある」という考え方ですが、大切なのは、この「目的地」と「現在地」を明らかにすること。
 
叶わなかった時に恥ずかしいから、多くの人は「目的地」を隠したりしちゃうのですが、「目的地」が隠されてしまうと、ファンはどう応援したらいいか(どれだけの間を埋めたらいいか)分からない。
 
最近だと、『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』のオンライン配信チケットが良い例だと思うのですが、「1万5000枚売れないと赤字なんですけど、現在はまだ◯◯枚です」と逐一共有したんです。
 
そうすることで、お客さんの中に「あと、◯◯枚売らなきゃいけないんだな。よし、販売リンクをシェアするぞ!」という気持ちが生まれる。
 
古典的な打ち手ではありますが、やっぱり「目的地」と「現在地」を共有することってものすごく大事なんですね。
 
そんなわけで、今日は僕が今仕掛けているブロードウェイ戦の「目的地」と「現在地」を皆さんに共有させていただこうと思います。
 
今、僕はニューヨークにいるんですけども、昨夜の映画の上映会&トークショーをもって、無事に今回のニューヨークのお仕事が終わりました。
(事務仕事は大量に残っています)
 
今回は映画のイベントと、ミュージカルの制作でニューヨークに来たんですけども、まぁ、なんと言ってもミュージカルですよね。
 
先にミュージカルの目的地を明らかにしておくと、「トニー賞を獲る」です。
 
トニー賞というのは、ミュージカル界のアカデミー賞みたいなやつです。
 
やっぱりミュージカルを作るからには、ここはキチンと狙いたいです。
 
せっかくなら「日本人、スゲーな」と思ってもらいたいじゃないですか。
 
なので、チームの座組みも「トニー賞が狙える座組み」にしなきゃいけないんです。
 
ここからが「現在地」の話です。
 
「『トニー賞が狙える座組み』って何なのよ?」という疑問があると思うのですが、これは生々しい話、「クオリティーが高ければ良い」というわけでも、どうやら無さそうで、キチンと「ブロードウェイ村」のルールで動かなきゃいけないんです。
 
極端な話、「◯◯さんのお墨付きがないと、ここでは勝手なことはさせません」という日本の田舎みたいなノリが普通にある感じです。
 
僕らのお家芸でもある「猛烈に喧嘩が強い友達同士で集まって、自分達でお金を集めて、自分達の思い通りのものを作って、競合をブッチぎって、お客さんをガッサーと集める」が、ここではできません。
 
ちなみに。
 
昨日、『Here Lies Love』というミュージカルを観てきたのですが、この作品は劇場全体をクラブ調にしていて、それに合わせて録音された音源を流す予定だったのに、「ブロードウェイでは1プロダクションあたり、19人の音楽家を雇う」というルールがあったので、泣く泣く生演奏に変えたそうです。
 
すごいルールですよね。
 
まぁ、とにかくブロードウェイは圧倒的に既得権益なので、「ここでは、好き勝手にはさせないぞ」がたくさんあったりします。
 
 

「全てが順調」ではないが、かなり前には進んでいる

 
そんなブロードウェイで色々と話を通せる現地のプロデューサーをずっと探していたのですが、今回のリーディング公演(関係者向けの本読み公演)で、ようやく、その「候補」が見つかりました。
 
ここに来るまでに、2年近くかかっちゃいました。
 
僕にとって、そのプロデューサーの女性との出会いは本当に大きくて、リーディング公演の次の日も、そして、その次の日も会って、ブロードウェイで活躍しているスタッフを紹介していただきました。
 
そんな感じで今はジワジワとブロードウェイ村に入り込んでいるところです。
 
良いニュースは、彼女と出会ったこと。
 
そして悪いニュースは、「前任者(前のプロデューサー)からの引き継ぎ」がメッチャ大変だということ。
 
僕の知らないところで、色々と走らせていた案件が発覚して、その対応(契約書の山山山)に今も追われている…といったところです。
 
なので「全てが順調に進んでいる」というわけではありません。
 
ただ、今回のニューヨーク遠征は大きな大きな出会いがあったし、そして何より、今回のリーディング公演を通じて脚本がかなり仕上がったので、かなり前に進んだ感じです。
 
「トニー賞」までは、まだまだ長い道のりですが、目線を逸らさずに頑張りたいと思います。
 
応援よろしくお願いします。
 
 

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